【スケートボード】大きめのクルーザーを購入、乗り心地がハンパなく楽しい(追記あり)

長男太郎がスケートボードスクールに通い始めて一ヶ月強、続いて長女あかりも通い始め、我が家はどっぷりスケートボードにどハマりしています。
子供達のスケート熱にかこつけて、父の僕は今まで乗ってたスケートボードの他に大きめのクルーザーを購入しました。
これが最高にカッコよくて最高に楽しい!





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スクール通わせて良かった

本題に入る前に子供達の様子をば。
前回のエントリー の通りスクールに通い始めてからの二人はそれこそヒマさえあればスケートボードに乗ってます。
平日僕が不在の時でも乗っているそうで、日々出来ることが増える喜びを実感しているようです。
週末はほぼ毎週パークでのスクールに参加。
スクール後のフリータイムも延々と滑り続けて楽しんでいます。

正直まさかここまで子供達がハマってくれるとは思っていませんでした。
二人とも何度となく転んで痛い思いをしても頑張って立ち上がってまた滑り始めるんですよ。
これはやっぱりインストラクターの皆様の指導のおかげだと思っています。
「いっぱい転んで痛いこともたくさんあるけど、それでもスケートボードは楽しいから目一杯楽しもう」
というステイ・ポジティブの教えは子供達を前向きにさせてくれるんですね。
転んで痛くても、苦悶の顔をしながらも少し休憩を挟むとすぐにスケートし始める子供達の姿は込み上げるものがあります。
特に太郎はまだ5歳ですから、稀に痛すぎて泣いてしまうこともあるんですが、
「もう今日は辞めておくか?」
と尋ねると
「まだやる!」
と半ベソかきながら答えます。
親として子供の怪我には最大限の注意は必要ですが、少しくらいの痛みは我慢して努力する粘り強さみたいなものも身についてきたと感じます。

また、パークに通って出会った方々がみんなとても素敵なんです。
年齢も性別もバラバラで各々自分の滑りを楽しんでいるんですが、「同じことを楽しんでいる」という同族意識ってやつなのか、みんなとても優しいし紳士的。
太郎なんかはヘルメットにデカデカと「たろう」と名前を貼ってるおかげで、転んだ時には「太郎くん大丈夫ー?」と見知らぬ小学生から声かけられたり、上手い子がトリックをメイクするとみんなで歓声あげたりと、すごくピースフルな空間が広がっています。
世間様のスケーターに対するイメージって決して良いとは言えないと思うんですが、実際通ってみると全然そんなことはありません。
むしろとても気持ちの良い方々だらけです。
学校や幼稚園に通っているだけでは絶対に出来ることはない、歳や性別にボーダーレスなお友達が出来るというのは、我が子にとっても僕にとっても良かったなと感じているところです。
またそのお友達の皆さん、みんなスゲー上手いんですよ。
上手い子達の滑りを見て、ビンビンに刺激されて「もっと上手くなりたい」とひたすら練習するあかりと太郎はなんだか頼もしくもあります。
つくづくスクールに通わせて良かったと感じています。

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59歳現役スケーターしんさん( @4nsan_late )と親友と書いてマブダチになりました。

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オシャレなイラストも手がける大学生シオンくん( @ziontakaha )に弟子入りした太郎


大きめのクルーザーを乗ってる人達がちらほらと

さてここからが本題です。
スケートパークに出入りし始めると当然ながらいろんな人が滑っているのを目にします。
ほぼ全ての人が使っているのは、滑って飛んで回してというトリックが可能な、「スケートボード」と言われて皆さんが頭に思い浮かべる あの形
僕もあかりも太郎も所有しているのは「あの形」のスケートボードです。
あの形は俗に「メイク用」とか「トリック用」とか言うらしく、その名のごとくトリックをメイクするためのスケートボードで、一番メジャーな形状でもあります。

