オリンピアンが履いていたスケートシューズを購入しました ~CARIUMA CATIBA Pro High〜

日本人選手のメダルラッシュに沸いた東京オリンピックのスケートボード。
様々なトリックが繰り広げられそのスローモーションが再生されると、ついじっくり見てしまったのがスケートシューズ、略してスケシュー。
男子ストリートでとある選手が履いていたスケシューに目を奪われ、同じモデルを購入してみました。





オリンピアンの足元が気になる

それにしてもオリンピックのスケートボードは素晴らしかった。
トップスケーターの素晴らしいゲームはもちろんですが、緩い雰囲気や他国のスケーター達を讃えあう姿など他の競技とは異なる“スケートカルチャー”が話題になったことも記憶に新しいところです。
そしてスタイリッシュなユニフォームなどもスケートボードらしいところで、日本チームのユニフォームはその後完売したとのことでも話題になりました。
そして(なんちゃって)スケーターでありスニーカー好きな僕は選手が履いていたスケシューにも目を奪われます。
NIKE や Adidas などおなじみのメーカーのスケートボードラインが目立つ中、ひと際目を引くスケシューを発見。
男子ストリート銀メダリストのケルヴィン・ホフラーや銅メダリストのジャガー・イートンの足元は特徴的な葉っぱのような模様がサイドに施されたスケシューを履いていました。
テック系満載の感じではなく、ローテク寄りの見た目と少しボリューミーなシルエットが印象的です。
あんな柄のスケシュー、スニーカー、僕は今まで見たことが無かったのですごく興味が湧いてきて調べてみることに。

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このスケシューに目を奪われました


CARIUMA という聞いたことのないメーカー

どうやらこのスニーカーは CARIUMA というブラジル・リオデジャネイロ発のもので、今流行りの「サステナブル」がコンセプトのブランドのようです。
サステナブル = 「持続可能な」とか「持続可能性」という意味。
地球環境に配慮した素材で作っているスニーカーとのことです。
「SDGs」などの言葉がよく聞かれるようになっている今、世界的にサステナブルブームになっていると聞きます。
海外のインフルエンサーたちはこぞってサステナブルを取り上げ、その取り組みを盛り上げようとしており、すでに海外では「サステナブル」=「イケてる文化」となっています(多分そうなんじゃないかな?)。
そんなサステナブルを意識した新しいブランドが CARIUMA なんですね。

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そんなコンセプトの CARIUMA は、Los Angeles Times, WIRED, Refinery29, HYPEBEAST…など有名雑誌に掲載され、最近注目を浴びているようです。
残念ながらまだ日本では予定はないそうですが、世界の主要都市(カリフォルニア,ニューヨーク、ロサンゼルス)でのポップアップストアも展開!
注目度の高いブランドだからこそ、各地でのポップアップストアが展開できるのだと思います。

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注目を浴びている最中のオリンピック、メダリスト達が履いていた CARIUMA に目が奪われましたが多くの人も同じだったようで、公式サイトを見てみると「これカッコいい!」と思ったモデルはすでに売り切れ。
買えそうなのはいわゆる転売サイトだけですが、当然ながら定価よりも高値なんですね…
スケートシューズは消耗品ですから定価以上の金額で買うのは気が引けて、公式サイトの入荷のお知らせ希望ボタンをポチッとして、すでにその事すら忘れていた頃に、プレオーダーのお知らせメールが届きました。
改めて見るとやっぱりカッコいいスニーカーで、物は試しと購入してみました。

