ペンション木いちごさんで心地良い夏の夜を過ごしました 〜ガールズスケーターの集い〜

ペンションってリゾート地の豊かな自然を背景に、低廉で清潔、家族経営で暖かい雰囲気と親しみやすさを覚えるというイメージがあります。
子供たちが縁となり、そういうイメージ以上の素敵なペンションに遊びに行ってきました。
スペシャルな週末を送ることが出来て大満足です。





山形蔵王のオシャレなペンション

先述のようにペンションってリゾート地で緩やかに営業しているっていうのが僕の勝手なイメージです。
以前那須や苗場、軽井沢に遊びに行ったときもペンションがそこかしこに点在しており、それがまた「リゾート地に来た」という実感が湧いてきたのを思い出します。
では山形が日本、いや、世界に誇るリゾート地と言えば?
その自然を生かした温泉やスキー場で有名な蔵王がその筆頭でしょう。
先日お世話になったのが、この蔵王にある『蔵王ペンション村』の中の一軒、ペンション木いちご さん。

こちらさんのことは後述する理由で以前から存じ上げており、そしてオーナーご夫妻にも娘さんにも常日頃お世話になりっぱなしで、ずっと行ってみたいと思っていたペンションです。
今回ようやくお伺いすることが叶い、子供たち共々この日が来るのを楽しみにしておりました。


優しくてホッとする空間

当日の日中は茹るような日差し。
スケートパークをハシゴした後、クッタクタの茹でダコ状態でお伺いしました。
蔵王温泉やスキー場に行くような経路で車を走らせると『蔵王ペンション村』の看板が見えてきます。
その一角の山間の中腹に構えがあるのがペンション木いちごさん。

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世俗とは切り離されたかような自然の中に、静かで柔らかくて暖かい雰囲気のなんとも言えない心地良い佇まい。
館内に入るとセンスが良くて心穏やかになる調度品が陳列されていました。
チェックイン後にダイニングルームやプレイルーム、オープンテラスで寛ぎましたが、一日の疲れが癒される素敵空間です。
こういう雰囲気、特に女性には喜ばれるだろうなぁ(あっ、もちろん男性の僕もこういう落ち着いた柔らかい雰囲気大好きです)。

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お風呂も家族風呂的なモダンなバスルームと、それとは別にシャワールームがあり、特に前者は小さな子供を連れた家族連れには喜ばれそうですね。

また、今般の新型コロナ感染対策に関してもそれこそバッチリご配慮されていて、安心して過ごすことができます。


とにかく料理が美味しい

穏やかな時間をまったりと過ごし、この日宿泊する皆が揃ってディナータイムです。
木いちごさんの特筆すべきところは料理の美味しさ。
大事なことだからもう一度言いましょう、料理の質が抜群です。

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前菜のサラダは野菜の美味しさが際立ってましたし、お魚料理は鱈をオシャレに美味しく頂けました。
玄関前に自生していて、チェックイン後に奥様と我が息子太郎が一緒に採ったハーブも程よく効いて清々しい味わいです。

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そして、以前から噂には聞いていたんですが、メインディッシュのハンバーグは絶品の一言。
こんな僕でも出張など諸々で、全国のいろんな宿やいろんなお店で美味しいと言われている料理を食してきましたから、グルメを気取るつもりはありませんけどそんなに味覚音痴でもないという自負はあります。
ハッキリ申し上げましょう。
僕がこれまでの人生で食してきたハンバーグの中でもベストです。
このハンバーグを超えるハンバーグってなかなかないんじゃないかなぁ?
大げさでもなんでもなく、どこにも、誰にも忖度せずにそう言い切れるほどに美味しくて、この宿泊料でこれだけのクオリティの物が味わえるなんて『幸せ』という稚拙な言い方しか出来ない自分を恨むほどに大変楽しむことが出来ました。

食後のデザートは手作りのシフォンケーキ。
これもフワッフワで優しくて、オーナーご夫妻のお人柄がそのまま味に反映されているかの様です。
各々好きなデコレーションで子供たちがわいわいやっている姿を見ると、気心知れた仲間たちと美味しい食事を共にする時間は彼女たちの財産だなぁと思いました(ちなみに僕の分のシフォンケーキのデコレーションは息子に一任しましたが、黄色系のシフォンケーキに黄色いシロップという、色気の足りない仕様となりました…俺も彩り鮮やかに手作りジャムとか添えて食べたかったなぁ〜)

翌日の朝食もボリュームたっぷりで、トーストに手作りジャムを沢山乗っけてペロリと頂きました。
この日も皆で猛暑の中スケートボードの予定でしたので、一日を乗り切る英気を頂きました。

久々に「本当に美味いもん食った!」と実感したお食事でした。


自然も漫喫

ディナーの後、子供たちはペンション村の共同駐車場で大量の花火に興じました。
大人はダイニングルームで談笑し、オープンガーデンに持ち込んだ焚火台(オーナーご夫妻の許可頂きました)を囲んで穏やかな時間。
夕方から夜になると、日中の暑さが嘘のようにとても涼しく気持ちの良い風を感じました。

