【スケートボード】復刻された DOGTOWN の “WEB” を購入できました(2020.05.30追記あり)
緊急事態宣言が全面解除されました。
オープン延期になっていた山形県内の屋外スケートパークも6月頭にようやく今シーズンのオープンを迎えます。
このタイミングで最高のスケートデッキを購入することが出来、僕のスケートボードを一新することにしました。
90年代後半〜00年代前半の裏原宿系カルチャー
僕がまだ10代の頃、いわゆる “裏原宿系” カルチャーが全盛の頃でした。
雨後の筍の様に様々なブランドが生まれ、ファッションだけではなく音楽だったりエクストリームスポーツだったりバイクだったり、とにかく様々なストリートカルチャーが(良い意味で)ゴチャゴチャした、すごくカオスな時期でした。
その界隈の方々から発信されるいろんな情報は、田舎の若者だった僕にまで波及するくらい影響力が大きかったのを覚えています。
当時はインターネットや SNS なんて皆無の時代でしたから、情報を仕入れるには裏原宿界隈に行くかそれ系の雑誌を買い漁るかしか方法はありません。
毎月発売される雑誌を購読してはトレンドやカルチャーを学び、通販を利用していろんなものを買ってました。
仙台の学校に進学したら当然山形よりそのカルチャーに触れる機会が増えるわけで(入荷情報無いにも関わらず)Tシャツ1枚買うのに裏原宿系ショップに開店の何時間も前から並んで、あげく新作入荷が無くてスカされてさらに店員さんにはガン飛ばされて(裏原系ショップの店員さんってなんであんなにおっかなかったんでしょうね?)、当時のその雰囲気をモロに体感してました。
とにかく当時のあのムーブメントはイカしてた。
当時受けた影響は今だに僕のモノのチョイスや考え方、さらに大袈裟に言えば僕という人格形成にまで反映されており、それくらいあの頃の空気感みたいなものはとても魅力的で楽しいものでした。
きっと僕と同じような方もたくさんいらっしゃるはずです。
若かりし頃強烈に印象に残ってたスケートデッキ
この頃のこの空気感を理解して頂かないとここから先の本筋が理解して頂けないと思うので長々と書きましたが、ここからが本題です。
その当時のストリート雑誌で、裏原宿系のキーマンの方々の所有しているアイテムチェック的な特集なんてのも高頻度で掲載されてまして。
もはや昔過ぎて何の雑誌かもどなたのモノかも覚えてないんですが、とにかくその中のお一人の所有物として一枚のスケートデッキが掲載されていました。
強烈なグラフィックと独特のシェイプが印象的な一枚。
それが DOGTOWN の “WEB” というモデルでした。
実はモデル名に関しても最近知ったくらいに僕は無知で、当時もスケートボードはちょこちょこ遊んではいましたがオーリーが出来るくらいのヘナチョコで、すでに興味は音楽やバンド活動にシフトしていたため「ほーん、このデッキカッコいいねー」程度だったんですが、前述のように音楽とスケートボードは相性が良く常に心に引っかかるというか、乗らないまでもスケートボードは所有しているくらいには好きでした。
当時は今の「スポーツ」的な感じではなく、イカしててちょっと怖めなアンちゃん(もしくはイカしたアンちゃんになりたいおにいちゃん)がスケートボードやってるような感じで、決して健全なものとは言えなかったんですが、そのアングラ感がすごく好きでしたね。
その雑誌で見たスケートデッキの強烈なグラフィックもそんな厨二病の僕の心の片隅に残っていたようです。
最近復刻していた!