でもよくみると一部の方はスケートボードの2台持ちしてたりするんです。
1台はトリック用のもの、そしてもう1台はデッキ(板)もウィール(タイヤ)もトリック用のものと比べると一回り大きい。
これ、「クルーザー」って言われてるもので、飛んだり跳ねたり回したりという「トリック用」で出来ることは得意ではありません(ちなみに昨年あたりから流行ってる、すっごく小さいプラデッキに大きめのウィール組んだペニーとかはミニクルーザーというらしいです)。
オーリー(スケボーごとジャンプするトリックね)は頑張れば出来なくもないらしいんですが、デッキやウィールの大きさが故になかなか大変。
ではクルーザーで何をするのか?
プッシュして滑って曲がるんです。
たったこれだけ。
たったこれだけなんですが、パークに遊びに来ていた心ある方のクルーザーを借用して乗せてもらいその魅力に気づいてしまいました。
プッシュして滑って曲がることが異常に楽しい。
デッキは大きくて安定感があり、ウィールは柔らかくて滑ってる時の音も静か、そしてデッキと同じようにウィールも大きいのでかなりスピードが出せます。
借用したクルーザーはトラック(デッキとウィールを繋ぐ金具)をかなり柔らかめにしていたのでグニャグニャとターンして乗り味が面白い!
トリック用のスケートボードはウィールが硬めで乗り心地も良いとは言えず、小さい小石程度の障害物でも引っかかっちゃうと突然止まってしまいます(身体だけ吹っ飛ばされる経験、スケーターならあるんじゃないですかね?)。
でもクルーザーであれば、ちょっとした小石や段差なんかも全く問題なく滑走出来ますから街乗りに最適。
そして街乗りだけでなくクルーザー乗りの方々はパークでボール(すり鉢状のセクション)に入ったりカービングを楽しんだりと、トリック用の遊びとはまた違う楽しみ方をしてるんです。
プッシュして滑って曲がる。
これってスケートボードの本来の醍醐味だと思うんですね。

若い頃はこういうクルーザータイプのスケートボードに対してやたらクラシカルな印象があり、デカい図体が野暮ったく感じていたんですが、改めて見るとこれはこれでカッコいい!
若作り頑張ってはいますが、僕ももう40代。
そもそも自分がクラシカルな年齢に差し掛かっちゃいましたし、トリック用のデッキで頑張って転んで骨折なんてちょっとシャレになりません(←昨年凍結路面で滑って転んで骨折したトラウマ。でもトリック用のデッキもまだまだ使ってオーリー頑張るけどな)。
オーリー以外はメイク出来ないですが、クルーザーに乗っけてもらってスケートボード本来の楽しさを体感してしまい、僕もゆったりクルージングして楽しみたいと俄然購買意欲が湧き、いつもお世話になっている JOCKS@jocksboardshopskt )のアツシさんに相談に乗ってもらうことにしました。


DOGTOWNのAARON MURRAYシグニチャーモデルに刺されて購入

僕が相談した4日後、JOCKSのブログにこんな記事がエントリーされました。

ヤバい。
エグい。
このエントリー、僕の心の臓をまっすぐに、そして鋭角に刺しにきてる。
当初の購入イメージとしてはシンプルなデッキがいいかなーと漠然と考えていたんですよ。
でも上記記事中にもありますが、こんなデッキをオススメとしてアップされちゃったら気になって気になって仕方ありません。

DOGTOWN AARON MURRAY POOL
AARON MURRAY POOL ( 8.5″ × 32.75″ )


ヤバいでしょこれをプレゼンに出されてきたら?
デッキの形状も特徴的だしグラフィックもヤンチャ過ぎるし、オールドスクール感満載。
何よりもこれ、スケートボードブランド「DOGTOWN」がハードコアバンド「FIST OF FURY」のボーカル、AARON MURRAYのシグニチャーモデルとしてリリースしたデッキなんですね!
アツシさんは僕がバンドマンだということをご存知ですから、なんていうかそういう僕という個人のバックボーンを考えた上で、このデッキのストーリー性も含めてオススメしてくれたと勝手に解釈しています。
実物を拝見しにJOCKSにお邪魔して、他にもアツシさんが厳選してくれたデッキを拝見させて頂きましたが、「もうこの子は僕に買われたがっている」という勝手な妄想も働いてしまい、できるだけシンプルなものを望んでいたはずなのにいつの間にか「40過ぎてクールなもん持っても老け込むだけっしょ!」と一気に完落ちとなりました。
デッキを選んでトラックを選んで、ウィールを選んでベアリングを選んで、ついでに娘あかりにスケートボード用ヘルメットを選んでシューズを選んで、納得・満足・充実のお買い物が出来ました!!!

