ハーマンミラーのポスター展

このBlogでも再三申し上げていますが、私はミッドセンチュリー期(1950年代、世紀の半ば)の家具が大好きで沢山の家具を所有しています。
それらの家具に身体を預け、所有する優越感に浸っている日々。
そんな家具好きな私にとってたまらなく魅力的な展示会が近所で開催されているため、早速行って来ましたよー。
あげぽよー!





貴重な展示会

その展示会とは「ハーマンミラーのポスター展」
家具好きなら誰もが知っているハーマンミラー社。
そのハーマンミラーの貴重な販売促進用ポスターの展示会が、私の居住する山形県天童市に本社とショールームを持つ、日本が世界に誇る家具メーカー天童木工のショールームで開催中です。

天童木工 | ハーマンミラーのポスター展

今回のポスター展「THEN X TEN」は、オーストラリアのシドニー、シンガポール、昨年秋にはアクシスギャラリー(東京・六本木)を巡回し、日本で2か所目となる展覧会で、ハーマンミラーの過去のポスター作品10点(THEN)と現在活躍中のアーティストやデザイナーによる 作品10点(TEN)を展示しています。
昔と今の作品を一堂に集めた展示会は東北では初開催。
ポスターのモチーフとなっている製品も実際に展示しています。
昔と今、そしてポスターと製品を比較して楽しめる展示会です。


Herman Miller(ハーマンミラー)とは?

Herman Miller.
アーロンチェアで有名なアメリカ発の家具メーカー。
1905年創業。
Herman Millerは創業者の名前。
最初は家庭向け家具の会社だったが、1940年代からモダンデザインのオフィス家具に進出して一気に有名になった。
1950年代、いわゆるミッドセンチュリー(世紀の半ば)時代には、ギルバート・ロイド、ジョージネルソン、チャールズ&レイ・イームズ、アレキサンダージラード、イサムノグチといった、当時最も活躍していたデザイナー達との連携で世界的に有名なモダンデザイン家具メーカーとして世界的にその名を知られるようになった。

私も数々の家具を購入して来ましたが、イームズはもちろん、ジョージ・ネルソンの作品や、オフィスチェアで無敵の名を誇るアーロンチェアなど、その気はなくとも後で気付いたらハーマンミラー製品を購入していたなんて事がありました。
おそらく家具に凝っている人なら必ず一度は聞くメーカー名ですし、今後デザイナーズ家具を購入したいと思っている方も、絶対に覚えておいて間違いのない家具メーカー、それがハーマンミラーです。
北欧系の家具が好きな方には当たり製品は少ないかもしれませんが、それでも名前位は知っているはず。
それ程までに、ハーマンミラーは蒼々たる名作を取り扱っています。


ハーマンミラーのポスターの数々

ハーマンミラーは扱っている家具も蒼々たる品揃えですが、そのポスターも魅力的。
当時の新進気鋭のアーティストなどに広告を依頼し、今見ても斬新な所謂「モダニズムデザイン」の奔りなのではないでしょうか?
Webで拾った画像で申し訳ございませんが、ハーマンミラーのポスターの一部をご覧下さい。









大興奮!

そんな魅力溢れる展示会。
是非レセプションに行きたかったのですが、親戚の法事が入ったため泣く泣く断念…
いつ行こうかと考えていた矢先、@from_yamagata さんがTwitter上にて天童木工経由で何処かに遊びに行くとか何とかの呟き発見!
「こりゃーポスター展行く気だな、この不良おじさん?」
すぐさま連絡し、本日現地集合で一緒に行く事に!
しかしこの不良おじさん、美女をたくさんはべらかしていたため、到着予定時間に現地に現れず…
待ちの時間に、あまりにも楽しみな気持ちと興奮でタバコが進み過ぎてしまい、おじさん御一行が到着した頃には若干具合悪くなってしまいました…
しかし!
会場入ったら大興奮!
不良おじさん御一行様に御説明という名のウンチク語りながら目の前の美し過ぎるポスターと家具に鼻血ブー!
(ウンチク聞かされたお姉様方、誠に申し訳ございません。反省していません。)


来たで来たで!フォー!サイコー!



うああああ!萌え萌えー!



ベタだけどイームズの作品がズラッと!アイ ライク ベタ!アイ ラブ ベタ!アイ ry(もういいですか?)



イームズの最高傑作、ラウンジチェア&オットマン。最強の座り心地。いつか買う。



ジョージ・ネルソンのマシュマロソファは店舗用にディスプレイしてるといい感じかと(正直座り心地はあんまり…)でもテンションあげぽよー!



地味にディスプレイされてるけど、これもイームズのチェア。佇まいに気品を感じます。私に相応しい(異論受け付けません)。



小物も素敵やーん!この類いの小物は実際に遊ばずにディスプレイとして活かすのが吉。



こっ、これはっ!1950年代に生産されたイームズのDCMオリジナル品!復刻品に比べると深い味わい(ちなみにミッドセンチュリー期のデザイナーズ物のオリジナル品はネジ1個で100万円はくだらない)。鼻血ブー!



こっ、これは!天童木工の代名詞、日本の代表的プロダクトデザイナー柳宗理のバタフライスツール!これも1960年代に生産されたオリジナル品!高木ブー、じゃなくて鼻血ブー!



貴重なオリジナル品だけは触る事が出来ません。しかし圧倒的な存在感!人の手を渡って使い込まれた味がたまらない。鼻血Boo!



間にいるオジサンもミッドセンチュリー期に産まれた骨董品!「座っちゃいけないならThe 遠近法!」ブーイングBoo!



帰りがけ、このポスター買って来ましたので早速ポスターフレームを特注しました。妻からはBoo!と言われずに安心しました。


幸せだ(恍惚の表情、ヨダレ垂れ流し気味)。
美しい家具を見ていると時が経つのを忘れてしまいます。
「家具は使ってナンボだろーが!Boo!」
とお思いの方もいらっしゃる事でしょう。
フッ、甘いよお前。
確かに家具は使ってナンボ。
しかし名作と言われるデザイナーズ物は、見ているだけでも満足度が高いのです。
事実、私の所有している数々のデザイナーズ家具を、帰宅してゆったりとした時間に何もせずにボーッと眺めているといった事もしばしば(そんな姿、妻には「遂にアルツハイマーにでもなったか!?」と揶揄されますが)。
当方お酒は嗜みませんが、デザイナーズ家具は所謂「酒の肴」となるのです。
本当に行って良かったわー!
5月12日まで開催されているとの事ですので、お近くの方は是非遊びに行ってみてはいかがでしょうか?
ヤベー、あと4〜5回は行ってしまいそうだ…