あかり通信 〜スノーボードデビュー〜 追記あり
山はしろがね 朝日を浴びて
滑るスノーボードの 風切る速さ
雪国山形の冬の娯楽はウィンタースポーツ。
ご多分にもれず、私も幼少の頃からスキーやスノーボード楽しんできました。
寒いけど、冬のスポーツは楽しい。
この楽しさを子供達と共有したい。
子を持つ親なら誰だって思うことではないでしょうか?
父のスノーボードに興味津々
雪が降り積もった睦月某日、子供達を連れて近場のスキー場へ。
車で30分も走ればスキー場にたどり着くのは北国の田舎暮らしのいいところ。
毎年ソリを片手に連れてっておりましたが、なんか今年は愛機のソリに対する娘の執着が希薄なんですよねー…
暴走特急コンボイ並みにソリに乗る割には、視線はリフトに乗ってウフフキャハハしているアベック(死語)のスノーボーダー達。
そろそろソリも卒業か?
「お父さん、スノーボード滑らないの?」
と言われ、お前らが待っててくれるならと、そのスキー場で1番の急斜面をネジが外れたかの如く猛スピードで滑り降りてくると、異常に興奮している彼女。
試しに私のスノーボードに跨がせてみたところ…
案外才能あり
結構軸もぶれずに滑れるんですよね。
もちろんビンディングも締めてないですし、エッジを効かせて止まる事も出来ませんが、それでも転ばずに滑れるんです。
「もっともっと」
とせがまれて、結局ずーっと父のスノーボードでヘナチョコライディングを楽しんだ彼女。
お昼ご飯もろくに食べさせてもらえず、スキー場滞在5時間中4時間ひたすらスノーボードを滑り続けました(おかげで父は2回しかスノーボード滑れず…)
帰りの車中で
「スノーボード楽しいっ!!!」
と騒ぎ続け、帰宅した途端泥のように眠りこけておりました。
スキーかスノーボードか
父が好む趣味と同じことに関心を示してくれるのはとても嬉しいものです。
私は若かりし頃にスノーボードを始めて、それなりに名のある大会などにも出場し、インストラクターの資格も有しておりました(更新してないのですでにインストラクターではありませんが)。
現在もバンドメンバーやその仲間達、取引先の施設スタッフの方々とゆるりと楽しんでおり、今後もずっと楽しめる趣味を持てたなぁと今更ながらに実感しているところです。
昔からスノーボードに慣れ親しんでいましたので、自分の娘がスノーボードに興味津々なのは感慨深いものがあります。
うーん、悩みます。
娘は4月から小学生。
この辺の小学校では冬季間に「スキー教室」なる授業が存在するのです。
スノーボードをやらせるより、スキーをやらせる方が後のスキー教室で活かせるんですよ。
これは私個人の経験ですが、スノーボードもスキーも出来ない人が同時にどちらも始めたら絶対に前者の方が上達するスピードが早いのです。
難しい方を最初に身体に叩き込んでた方がいいのではないか?
さらに両脚が一枚のボードに固定されるスノーボードはスキーと比して危険度合いが高過ぎる。
当初は彼女にはスノーボードではなくスキーを買い与えると、漠然と思っておりました。
それで本人に「スキーとスノーボード、どっちやりたい?」とヒアリング。
彼女は開口一番「スノーボード!!!異論認めないキリッ!!!」と発するんですね。
小学生になったらスキー教室があること、スキーよりスノーボードが危険なことを懇々と説明しましたが、誰に似たのか彼女は絶対に自分の意見を曲げません。
ここでバカ親、ハッとしました。
そうだ、彼女はスノーボードがやりたいのだ。
今までスキーをやらせようと思ってたのは親のエゴなのだ。
本人が今やりたいことをああだこうだと体のいい理由を付けて、親のエゴを押し付けるのは良くない。
興味のあることを興味のあるうちにさせてあげるのも親の役目ではないか?
危険なスポーツなのは承知の上。
親である私の監督下で極力リスクヘッジをした上で楽しませればいいのではないか?
せっかく雪の降る街に生まれ育ったのだから、家に閉じ籠らずウィンタースポーツに慣れ親しんでくれれば心身共に健全な子に育ってくれるハズです(おしとやかに育って欲しいという父の願いに反して着々とおてんばに育っておりますので、最後の抵抗でピアノも続行して習わせますが)。
そして極め付けが、我が家には大人用のスキーが無いwww
娘がスキー買っても教えてあげる術がないwww(まぁ自分用のスキー買えば解決なのですが、どうも私は生来横乗り系らしく触手が伸びそうにない)
購入しました!
ということで、悩みに悩んだ結果、横乗り系ショップに娘を連れてこちらを購入しました。
私個人K2のスノーボードを所有したことはありませんが、それなりにいいスノーボードブランドという認識です。
半端なショップオリジナル物より安心感があります。
大人用のスノーボードは、ボードとビンディング、ブーツをバラで購入するのが普通なのですが、こちらは3点セットとなっています。
インターネットでも店頭価格より安価で購入出来ますが、スノーボードってブーツ選びが超絶肝心。
緩すぎるのはもってのほか。
可能であればキツめの方がエッジに力がかかりやすく、微細なコントロールがしやすくなります。
でも子供にキツめのブーツは酷。
その辺のニュアンスはフィッティングして試してみないと分からないので、店頭で購入することにしました。
足がデカくなったらブーツだけ買い替えればいいしね。
この3点セットとヘルメット、ゴーグルを購入。
肘と膝、そしてお尻防御のパットは今週中に購入予定です。
「東京オリンピックに出場する」と豪語する娘に「東京オリンピックは冬季大会じゃねーから」とはツッコめませんでした
彼女の妄想内ではハーフパイプでメイクしてるらしいです
自分のスノーボードをゲットして、娘は異常な大興奮。
夜寝るときもヘルメットを被りスノーボードと一緒に寝ようとしています。
こりゃ毎週末スキー場行き決定かなーと思っている次第です。
とても嬉しい。
父も昔手にした自慢のスノーボードを新調せずにここ数年フリーライディングしていましたが、さすがにボードにもビンディングにもガタがきていました。
そんな折、2年前に見つけた国産ブランドのスノーボードが非常に魅力的でずっと欲しいと思っていたんです。
そのブランドは完全受注生産で、夏場に受注が終わってしまいます。
しかもボードだけで10万円オーバーと、結構なお値段のため機を逸し続けていましたが、娘がこんなに喜んでいる様を目の当たりにすると、今夏は受注新調して娘と一緒に滑りたいなぁと思える様になりました。
このエントリーを執筆している時点で、まだまだ猛烈に雪が振り続いています。
週末も早起きしてスパルタ教育してやっからな、あかり!
そして父はバナナボートで暴走族。この親にしてこの子あり。
行ってきたぜ!!!
この記事をエントリーした週末の本日、行ってきました、スノーボード!
前日の夜、彼女のスノーボードのエッジをすこーしだけ削ります。The 削り師。
さあ、人生初スノーボードいくぜ!!!
これがあかりの人生初ライディング。
以外とやるヤツかもしれん。
数時間の特訓の成果。
こいつ天才かもしれん。
どうですか?
かなりキテると思いませんか?
あっ、親の贔屓目ですか、そーですか。
でもでも私はあかりに才能を感じました。
本人もクタクタになるまで楽しんだ模様。
自分の子供と一緒に自分が好きなことをやるってこんなにも楽しいモノだったんですね。
彼女はすっかりスノーボードにハマった様です。
よしっ!
毎週末はスキー場で特訓じゃー!!!