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左:今までの愛車 右:今回の子 どちらも同時に愛でる

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この節操ない感じが最高!

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漢字よく分かってないのに安易に漢字のタトゥー掘る外人さんのようなノリが素敵

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DOGTOWN素敵!

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このウィールの可愛らしさったら眺めながら酒飲めるレベル(←ゲコ


辛抱たまらず帰宅後かるーく流してみましたが、これがめちゃくちゃ面白い!
トリック用のデッキと全く違うと言うと大げさですが、デッキとウィールの違いでここまで乗り味が違うものかと感動しています。
バツグンの安定感、チョッ早なスピード、そしてこのエグすぎる見た目。
最高の買い物が出来ました。
あとはフラットなところだけじゃなく、早くパークに遊びに行っていろんなことを試してみたいですね。
まずはパワースライドの練習でもしますかねえ。
子供達のおかげでまた楽しみが増えて彼らに感謝です。


2018.04.28追記 クルーザー下ろしました

先日購入したクルーザー、早速連休初日の本日山形の “蔵王みはらしの丘スケートパーク” にて処女航海!
陳腐な言葉で申し訳ありませんが、これホントにヤバイ!!!
見た目も派手で目立ちますが、乗り心地が気持ち良過ぎ!!!
少し柔らかめにトラックの微調整を施したらさらに快適です。
とにかくウィールがデカイのでスピード出ますし、その割にデッキもデカイんで安定感がハンパない。
他のクルーザー乗りの方々に沢山試走してもらい、スゲー面白い一台とコメント頂きました。
手始めにパワースライドやバンク内でのカービングのレクチャーを施して頂き、今日1日だけでこのデッキに相当のめり込みました。
心底買って良かったスケートボードでした。
この連休中は子供達と一緒に滑りまくってもっと自分の身体に馴染ませたいなと思っております。

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バージン頂きました


2018.08.27追記 ウィールをダウンサイジングして、レールガード装着しました

購入時に装着していたウィールは SEISMIC WHEELS の Tantrum というモデルの68mm。

これもとても気に入ってたんですが、基本これはダウンヒル用らしいんですね。
ダウンヒルでパワースライドなんていうスタイルも憧れるんですが、自分のスタイルではないかなーと(ていうかダウンヒルおっかないしね)。
もうちょっとウィールをダウンサイジングして見た目も軽くしようと Bones Wheels の59mm ATF RoughRider に交換しました。

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新品っていいですよね

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前のウィールと比べると結構ダウンサイジング

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装着後。トラックとデッキ間のライザーパッド(スペーサー)を薄くできました

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毒でしかない色味

まず見た目のバランスが非常に良くなったのと、乗り心地も安定感が増しました(これはライザーパッドを薄くできたためだと思われる)。
ダウンサイジングとはいえ59mmですからプッシュの気持ち良さはそのままです。
こうなると、さらにオールドスクール感を出したくなってしまい、レールガードも装着することに。

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キテる

デッキとウィールが派手なので、レールガードをホワイトにして大正解!
見た目の印象がグッと締まりました。
また、レールガードを装着することで、お気に入りのデッキのグラフィックに傷が付くことも少なくなるでしょう。
不思議なもので、昔はレールガードとか正直ダサいとしか感じなかったんですが、クルーザーを購入してからは無性にカッコ良く見えて仕方ありません。
これでスライドとかする訳ではないんですが、見た目ってとても大事よね。
ますます愛着が湧くカスタムに大満足です。