【スケートボード】クルーザーのウィールを交換してレールガードを装着、オールドスクール感満載に

4月に購入したクルーザー、とても気に入って快適に滑ってますが、ちょっとだけカスタムを施しました。
より自分好みなルックスになってかなり満足です。





クルーザー快適ですが…

4月に クルーザーを購入 してからというもの、僕のスケートボードに対する印象は全く変わりました。
それ以前は、スケートボードはトリックしてなんぼみたいな印象で、オーリーくらいしか出来ない僕は正直小ちゃくなってなきゃいけないみたいな、感じる必要のない肩身の狭さを無駄に感じていました。
でもクルーザーに乗ってみると、プュッシュやカービングといった当たり前すぎることがものすごく楽しいんです。
どれくらい楽しいかというと例えるのが難しいんですが、強いて言うなら僕はバンドマンで当然ライブを演るんですが、ライブの時にステージに上がって一曲目を始める、1音目を出す直前の高揚感と感覚は近いです。
ただのクルーズでもスリルがあるし、自分がちょっとだけカッコ良く感じられる瞬間です。
どんだけナルシストなんだよと自分でも思いますが、男にとってそういう瞬間って特別なものだと思うのは、やっぱり僕がナルシストだからでしょうか?
とにかく、オーリーくらいしか出来ませんが「それが何か関係あるの?」と思えるくらいスケートボードがさらに好きになりましたし、多分今までの人生の中で一番スケートボードを楽しんでいると思えます。

まあそれはいいとして、購入したデッキに装着していたのは、同時に購入したダウンヒル用のウィールです。
とにかくデカくてとにかく太く、そのくせ見た目は可愛くて、かなり気に入っていたんです。
ちなみに今まで使ってたのはSEISMIC WHEELS の Tantrum というモデルの68mm。

ダウンヒルをバリバリやってる動画見るとスゲーなー、この人たち狂ってんなー、楽しそうだなーと感嘆しますし、スケートボードが縁で知り合った僕より年上のご友人もダウンヒルでのスライドにハマりまくってます。
こんな楽しみ方もあるのか?と、買ってからその世界を知ることに。
でも、じゃあ自分がダウンヒルやるか?と言われるとちょっと足を踏み込めないなと。
ちょっと間違ったら絶対ケガしちゃいそうな危険と隣り合わせのスタイルは、憧れはあれど僕の行くべきところじゃないような気がします。
スリルはちょっとだけでいいんです。
一昨年骨折を経験して多方面にご迷惑をおかけしましたし、僕も41歳といい歳なので、明日の仕事を考えるスケートしないとね。
誤解して欲しくないのは、ダウンヒルというスタイル自体を否定している訳では全くなく、常に自分の視界の隅にあるというかすごくカッコいいと思ってます。
僕は諸々の事情(主に大ケガしたくないという小並感な理由)でそっちのスタイルじゃないってだけです。

そうなると、ダウンヒルでパワースライドしないのに、ダウンヒル用のウィール装着してパークで滑ってるってどうなんだろう?と思うようになりました。
よりパークに適した、より見た目のバランスの良いウィールに、せっかくだからオールドスクール感のあるデッキをさらにオールドスクールな見た目にと、どちらかというと機能性よりは見た目重視という僕の悪癖が疼き始め、カスタマイズすることを決意したのです。


オールドスクールって?

そもそもスケートボードでいうオールドスクール、ニュースクールとはどんなものなのか?何が違うかは このページ を読んで頂けると一目瞭然です。

要は80年代に主流だった横幅が10インチ以上の太めのデッキを総じてオールドスクールデッキと呼ぶようです(僕のデッキの横幅は8.5インチで、なおかつダブルキックですが、特徴的な形状とグラフィックがもうオールドスクールにカテゴライズしてもいいんじゃないかなと)。
太めのウィールを装着し、グラフィック面にはレールガードを付けたりする場合もあります。

僕がスケートを始めた高校時代はすでにニュースクールデッキが主流でしたから、オールドスクールデッキに乗る機会はありませんでした。
正直当時(というかクルーザー購入する直前まで)はオールドスクールデッキのこと、ちょっと小バカにしてましたすいません。
「なにあのデカいデッキpgr」
「なにあのデカいウィールダサっ」
「レールガードとかry」
人の好みって変わるもんだとつくづく不思議ですね。
あれだけ内心散々バカにしていたオールドスクールな感じがここまでカッコ良く感じるようになるなんて思ってもみませんでした。
最近では、スケートボード単体を見た目だけで選んだら、オールドスクールデッキこそ至高とまで思ってしまうくらいにすごくカッコいいものと思っています(オールドスクールだろうがニュースクールだろうがスケートボードというアイテム自体がヤンチャでカッコ良いんですけどね)。
よし、僕が目指すのはここだ。
相談したのは当然 JOCKS さん。
いろんな御提案頂きながら、納得のいくカスタムが出来ました。


