Chiho Loveheartのレコ発ライブに出演しました
告知していたお友達の女性ボーカリスト、Chihoちゃんのレコ発ライブに出演してきました。
やっぱりライブっていいですね!
とても楽しい時間を過ごせました。
遅くなりましたがレビュー書きます。
虹歩
初めての対バン、虹歩ちゃん。
リハで歌声を聞いた時、全身を電気が走った様な気がしました。
久々に琴線に触れる女性ボーカルだなと。
上手く形容し難いんですが、女性特有の甘ったるい感じじゃなく、一音一音が突き刺さって来る様な歌声とでも言いますか。
本番でも堂々とした歌いっぷり。
オープニングアクトで3曲のみのステージでしたが、もっと聴いていたいと思ったのは僕だけではないはずです。
今回で5回目位のライブとのこと、末恐ろしい歌い手さんと出会いました。
ありがとう虹歩ちゃん!
また演りましょう!
カッパマロ
何度も対バンして、何度も打ち上げして、感度も飲み会やった盟友カッパマロ。
当然数えきれない程彼らのライブは見てますが、今回のカッパは異常にキレが良かった。
カッパの漫談はあれくらいのテンポの方がくどくなくていいと思います。
最近気付いたんですが、フロアで見てると彼らのライブ中、清楚な格好した女子が顔を紅潮させてクスッと笑ってるんですよね。
清楚に見える女子も、今回の漫談のお題の様に「ムッツリ◯ケベ」が案外いるんだなと。
ありがとうカッパマロ!
また演りましょう!
BRONCO.
山形バンドの王者BRONCO.とは久々の対バンでした。
昔から不躾な僕らと人情溢れるお付き合い頂いて大変感謝してるんですよ。
ライブは相変わらずの横綱相撲で、彼らのお客様じゃない方々をも巻き込んで盛り上げてしまうパフォーマンスは圧巻の一言。
てかさー、BRONCO.の出番が僕らの前ってちょっとおかしいよねー?
横綱相撲された後で十両の僕らが演るとか、リモコンで頭部をry(←小並感)
あと一言言わせて頂きたいのは、面と向かうと不躾な僕ですが、彼らのことは最大限リスペクトしているんです。
僕の場合、逆に尊敬の念を抱かない相手の方が能面敬語になってしまうので、そこら辺誤解なき様!
あとは私情なんですが、ベースのタベさんには打ち上げでまた借りを作っちまったというか温情頂いちまったんで、しっかり返さないとなと。
ありがとう、BRONCO.!
また演りましょう!
The Rockers
お初の対バンThe Rockers。
でもギターのたくみ君とベースのてっちん(本来気安く「てっちん」とか言えない様な、白髪リーゼントに革ジャンというおっかない出で立ちなんですが)は以前から仲良くさせて頂いてます。
バンド名しかり、「新庄のバンドはロック色強い」という話しかり、ロックど真ん中の音色で見ていて清々しかったです。
たくみ君はこういうのが演りたかったんだなーと感じ入りましたし、ステージ上で演奏しているてっちんはひたすらにカッコ良かった + やっぱりおっかなかったw
今回はカバー曲引っさげてライブしたのかな?
今後オリジナルの楽曲も作るでしょうからとても楽しみです。
てかさ、BRONCO.ロック、The Rockersロックの後に僕らとか、非常に演り辛いんですがw
ありがとう、The Rockers!
また演りましょう!
Chiho Laveheart
そして大トリのChihoちゃん。
この日は彼女が主催です。
入りからリハから打ち上げまで大忙しでしたが、さすが本番はバッチリ決めてくれました!
僕ら出番がトリ前で、自分らのライブでバッテバテになってしまい、大変申し訳ないんですが彼女のライブのほとんどバックステージに漏れる音を聴くハメになってしまいました。
でも硬派なロックサウンドでフロアも盛り上がっている様子がビンビンに伝わってきました。
お客様も楽しんでいて、彼女の人柄がそうさせるのかなと感じた次第です。
あのライブの後なら音源も売れたのではないでしょうか?
