【スケートボード】ストリートデッキ購入しました

コロナ禍で延期されていたものの、山形でも無事に屋外スケートパークがオープンしました。
この時期は毎年ソワソワして何か欲しくなってしまいます。
案の定今年もスケートボード買っちゃいました。
しかも今回は以前の様なクルーザーではなくストリートデッキです。





クルーザーでも満足だったんですが

ちょうど昨年の今頃、コロナ禍により延期になったパークオープンを間近に控え、それまで乗っていたクルーザーを刷新しました。


現在でもとても気に入っており、どこのパークに行くにも持って行き気持ち良く滑走してしています。
へたっぴなりにスケートボードの醍醐味が充分過ぎるほどに味わえてこれだけでももう大満足なんですが、最近ふと思うことがあります。

スケートボードを始めてから、僕の子供達はそれこそ毎週末パークに通い続けて丸3年経過しました。
子供達はいわゆる「ストリートデッキ」で日々いろんなトリックを身に付けて、パークのいろんなセクションに挑み続けています。
スケートボード繋がりで仲良くなった友達と一緒にワイワイ言いながらいろんなトリックにチャレンジしている姿が、ここ最近やたらキラキラと眩しく見えるんです。
そして猛烈に羨ましくもあるんです。

僕は90年代後半の「裏原カルチャー」にどっぷり浸かってその流れでスケートボードもかじりました。
でも今のようなパークもありませんでしたし一緒にやってる友達も少なくて、次第に僕の興味は音楽にシフトしてしまいました…
だからと言って辞めたつもりは毛頭無かったですし、ずっと乗れる状態のスケートボードを所有してましたし、頭の片隅に「スケボー = カッコいいモノ」とインプットされてたんですが、一度間隔を置いてしまうとなかなか一人で滑ろうという気にならず…
そんな僕にとって、子供達がスケートを始めるというのはとても良いリスタートのキッカケになりました。

いざリスタートしてみるとそれはもう楽しくて楽しくて仕方ないんです。
当初は「いい大人だし、ケガするリスクもあるから、飛んだり跳ねたりしようと思わないクルーザーで」というチョイスをしました。
それが当時の僕には大正解で、スケボーに乗ってプッシュするという、ただそれだけのことが異常に楽しく感じました。
若い頃感じなかったスケートボード本来の楽しさみたいなものが感じれて、正直あの頃よりも今が人生で一番スケートが楽しい。
同時に、一時期というか長期間スケートしてなかったことをとても悔いているのも正直なところです。
「続けていればもうちょっと出来てたかな?」とか「子供達にも少しは教えられてたかな?」とかね。
そして最近は子供達がいろんなトリックにチャレンジする姿を見て自分の気持ちを焚き付けられた様な感覚です。
自分ももっと上手くなりたい、もっとスケートを楽しみたい。
今なら子供達から教えてもらうことも出来るしね。
そう思いストリートデッキも買うことを決意しました。

DTS3
この子たちも変わらず愛でますよ


偶然定価で買えたレア物デッキ

先述したように、実はすぐに乗り出しできるストリートデッキも所有しています。
実際数えられる頻度ですがそのデッキでも滑走しました。
ただ、デッキのグラフィックがあまりにも気に入りすぎているのと、組んであるトラックがそれこそ僕が10代後半に使っていたモノで、今のそれと比べると結構重くて、経年劣化による耐久性も不安なため、所有しているモノはあくまでも今後ディスプレイ用、今回は全てのパーツを新品で組むことにしました。

足回り関係は子供達が使用してきたブランドから調子良さげなモノをチョイスするとして、デッキを何にしようか散々考えました。
そして思い出したのが、一昨年すごく気になるデッキがあったということ。
プロスケーター 上野晋平 さん主宰のスケートショップ QUCON
こちらのショップのオープン記念に、90年代後半の裏原カルチャーの仕掛け人 藤原ヒロシ さん主宰の fragment design とのコラボレーションデッキを発売してたんです。
あの頃裏原カルチャーに触れた人ならいかにも好きそうなグラフィックで、すごく惹かれたのを思い出しました。