BONES WHEELS ROUGH RIDERS の 59mm にダウンサイジング

まずはウィールの変更から。
僕の希望点は以下の3点。

  • 大き過ぎるウィールをダウンサイジングしたいけど、それでもちょっぴり大き目を
  • 硬さは柔らか目のソフトウィール
  • 見た目、エグ目


いろんなメーカーのウィールを御提案頂いて、正直すっごく迷いましたが、最終的に見せられたこの動画で心を鷲掴みにされて、BONES WHEELS の ROUGH RIDERS 59mm イエローをチョイス。

動画ではニュースクールデッキに装着していますが、この動画には魅せられました。
オンロードだけではなくオフロードでもガンガン乗り入れてしまう走破性は一言でスゴイ。
大きめだしソフトウィールだし、カラーもエグいの揃ってる。
何より、まだ JOCKS さんではこのウィールを販売した事ないとのこと。
もうこれ買うっきゃないよね!
どうでもいい話ですが、スケーターの方とかそういうカルチャーが好きな方って、「人とカブる」ことが極端に嫌いな人が多いような気がするのは僕だけですかね?
はい、僕も人とのカブリは好きじゃありません。

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新品っていいですよね

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前のウィールと比べると結構ダウンサイジング

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装着後。トラックとデッキ間のライザーパッド(スペーサー)を薄くできました

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毒でしかない色味

良い。
素晴らしい。
まず見た目のバランスが非常に良くなりましたね。
もう少し幅のあるデッキだったら前のモノでもよかったんでしょうけど、僕のデッキにはこれくらいがベストバランスの様に感じます。
乗り心地も安定感が増しました(これはライザーパッドを薄くできたためだと思われる)。
ダウンサイジングしたとはいえ59mmですからプッシュの気持ち良さはそのままです。
「これで寒河江のパークのボウルに入ったら楽しいっすよ」
と悪魔のささやきも聞こえました。
うーん、そこは躊躇しちゃいますけど今度入ってみよっかなーなんて思ってしまえる満足度です。
赤のデッキに黄色のウィール。
どっちも毒でしかない色味。
毒をもって毒を制す。
このデッキにこのウィールの組み合わせで、かなりエグい見た目に満足です。


POWELL PERALTA RIB-BONES で締める

そしてさらにオールドスクールテイストを高めてくれるアイテム、レールガードを装着。
レールガードは基本的にエアーのクラブをしやすくするためとレールスライドするためのモノだと理解してます。
でもレールガードしてると、グラフィックに傷が付く頻度が減るように思うので、僕はグラフィック保護と単純に見た目だけで装着しました(こういうのもアリですよね?)。

装着したのは POWELL PERALTA の RIB-BONES ホワイト。

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キテる

デッキのグラフィックとウィールが毒々し過ぎるんで、レールガードのホワイトがいい感じで全体の印象を締めてくれました。
レールガードを取り付けるには、デッキにネジをブチこまなければならず、これで仕上がり微妙だったらと考えると最後まで不安だったのですが、装着して大正解です。
お友達の前野くんには「エアーのグラブじゃなくて持ち歩くときのグラブしやすいでしょ?」と冷やかされますが、それもまた正解ですw
例え今後デッキを買い換えることになったとしても、それがオールドスクールデッキであればレールガードを装着し続けようと思っています。


カスタムしてさらに愛着が湧きました

スケートボードってそれに乗って滑って楽しむものです(乗り潰したデッキを飾っとくなんて楽しみ方もありますが)。
言い方を変えれば常に足蹴にして遊ぶアイテム。
ですが不思議なもので、足蹴にしてしか遊ばないモノなのにすごく愛着が沸くんですよね。
愛着が沸いてガンガン使えば使うほど傷がつきまくって、それがまためちゃめちゃカッコいいんですが、もう僕はいい歳ですし今後手にするスケートボードはそんなに多くありません(多分ね)。
だったらお気に入りの1枚をとことん自分好みにカスタムして長く楽しむというのもアリなんじゃないかなと思っています。
カスタムしたはいいんですが、最近の秋雨でパークで思いっきりこの子を滑らせておりません。
秋晴れの天気の下、早くこの子とライディングしたいです。