僕はイベントと打ち上げが楽しすぎて、音源買うのを失念してしまい痛恨の極みなのですが、iTunesでも販売開始しているのでそちらで購入したいと思っています。
主催お疲れ様でした!
ありがとう、Chihoちゃん!
また演りましょう!
everything-different
さて僕らのライブ、客観的に見る事は不可能なので、まずはいつもお世話になっている写真家林さんが撮ってくれた写真をどうぞ。
今回のライブ前、出番を聞いた時は目を疑い耳を疑いました。
主催のChihoちゃん達の前、つまりトリ前なんですよね。
おいおいおいおいちょっと待てと。
他にトリ前に相応しいバンドがたくさんいるだろ?と。
一般にトリ前って、トリ目的のお客様からイベント前半目的のお客様まで、ごちゃっと集まってる時間帯のため、演者側としては一番「美味しい」出番ではあります。
でもねぇ、ロック色強めのイベントに僕らの様なイロモノバンドがトリ前って本当にいいのかな?と思うわけですよ。
まあでもね、主催のChihoちゃんは僕らに「お前らフロアを温めておけよ」と命題を与えたんだと超ポジティブに解釈しました。
誘ってもらった恩を裏切るわけにはいきません。
思いっきり煽って楽しませて頂きました。
いつも通りお客様は、アレックス側に女子、僕側に男子、センターにプロジェクター(高性能加湿器とも言うw)という感じでハッキリ分かれましたが、男女問わず楽しんで頂けたのではないかなと。
途中出音が無くなって、僕のボーカルとhideki223のギターの音だけになってしまったアクシデントがありました。
あれは、僕がフロアのお客様にもっと前に来てと煽ったら、最前列に来たお客様がケーブル踏ん付けてしまい、出音をコントロールしているiPadのステレオイヤホンジャックが甘噛み状態になってしまって発生したものでした。
まさに自業自得なんですが、途中歌とギターを辞めなかったお陰で、なんとかネタとして消化出来て、お客様に醒められる事はなかったかと(多分ね多分)。
ライブ中はメンバー三人が三人ともステージ上でラリってんのか?と自分で思わずにはいられないほどキレキレで、充実感のあるライブでした。
30分のライブでバッキバキにキマリ過ぎて、ライブ後は三人ともメチャクチャ疲労感を覚えたのですが、見てる方が楽しいライブって、多分演者側は終わった後メチャクチャに疲れてるもんだと思っておりますので、なんとかChihoちゃんに与えられた命題はクリアしたのかな?と思っております。
でも30分のライブでバッテバテって体力なさ過ぎるよね。
来年は体力作りに勤しみながら頑張ろうと思いました。
お客様の中には久々にお会いする人もたくさんいて嬉しかったなあ。
最近はめっきり自分が出演するイベント以外には足が遠のいているライブですが、こうやってライブハウスで知り合った人達とまたライブハウスで再会するっていいもんですね。
皆様の評価も概ね良好で(面と向かってダメだったとか言う人はいないんですけどね)お世辞とは分かっていてもバンドマン冥利に尽きるなと感慨深いものがありました。
自分のスタイルを貫くこと
蛇足にはなりますが今回のライブ終了後に、会場であるフランクロイドライトのオーナーでライブの度にPAをして頂いている早坂さんが、Facebookにグッとくる投稿をしていました。
これは自分の記録に残さねばと思い速攻で保存しましたが、さらに勝手ながらここで引用させて頂きます。
私はいつも、音楽ライブだけに関わらず、演劇・落語・トーク・他、すべてのステージパフォーマンスに対してリスペクトしたいと思って観せてもらっています。
私は、大したことがない演奏やいろいろな楽曲を聴いたりしますが、常々、演奏できる楽曲と聴きたい音楽は違うと考えていますし、自分の演奏能力では実現不可能なことをやっている演奏家に対しては、どのような音楽ジャンルであっても、私にとってはリスペクトと興味の対象です。
こう考えると、もはや私個人の趣味や好みなど、 数々の価値あるパフォーマンスの前ではどうでもいいことに思えます。「落語は人間の業の肯定」
「人生を肯定するもの、それが音楽」
故 立川 談志さんと小室 等さんの言葉です。
私は、これらの言葉が大好きですし、真実だと思っています。
プロフェッショナルであろうがアマチュアのそれであろうが、人が舞台の上で身を晒すという覚悟をもっての全ての行為(そうでない場合は論外)は、上手かろうが仮にそうでないように見えようが、増してや自分個人の趣味などに左右されるべきではない、かけがえのない表現活動であると考えています。
なぜこの投稿がグッときたのか?
