【スケートボード】2019 JAPAN OPEN STREET CONTEST を観戦してきました

2019年2月23日、東京足立区のムラサキパーク東京で開催された AJSA プロツアー開幕戦 「2019 JAPAN OPEN STREET CONTEST」女子の部に、僕の子供達が大好きな山形のスケートボード女子が出場したため、弾丸ツアーで応援しに行きました。





2019 JAPAN OPEN STREET CONTEST とは?

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2019 JAPAN OPEN STREET CONTEST はスケートボード・ストリート種目の日本一を決める大会です。
JRSF(一般社団法人日本ローラースポーツ連盟)が5月に開催する「第3回日本選手権」と合わせ、2019年度のストリート種目「JRSF強化指定選手」を決める重要な大会となっているようです。
AJSA(一般社団法人日本スケートボード協会)のプロツアーも兼ねています。
予選は45秒2トライのベストを採用しますが、決勝はSLS(ストリートリーグ)方式の45秒・2トライ & ベストトリック5トライの計7トライでのの高得点4トライの合計となります。
2020年の東京オリンピック出場を狙う20名の選手の皆さんが競い合う訳ですが、顔を合わせるとウチの子供らが一緒に滑ってもらっている山形の みゆう ちゃんもエントリーするとのこと、都会の大きなスケートパークを見がてら応援しに行きたいと、僕らと 前野 くん親子で前日の夜中に集合し、弾丸ツアーに行ってきました。
道中子供達が興奮し過ぎて寝てくれなかったりしましたが、普段営業職で車の運転には慣れてるため遠路は全く苦にならず、予定通り8時過ぎには会場前の駐車場に到着できました(あいかわらず首都高めっちゃ怖かったけどな)。

初めて来たムラサキパーク東京は、スゴイの一言。
屋外にはデカいバーチカルランプやいろんなセクションがズラリ。
会場の屋内パークはYouTubeなどで観たことはありましたが、それが目の前にあるという興奮がヤバかった。

会場前でみゆうちゃん 、 JOCKS さんと合流。
朝一のみゆうちゃんはガチガチで顔が強張っていて、明らかにいつもの彼女とは違う雰囲気でした。
そりゃそうですよね、日本一決める大会の本番直前なんですもん。
僕らの子供達がいつものノリで邪魔しないように気を遣いながら、観戦のためにいい場所確保できて、応援体制バッチこいです。

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トップレベルの選手はスゴい!

そうこうしていると予選前の練習が始まります。
こういう大会にエントリーする猛者だらけですから、そのトリックには唖然としてしまいました。
どんだけ練習すればこれほどまでに上手くなれるのか想像もできません。
でもやっぱり皆さんスケートボードが心底好きなんでしょうね。
顔つきは真剣そのものなんですが、すごく楽しそうに滑ってるんです。
「好きこそ物の上手なれ」とはこういうことなんでしょう。
皆さん凄すぎるんですが、その中でも個々に得意であろう、好きであろうトリックが分かったりして、改めてスケートボードの奥の深さや楽しさ、自由さを感じることが出来ました。

そんな猛者の中でもみゆうちゃんは臆することなく予選に挑んでました。
予選1組1番目と、これ以上にないほどプレッシャーのかかる滑走順なのに、堂々としたライディングっぷりで見事に予選通過!
決勝でも伸びやかにライディングして、見事に7位!!!
いやー本当にすごいなぁ。
実質日本で7位ということですもんね。
大したもんです。
将来がとてもたのしみなみゆうちゃんですが、そんな彼女と一緒に滑ることが出来る、遊んでもらうことが出来る環境に我が子たちがいるっていうのがすごく幸せなことだとつくづく感じた次第です。
そんな我が子たちは、大会終了後屋外パークとさっきまでの熱気が残っている屋内パークでスケート楽しみました。

帰りはみゆうちゃんと JOCKS さんも車に同乗して大人数でワイワイゆっくり帰ってきました。
同じことをやって楽しんでいる歳もバラバラな仲間とまたこんな遠征したいなー。

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世界チャンピョンと

さてさて時を遡ること1ヶ月前、ブラジルのリオデジャネイロで世界最高峰と言われる SLS (STREET LEAGUE SKATEBOARDING) という世界でのスケートボードのストリートを基盤にした戦い、WORLD CHAMPIONSHIP SUPER CROWN が行われました。
SLSで優勝を果たしたライダー、世界での大会で名を残した者しか出場できないという、もはやビッグ過ぎて訳分かんない大会で弱冠17歳の日本人選手、西村碧莉さんが優勝を果たしました。
日本人で優勝という快挙、そして女子。
世界に、日本に、素晴らしい旋風を巻き起こしてくれました!(ちなみに MEN’S 部門でも堀米雄斗さんはこの大会で今年3度も優勝と今スケートボード界は日本人が強いんです)。