ただ、オープン記念の製品なので当然現在は販売されておらず、藤原ヒロシさんが絡んだ限定のアイテムは高騰化しやすいことは把握していたため、インターネット上で調べてみたら案の定、どこぞのショップが運営しているサイトを観ても、メル○リを観ても、どこもかしこもまともな金額では販売されていません。
そりゃ当然だよなと思い現行の他ブランドのデッキを探そうかとも思いましたが、一応覗いてみるかとヤフ○クも観てみることに。
そしたらなんと!
新品未使用、出品者様の部屋でディスプレイしてただけというこのデッキが定価で出品されていたんです!
サイズはちょっと太めの8.25インチ。
僕が始めて買ったスケートデッキと比べると太めですが、最近はどのブランドも8インチ以上が主流との話も聞きますし、安定感もありそう。
何よりデッキは性能も大事だけど気に入ったデザインのモノを選ぶのが正解、と自分を納得させて無事に落札。
最近ではすっかりメル○リの影に隠れてしまってますが、ヤフ○ク侮れません。

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気になっていた現品と待望のご対面。
ため息が出るほどに美しいプロダクト。
いかにも藤原ヒロシさんの仕事らしい雰囲気です。
このデッキも使わないでディスプレイしてても良いんじゃないか?とも思いますが、これをビシビシ使い倒すからカッコいいんじゃんね!
早速いつもお世話になっている JOCKS さんにデッキを持ち込んで他のパーツのご相談。
ほぼ全てのパーツはあらかじめ相談して決めていたのですが、幸か不幸か一部パーツの入荷が遅くて乗り出すまでに少し時間が必要でした。
この間この美しいデッキにどうグリップテープを貼るか、ああでも無いこうでも無いと散々悩んで頂きました。
全面クリアのグリップテープ貼るとか、fragment design のロゴを模してサンダー状に貼るとか、JOCKSさん共々すごく楽しい妄想が出来ましたねぇ。
結果、ロゴ残しであとはブラックのグリップテープ貼るという結構無難な感じに収まったんですが、デッキのヘリの部分をほんの少し内側にカットして頂き、よく見るとブルーからピンクに変化する美しいグラデーションが分かるという小粋な仕上がりになったと自負しています。
そして最終的なセッティングはこんな感じになりました。

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  • デッキ: QUCON x fragment design 8.25″
  • トラック: INDEPENDENT FORGET 144 TITANIUM
  • ブッシュ: BONES BUSH SOFT
  • ベアリング: Ninja seramic SORA
  • ウィール: Spitfire FORMULA FOUR Conical full 99DURA 54mm
  • その他: INDEPENDENT SHOCK PADS


ショックパッドは年老いた足腰への負担を少しでも和らげようという自分自身への労りの気持ちですが、自分がアレコレ出来ないことをモノのせいにしないためにもガッツリセッティングしてもらいました。
満足です。
とても満足です。
ちなみに QUCON のムービーはこちらもめっちゃカッコいいのでぜひご覧ください。


早速庭で30本オーリー

大満足のセッティングで組んで頂きましたが、組んだだけで満足してたら今までと何も変わりません。
早速庭で息子に付き合ってもらいながら30本オーリー。
テールを蹴るなんて久しくやってませんでしたからすごく疲れる。
そして客観的に見たらほんのちょっとしか浮いてないんでしょう。
でもものすごく楽しい。
久々のオーリー過ぎて一度やらかしてヒジズル剥けになりましたが、それでもすごく楽しいです。
それと自分でリクエストしといてなんなんですが、庭でちょっとしかプッシュしてませんがこのベアリングめちゃ走る気がします。
息子のデッキや僕のクルーザーでも同じベアリング使ってるんでその速さは知ってるつもりでしたが、ハードウィールと組み合わせてもめちゃくちゃスピードが出そうな感じです(実際このベアリングとハードウィールの組み合わせで息子はめっちゃスピード出せてます)。
スピード出してオーリーするの怖いなぁとも思いますが、なまじプッシュしてスピードを出す爽快感を知ってしまっているので、今はパークでフルプッシュするのが楽しみという気持ちしかありません。
どこかのパークの隅っこでコソコソ練習している僕を見かけたら、半分憐れみ、半分子供を見守るような目で一緒に遊んで頂けると嬉しいです。