それは多分、僕のライブでのスタイルが、よく批判の的になりやすいからです。
皆さまご存知の通り、僕はライブ中お客様を煽って煽って煽りまくってフロア全体を半ば強引に巻き込んでいきます。
その強引過ぎるスタイルが鼻に付く人から批判されるんですね。
煽るな巻き込むな自分らをオーディエンスに押し付けるなと。
今では聞き流せる様になりましたが、そんな批判を目にし耳にし考え込んでしまった時期もあるというのが正直なところです。
ではバンド結成当初からこういうスタイルだったのかというとそれは全く違っていて、こちら にも書いている通りステージ上の卓の前で全く動かずMCもせず、クール気取りで無機質なライブを演ってました。
はっきり言いましょう、そんなもんウケる訳が無いんですよ。
僕らが棒立ち仁王立ちである以上、お客さんも棒立ち仁王立ちにしかなり様がないんです。
僕らのライブが最初に劇的に変化したのは、僕がステージ上で動きまくって煽りまくったライブから。
コール&レスポンスではありませんが、フロアから感じる熱量がそれまでとは圧倒的に違うことに気付かされました(それ以前は熱量そのものを感じることがなかったんですが)。
僕はその経験から学びました。
ライブは一方通行じゃなく、演者とオーディエンスのぶつかり合いなんだと。
アマチュアで、かつこういう特異なバンド形態である以上、強引にでもお客さんをガンガンに煽って巻き込んでいかないと、ただ「変わったバンドだな」という印象しか与えられず、次に繋がらないと。
「自分達だけ楽しければそれでいい」と割り切って考えればいいのかもしれません。
でもそれってオナニーと一緒です。
お客さんは身銭を叩いていらっしゃってる訳で、その対価として存分に楽しんで帰って欲しいなと。
お客さん相手に公開オナニーを見せる訳にはいかないなと。
誰もが唸るような力量があれば、公開オナニー見せてもお客さんは勝手に楽しんでくれるんでしょうけど、残念ながら誰もが唸るような力量がないからアマチュアに甘んじている訳で。
Tシャツ1枚でステージに上がっても神々しいオーラを放つことが出来れば、お客さんは羨望の目で見てくれるんでしょうけど、オーラを放つことが出来ないから精一杯おめかししてステージに上がる訳で。
多分皆さまにとって僕は、何も考えずおちゃらけてステージ上がってる様に映ってると思います。
でもね、アマチュアながらにも色々考えて、それこそポリシー持ってステージに上がってるつもりなんです(それをこの場で言ってしまうのがなんともかっこ悪いんですが)。
それでも煽りなどに苦痛や怒りを覚えるお客さんがいらっしゃったら、それはもう
「御趣味に合わず申し訳ございませんでも僕はこのスタイル変えません御縁が無かった様ですね」
と考えるようにしています。
オーナーの投稿を読んで改めて「僕は僕のスタイルを貫いていいんだな」と気持ちがスッとしました。
上記のような旨をコメントとして書いたところオーナーからの返信あり、その一文で僕の涙腺はちょっとだけ決壊しました。
観る人の心に怒りの火をつけることもライブパフォーマンスの成せる技の一つかもしれません。
今年の僕らのライブは終了しました。
来年は2月と5月に予定入りました。
また皆様と楽しくライブ出来たらと思っています。
来年は久々に新曲もお披露目したいなー。
最後になりましたが、この度御誘い頂いた主催のChihoちゃん、対バンの皆様、ライブハウススタッフの皆様、そして足を運んで下さった全ての方々に感謝してご挨拶に変えさせて頂きます。
みんなありがとうございました!
また来年もライブハウスでお会いしましょう!
ピース!
また来年!