【スケートボード】あかりの12歳の誕生日に DOGTOWN の “WEB” をプレゼント

しばらくぶりのブログエントリーとなりました。
9月22日に長女あかりは12歳の誕生日を迎えました。
光陰矢の如しとはまさにこのことで、あっという間の12年、あかりは来年にはもう中学生です。
お誕生日おめでとう!
そろそろ大人の階段を登り始めたはずの彼女の欲しい誕生日プレゼントは、やっぱりスケートボードでした。





クルーザー欲しがってたあかり

子供たちがスケートボードを始めてからというもの、我が家の生活は激変しました。
寝ても覚めてもスケートボード一色(冬はそこにスノーボードも加わります)。
土日はもちろんパークに出かけ、平日も可能であればパークへ、行けない時は自宅周り、もしくは自宅内でと、大げさではなく生活がスケート中心に回っています。
子供たちはいろんなトリックをメイクしようと楽しみながら頑張ってますが、僕が乗っているのが俗にいうクルーザーのため、お散歩代わりに近所を乗り回してクルージングしたりとスタイルに拘らずに目一杯スケートライフを楽しんでいます。

コロナ禍の緊急事態宣言時、思うように外出出来ず自宅周りでスケートさせていると、ストリートデッキでのトリック練習なんてのはどうしたって飽きるわけで、そんなときにクルーザーが大活躍、ゆるーく独特の乗り心地を楽しむうちにあかりはクルーザーの乗り心地がいたく気に入ったようで、「自分専用のクルーザーが欲しい」と訴えてくるようになりました。


僕も乗ってる DOGTOWN WEB

そんなあかりの訴えを無下にするわけにもいかず、彼女の誕生日も近づいて来たある日、いつものように JOCKS さんと雑談しながらクルーザー話になると
「良いクルーザーが入荷してくるよ」
との情報。
それは何か?とお伺いすると
「 DOGTOWN の WEB 、ブルーが入るよ」
と。

僕が現在メインで乗っているのは DOGTOWN の WEB というモデルです。

このデッキに「フラット最速クルーザー」をテーマに、軽量なトラックと回りすぎるくらい回るベアリング、乗り味が軽いタッチのソフトウィールを組み上げています。
乗り心地もグラフィックも含めて今の自分にとって完璧な1台で、とても気に入って乗っています。
このデッキと色違いのデッキ、果たしてあかりは喜んでくれるのか?
彼女にアンケートしてみると、即答で
「お父さんのと一緒!?絶対に欲しい欲しい欲しい!!!」
との返答。

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“ Dogtown Web Reissue Deck 10.25″ x 30.825″ – Blue Pearl “


もうそろそろ「お年頃」と言われる年代に片脚突っ込もうとしている娘が、お父さんとお揃いが嬉しいだなんて嬉しいじゃありませんか。
この独特かつ主張激しめなグラフィックも「めちゃくちゃカッコいい!」と言ってくれるその感性、「嗚呼、僕の子だなぁ」とも思います。
一方で「お年頃」の女子の感性としてはどうなんだ?とも思いますが、まぁいいよあかりさん、その感性とてもイかしてるからそのままでこれからも感性磨いてください。

小学6年女子には贅沢品ではありますが、最近感じる「いつまで父と遊んでくれるのか?」という不安感払拭のためのご機嫌取りという意味も含みで、このデッキをプレゼントすることにしました。
トラックやベアリング、ウィールにベアリングにレールバー、そしてグリップテープまで JOCKS さんに厳選して頂いて、あかり好みのルックスのクルーザーに仕上がりました。

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この笑顔見れただけで満足

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青いデッキに青いウィール、そしてピンクのレールバーがあかりっぽい仕上がり

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グリップテープは DOGTOWN 純正


AARON MURRAY は太郎におさがり

あかりにクルーザーをプレゼントすることを告げると、当然ながら弟の太郎は
「えーっ!?いいなー!ズルいー!」
となっちゃいます。
そりゃそうなっちゃうよね。
ある程度その反応は予想してました。
よって僕から彼にご提案。
僕がクルーザー乗るキッカケになった、同じく DOGTOWN の AARON MURRAY を太郎専用にするのはどうか?と。
「えーっ!?いいのっ!?」
と太郎も納得してくれてひと段落。

とはいえ、現在 AARON MURRAY のグリップテープは金髪美女の描いてあるモノを装着しています。
僕が使う分には女性軽視の変なオヤジで済むんですが、これを小学2年男子が踏みつけて使用する光景は彼のためによろしくないなと思い、僕のWEB も併せて DOGTOWN の純正グリップテープに張り替えすることに。

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赤い方が太郎に譲る AARON MURRAY 。ひっくり返すと…

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さすがにこれは小学生向きじゃありません。貼り替え後はこれが…

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こうなりました!