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まず驚いたのは、発送のお知らせメールから到着までが3日程度しかかからなかったことです。
ブラジルのメーカーではありますがどうやらシンガポールにも拠点があるようで、僕が買ったモノはシンガポールからの発送でした。
海外からの買い物はちゃんと届くのだろうか?といつもすごく不安になるものですが、SMSで追跡番号が記載された出荷通知メールが届くので追跡も可能、しかも配送料・返品送料は無料(返品は未使用/未使用/未洗浄の場合のみ)。
決済画面の料金のみで配送時に追加料金はないのでとても安心です。
ちなみに CARIUMA CATIBA Pro High の価格はというと意外とリーズナブルです。
日本円の価格表示はありませんが、USドルで119ドル。
ハイブランドやコラボ物等のスニーカーと比べると全然安価で、この値段でこのデザインが手に入るというのはとても魅力的です。
支払いはすべての主要なデビットカードおよびクレジットカード(VISA、Mastercard、American Express)、Paypal、Apple Pay、およびAfter Payで可能なため、国内サイトで買い物するのと全く同じ感覚です。


CARIUMA CATIBA Pro High を買ってみた、履いてみた

僕が購入したのは CARIUMA CATIBA Pro High
オリンピックスケートボードストリート男子銅メダリストのジャガー・イートンが履いていた、ブラックボディにホワイトステッチが特徴的なハイカットモデルです。

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包装されている箱はサステナブルを意識させる綺麗なグリーンで、梱包紙は100%再生利用紙。
スニーカー本体はこだわりの天然ゴム、レザーやスウェードなどといったプレミアムな自然素材のみを使用しています。
全ての商品、一足ずつ手作りとのことで、環境にやさしいライフスタイルの方にもおすすめできるブランドだなと感じます。

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さてさて肝心のスニーカー本体ですが、形は見ての通り非常にシンプルなスケートシューズです。
細身なデザインのアッパーに、少しボリューム感のあるソールが今のトレンドをうまく取り入れている印象がありますね。
サイドのロゴが印象的ですがそこまで目立ちもしないので、申し分ないデザインだと思います。
同じようなシルエットのスニーカーで思い浮かべるのが、コンバースのオールスターや VANS の SK8-Hi ですね。
あくまでも主観なのでこの二つの名作をディスるつもりは毛頭ありませんが、一応どちらも好んで履いているので必然的に比較対象になってしまうのですが、素材は明らかに「CARIUMA」の方が上質。
同じキャンバス生地やスエード生地でもコンバースは結構薄いですよね?(ディスってる訳ではございません)
それに比べて CARIUMA のそれは肉厚になっているので重厚感があり高級感も感じます。

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実際に足を通してみると、ハイカットスニーカーなので当然と言えば当然ですがくるぶしまでしっかり守ってくれるように足を包んでくれる感覚で、新品でも履きなれたような優れたフィット感です。
そして特筆すべきがインソールのクッション感が抜群ということ。
子供達の履くスケートシューズにはクッション性の良いインソールを別途購入して使用させてますが、僕が履くスケートシューズはデフォルトのインソールのまま使用してました。
それでも全然満足してたんですが、CARIUMA のインソールはとてもいい感じです。
適度な柔らかさと適度な反発力で衝撃をかなり吸収してくれるであろうことは容易に想像がつきます。
実際スケートパークで履いてみましたが、そんなに飛んだり跳ねたりしない、基本プッシュしかしない僕でも一日の足の疲れがそれまでとは全く違いました。
フワフワしているようでしっかりしているようで、なんとも言えない心地よさを感じるスケートシューズです。

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そして何より見た目が抜群にカッコいい!
オーリーとかやって擦れてしまうのがもったいない、さらに言ったらグリップテープでソールが擦れてしまうのすらもったいないと思っちゃうくらいに気に入ってしまったデザインです。
ですからスケートパークに行くときはこれを履いて行き、スケートする直前に別のシューズに履き替えようかと本気で悩んでいます。
このモデルに限らず CARIUMA のスニーカーはラインナップやカラーも豊富で可愛いですし、街履きしてもかなり良い感じで着こなしのアクセントにできそうです。
まだ日本では公式に展開していないという希少性、海外からの購入という敷居の高さを感じさせない配送の速さ、そして流行りに乗る訳では無いですが少しでも地球環境に優しいスニーカーを履いているという満足感を得られるとても良いスケートシューズで今後もスケートボードを楽しみたいなと思っています。

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