あかり通信 Vol.10 〜こばとぐみのあかり〜
光陰矢の如し。
子供の成長は本当に早いですね。
ついこの間生まれたばかりに感じられますが、長女は日々健やかに、朗らかに成長中です。
そして彼女は次のステージに旅立ちます。
昨日我が長女あかりは、めでたく幼稚園に入園の運びとなりました。
この日を待ち望んでいたあかり
入園前から幼稚園に通うのを、それはそれは楽しみにしていた長女。
昨日は朝からご機嫌麗しく、真新しい園服を身に纏い、少しだけ背伸びして、ちょっとだけ緊張した面持ち。
大人組も早朝からバタバタ。
妊娠初期の妻のバックアップとサポートで私の母を早朝から呼び寄せました。
忘れ物がないか念入りに最終チェック、ビデオカメラの充電も満タン、感涙でグダグダになってもいいようハンカチも2枚準備。
長女、妻、私、3人共初めての経験でドキドキしながら入園式に臨みました。
とても厳かに、とても楽しく入園式を過ごす事が出来、長女は大満足の様子、そして私達夫妻もとても安心しているところです。
初めての集団生活
入園式前、私にはひとつの関心事がありました。
それは、長女にとって初めての集団生活、他所のお子様達の中にポンッと身を預け、どんな反応を示すのだろう?という事です。
もしかしてビビっちゃうかなー?泣いちゃうかなー?と、昨日の入園式での長女の様子を興味深くずっと伺っておました。
彼女は自分から男女関係なく、積極的に他所のお子様に話しかけて遊び初めます。
むしろ声をかけられたお子様の方が、ウチの長女にビビってたしウザがっていた様にも見えました。
当初の心配は杞憂に終わりホッと胸を撫で下ろしています。
そう、それでいいんだ、あかり。
自分で動かなきゃお友達は増えないんだ。
そうやって自分からお友達増やしていくんだ。
そしてウザがられているのに自分で気付いて、空気の読める人間になっていくんだ。
しかし、その積極性とウザさはまさに私譲り。
そのあまりの積極性に、父は「ごめんなー、俺が父親なばっかりに…」と心の中で呟いてしまったのはここだけの秘密です。
今までの長女の世界というのは私達夫妻、そして両家の実家だけだった様に思います。
その世界が彼女の世界の全てでした。
しかし、幼稚園に通うという事は、彼女の世界が大きく変化するという事でもあります。
いくら幼稚園とは言え、そこはれっきとした『社会』ですし、『秩序』というモノも存在します。
初めての集団生活の中で、今まではまかり通っていた事が通用しなくなる局面もたくさんあるでしょう。
他所のお子様とケンカする事だって、泣かされる事だって、逆に泣かせてしまう事だってたくさんあると思います。
そしてその度に彼女は、自分で考えて、自分で行動していかなければ、幼稚園という社会では生き残っていけなくなります。
しかし、そうやって人は大きくなっていく。
幼稚園という社会は、我々が生きる社会の縮図、それらは何も変わりはないハズですから。
ちょっとだけワガママだけど、本当に優しい子に成長している長女。
そんな彼女がますます人として輝きを増し、新しい世界、新しい社会で生き残っていける様、強くなってくれたらと切に望みます。
こばとぐみの愛娘、新しい世界への第一歩、まずは順調な滑り出しといったところでしょうか。
父はちょっとだけ寂しい
最後にちょっとだけ本音。
娘の成長はとても嬉しい。
でも昨日の、お友達と馴染んでいる様子を見ていると、
「こうやって少しずつ大人になってしまうんだなあ、俺の手から少しずつ離れていくんだなあ」
と、ほんのちょっぴりだけ寂しいと言うか酸っぱい気持ちになってしまいました…
世の中のお父さん方、同調してくれますよね?
よね?
入園おめでとう、あかり。
頑張れよ、あかり。
父は心の底から貴女を応援しています。