結果、ある程度使い込んだ感のあった AARON MURRAY はいい感じにリフレッシュしました(エッジの部分は擦れたりしてますが、それでも全然使えるしこれはこれでかなりいい感じの風格です)。
これで周りから奇異の目で見られることもないでしょうし、あかりの WEB ともお揃いのグリップテープなので、仲良し親子を演出することが出来ますね(いや実際仲良しです多分…)。
こうやってみると、AARON MURRAY も太郎に譲るのは勿体無いくらいカッコいいなぁ…


ひとりに1台クルーザー

というわけで我が家にはスケーターが3人(内1人はなんちゃってスケーター)に対して3台、つまりひとりに1台のクルーザーが存在することになりました。
それも全て DOGTOWN 。
いやー、ヤバいなー3台並べたときのこの高揚感。

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気分アガるー!

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あー、もう幸せ!

そして当然各々ストリートデッキも所有してるため、現在すぐに乗り出せるスケートボードが6台(正確に言うと子供たちがスケートボード始めたときのコンプリートデッキも2台あるため8台になるんですが)というカオスな状態です。
玄関に収納(というか置いてるだけ)していますが、妻の笑顔は若干引きつっておりある意味緊急事態ですが、スケートボードが沢山ある空間ってなんか幸せを感じます。
僕が子供たちを連れ出しているとき妻は子供たちのいない自由時間を満喫しているので、そういう意味でも子供たちがスケートボード始めて良かったと妻も思っているくらいには幸せです。

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防御柵ではない


あらためてお誕生日おめでとう!

クルーザーをプレゼントしたときのあかりは、「お年頃」の女子のように変にスレた感じは全くなく、大きい目をクリクリ、キラキラさせ、満面の笑顔で喜んでくれました。
僕が男兄弟のためか、12年前生まれてきた女の子には「蝶よ花よ」の言葉のように大事に大事に、おしとやかに、女の子らしく育てようと心に誓いました。
可愛らしい洋服やオモチャなんかを買い与え、ピアノ教室に通わせて、男っぽい遊びは極力させてきませんでした。
親の僕が言うのもなんですが、幸い素直すぎるくらい素直に、真っ直ぐすぎるくらい真っ直ぐに、真面目すぎるくらい真面目な性格に育ってくれました。

でもスケートボードやスノーボードをやり始め、そのカルチャーに触れることによってどんどんそちら寄りに興味がシフトし始めて、以前にも増してアクティブな女の子になっています。
現在でも可愛らしい洋服や小物なども大好きな彼女ですが、同時に DOGTOWN のグラフィックをカッコいいと言い切ってしまうくらい素敵な感性を持ち合わせてきたなと感じます。

彼らがスケートボードを始めることで僕もスケートボードを再開できて、以前よりもその楽しさを感じている真っ最中ですし、特にあかりに関しては、「お年頃」の彼女と同じ趣味で一緒に楽しむなんていうのはこの上ない喜びを感じています。
先日酒田で開催されたイベントに子供たちと同行、太郎がエントリーしてあかりはエントリーせずに見守っていましたが、マネージャー的(小姑的ともいう)に太郎を甲斐甲斐しくサポートしてくれて、とても助かったのと同時に我が子ながら感心しました。
余所のご父兄の皆さんにも「あかりちゃん立派」と褒められて(たとえそれがお世辞だったとしても)すごく誇らしい気持ちになりました。
この先いつまで遊んでくれるのか分からないけれど、彼女と同じ趣味の時間を共有しているというのは僕の財産ですし、彼女にとってもそうだったらいいなと切に願って止みません。

あかり、お誕生日おめでとうございます。
君は君のままでいい。
君は僕の自慢の娘です。
そのまま真っ直ぐ育ってください。
そして君専用のクルーザーでこれからも目一杯スケートライフを楽しんでください。

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