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同時刻、自宅で留守番している妻からは「こっちは身の危険感じるほど暑いよ」とのメッセージ。
オーナーさん曰く、夜の気温は平地と比べるとおよそマイナス5℃くらい違うとのことでしたので、特にこの時期は快適ですね。
空を見上げると自宅近辺ではあまり見えない満天の星空。
なんていうか上手く言えないんですが、星の見え方というか、星一個一個の濃度が濃く見えるというか、ぐっと明るく見えるというか、空に近いということを実感させてもらえる星空でした。
それだけでも感動だったのですが「これでもまだまだ、もっと星が見える時もあって、駐車場に寝っ転がって星空を眺めるときもある」という、なんとも羨ましいお話も聞けました。

涼風が吹いて木々が揺れる音を聞きながら、星を眺めつつ焚火を囲んで語らうと、時間がゆっくり経過していくような錯覚さえ覚えます(ちゃんとソーシャルディスタンス確保しておりますので悪しからず)。
そしてこういう時間って人間関係を揉みほぐす効果もありますよね。
穏やかな語らいで、大人同士もこれ以前より良い関係になれたような気がします(あれっ?僕だけそう思ってるわけじゃないはず…だよね?)


娘さんはガールズスケーター

実はオーナーご夫妻の娘さんである みゆう さんはバリバリのスケーターで、この日は普段ご一緒する機会の多いガールズスケーター(+ ウチの太郎8歳メンズ)の集いだったのでした。

僕の子供たちがスケートボードを始めて、パークに出入りする様になった当初から一緒に滑ってもらったり、遊んでもらったりとてもお世話になっています(ちなみに当日日中、パークでご一緒してたみゆうさんとオーナーさん、我々はお二人よりも一足先にペンションに向かいましたが、太郎が華麗にスケートデッキをパークに忘れてしまうという失態…それに気付いたお二人がペンションまでデッキを持って来てくれるというくらいにはお世話になっています。感謝しろよバカ息子、そして持ってきて頂くまで忘れてきたことさえ気づかなかった僕は無能…)

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今回一緒に宿泊した りお さんと共に地元紙に掲載されるみゆうさん。


将来を嘱望されるみゆうさんですが、知り合った当初から全く驕り高ぶるようなことは無く、素直で真っ直ぐなとても良い子。
ウチの子たちとも他の子達とも分け隔てなく接してくれ、それでいてスケートボード滑らせれば圧巻の滑りでいろんな大会やイベントで好成績を納めています。
この日はご両親のお手伝いで料理を運んだり、朝食のメニューをみんなにヒアリングしたりと、いつもと違った一面も垣間見えました。
今回宿泊させてもらい、「この環境とこのご両親に育てられたらそりゃあ良い子に育つよねぇ」と妙に腑に落ちました。
また、こういう子に育てるには?というヒントみたいなものをご両親との会話から勝手に学ばせて頂きました。
このご家族あってのこのペンションの雰囲気だなと納得させられた気がします。


お心づくしのおもてなしありがとうございました!

とても素晴らしい、スペシャルな時間を送ることが出来ました。
まずはオーナーご夫妻にみゆうさん、この度はお心づくしのおもてなし、誠にありがとうございました。
まだ夏休みではありませんが、子供たちに素敵な夏の思い出を作って頂けたこと、心から感謝しています。

雑観としては、ペンションならではの特徴や魅力をたくさん感じた一日でした。
ペンションという営業形態上、旅館やホテルに比べて規模が小さいからこそ館内・館外の隅々までご夫妻の目が行き届いているなぁと感じました。
家庭的な雰囲気やご夫妻の丁寧な対応は大規模施設ではなかなか難しいです。
奥様と太郎の何気無い会話の中で、「一日でとても大きな蜘蛛の巣が出来ることもあるから、毎朝蜘蛛の巣を駆除している」なんていうお話を伺うと、宿を利用する側には見えない心くばりのおかげで、気持ちの良い空間が生まれるんだなと実感した次第です。
また、チェックインからチェックアウトまでオーナーさんは常に同じ館内にいらっしゃるので、細かい要望に速やかに応えて頂けますし、予約客以外の不審者の侵入はあり得ないというところもセキュリティ面で妙に安心感がありました(今回はオーナーご夫妻とは顔見知りだったから尚更かもしれませんが)。
さらに、リゾート地にありながらリーズナブルな料金で利用できるという点はすごく魅力的です。
それであんなに美味しい食事を享受できるとか、同じ宿を何度も利用するお客さんとか結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?

ペンション木いちごさんは2019年3月よりカフェペンションとしてリニューアルして、朝、夜はカフェとしても営業されているとのことです。
この時期涼を求めてフラッとお邪魔して、美味しい食事を頂くなんていう利用もしてみたいですね。
帰宅後妻に話したら「良いな良いな、私も行きたい、今度連れてけ、近いうちに連れてけ、絶対連れてけ」とうるさく言われますし、僕も子供たちもまたリピートしたいと話していましたので、近々またお伺いしたいと思います。
冬季間、蔵王スキー場に行くときなんかもぜひ利用したいです。

あー、めっちゃ楽しかった!!!
ペンション木いちごさん、本当にオススメです!!!

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