うちの子らは西村碧莉さんの大ファン。
スケートボードを始めた昨年碧莉さんの存在を知り、ヒマさえあれば YouTube で過去のドキュメント番組や今回の SLS 動画を見て目をキラキラさせています。
特に長女あかりは同性だからか、西村碧莉さんを神と崇拝しているようです。
「今回の JAPAN OPEN にあおりちゃんは出るの?」
と何回聞かれたことか。

実際今回碧莉さんは出場していなかったのですが、お姉さんの詞音さんが出場していました。
西村姉妹の詞音さんが目の前で滑っているってだけでもあかりと太郎は大興奮。
さすがに溜息が出るほど上手くてそれだけでも来て良かったと思えました。
しばらく観戦してギャラリーの方を見ると、なんかどこかでこちらが一方的に見たことのある女性がいらっしゃるのです。
金髪のロングヘアーにキャップ、いかにもスケーターっぽい出で立ちとそこはかとなく醸し出ているオーラ。
詞音さんのライディング後にハイタッチ。
そう、そこにいたのは若き世界チャンピョン西村碧莉さんその人でした。
おそらく詞音さんの応援に駆けつけたのでしょう。
あかりと太郎、前野くんの息子れんたろうに伝えると大興奮で競技そっちのけで碧莉さんをガン見し続けます。
予選が終わって決勝を控えるみゆうちゃんにも伝えると、みんなでサインをもらいに行こうと各々ヘルメット片手に様子を伺い、碧莉さんに声をかけたのでした。
このときばかりはコイツら心臓強過ぎんだろとかなり緊張したのですが、碧莉さんは快く応じてくだって、子供達のヘルメットにサインを頂きました。
その後ヒゲ面若作りキモメガネの僕が恐る恐る
「あのー、差し支えなければ子供達と一緒に写真撮って頂いてもよろしいですかー?」
と若干ドモリながら伺ったところ、開口一番
「良いですよー」
と笑顔で答えて頂き、女子スケートボード界のカリスマと山形の田舎の子供達4人は一緒に写真を撮ってもらえることができました。
さすがに注目されている碧莉さん、僕が写真を撮ろうとするとメディアの方々もその様子を僕の後ろから撮影しておりまして、いつか碧莉さんのドキュメントなどで使ってくれたらヒゲ面若作りキモメガネは感激です。
調子に乗ったヒゲ面若作りキモメガネ(もういいですか?)、
「あのー、差し支えなければこの写真を Instagram にアップしてもよろしいですかー?」
と安定のドモリながら伺ったところ、またしても
「もちろん良いですよー」
と笑顔で答えて頂きました。
ヤベー!碧莉さんステキー!!!
神対応過ぎてますますファンになりました。
御本人様は思ったよりも小柄で華奢で、顔が小さくてめっちゃ可愛かったです。
こんなキュートな人があんなすごいトリックするなんて信じられませんが、やっぱりオーラはハンパなかった。
まさかサインを頂けて写真も撮って頂けるなんて思ってもいなかったので、感無量の一言に尽きます。

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【御本人様許可済 転載厳禁】一生の思い出


ところで世界チャンピョンの碧莉さんがいるのに、こうやってミーハー的に群がったのは山形からのお上りさんの僕らだけだったんですが、なんでなんでしょう?
実はマナー違反だったの?
そうだったら大変失礼なことをと猛省するのですが、御本人様が不快にならないように丁寧に話しかけさせて頂いたつもりです。
有名人を見るとはしゃいでしまう僕らが田舎者過ぎたのか?
いやいや、山形 – 東京は車で5時間あれば着きますからそこまで極端にいやなんでもありませんお上りさん感満載でした。
翌日起床後、僕とあかりと太郎は早速写真を現像し、フォトフレームに入れて大事に各々の部屋に飾っています。
この先挫けても落ち込んでもこの写真を見れば元気が湧いてくるでしょう。
子供達のスケートボードに対するモチベーションもグッと上がりました。
またこんな旅がしたいなと心から思います。
スッゲー楽しかったー!