ちょうど2年前の今頃、子供たちがスケートボードを始めたのを機に僕は DOGTOWN の AARON MURRAY というモデルを購入しました。
それ以来スケートボードの楽しさを再認識。
というかカッコつけたくて乗ってたあの当時よりも今の方が純粋に楽しんでいるかもしれません。
ホントはこれでボウルとか入ったらめちゃくちゃ気持ちいいんでしょうけど生憎そんなスキルは持ち合わせていないので、プッシュしてヘタッピーながらにカービングするだけなんですが、それだけでも充分過ぎる程楽しい。
歳も歳なのでトリックすることを考えないようにとクルーザー仕様にしてますがそれが大正解で、無茶することなくユルユルとスケートボードを楽しむことが出来ています(それでも何回か鬼ゴケしたんだけどね)。
今期は COVID-19 の影響でいつも遊んでいた屋外パークのオープンが延期、緊急事態宣言の解除でようやく6月からオープンのアナウンス。
気持ちも盛り上がって深夜に DOGTOWN のサイトを眺めていると…
“ Dogtown Web Reissue Deck 10.25″ x 30.825″ – White Pearl “
あー、これ昔雑誌に載ってたデッキだーっ!
なにっ!?
Reissue(復刻)だとっ!?
調べてみると、どうやら最近(時期的には昨年秋くらい)に復刻したらしい!
DOGTOWN のデッキはこれまでに何度も復刻しているんですが(僕の所有している AARON MURRAY 然り)どうもこの “WEB” というモデルだけは復刻リリースされていなかったらしく、このタイミングでようやく復刻されたらしいのです。
その当時を知ってるスケーターの方々の間ではなかなかのビッグニュースだったらしく、当然ながら皆さん我先にと購入殺到。
僕は当時バリバリスケートしてた訳ではありませんが、記憶の片隅にあったそのグラフィックとシェイプを画像で見たら欲しくなるに決まってるじゃないですか。
でもねぇ、再販されてそれなりに時間が経ってるし、そんなデッキが手付かずで残ってるわけないよねーとダメもとでいつも大変お世話になっている JOCKS さんに問い合わせたら、なんとなんと1枚確保して頂けました!
タイミングって不思議ですね。
何かの縁を感じざるを得ません。
ヤバいデッキを購入出来ました!
お取り寄せを待ちいざ御対面!
ヤバい。
これはヤバい。
言葉で言い表すことが出来ない程感動を覚えました。
インターネット上ではピュアホワイトに見えますが現物はオフホワイトのような見た目で、高級感すら感じてしまいます(でもデッキのお値段自体は同ブランドのその他のデッキと大差ないんです)。
記憶の片隅に残っていたそのグラフィックはもちろんシビれる程カッコいいんですが、表もグレッチのホワイトファルコン(←ギターの名機ね)的なため息が出る程の美しさ。
当初グリップテープは当時の雰囲気を再現しようとスタンダードなブラックをベタ貼りしようと考えていましたが、この美しさを隠したくないと全面クリアのグリップテープを貼ることにしました。
足回りは今までの AARON MURRAY から移植するのではなく新たに組むことに。
トラックは Independent Trucks のすっげー軽いやつ、ベアリングは Ninja bearings の “宙(SORA)CERAMIX” というセラミックですっげー回るやつを装着と、当時の雰囲気を残しつつ現在のテック感も、というコンセプトでオトナのクルーザーを組んで頂きました(大人げないとも言う)。
フラットでメチャメチャスピード出るアイテムを選んだので、ますますプッシュが楽しくなりそうですね。
ウィールだけは AARON MURRAY で履いていたものを流用してますが、この先 DOGTOWN の純正ソフトウィールのイエローがゲット出来れば載せ替えたいところです。
AARON MURRAY にも装着していたレールバーはこのグラフィックにネジブチ込みたくないなぁと装着せずに持ち帰りましたが、これから先「乗せてー」と言ってくるであろう子供たちが無邪気にインターフェイキーなんかやっちゃったら確実にグラフィックヤられると思い、DOG TOWN BLUE HEAVEN RAILS のブラックを。
AARON MURRAY にレールバーブチ込んだときも感じましたが、ホントにブチ込んで良いのか!?とギリギリまで躊躇しちゃうものの、いざ装着してしまうと見た目の印象がキュッと締まり当時の雰囲気を醸し出して相当良い感じです。
これまで乗ってた AARON MURRAY は子供たちと乗り回し、このデッキは僕専用で乗りたいなと。
最高。
一生大事に乗る。
来月からのみはらしや寒河江のパークでグイングインクルージングするのが楽しみです!
スケートパークでお会いする皆様、「乗せて」と言われれば乗せますが、テールスライドとかお願いですからやらないで下さいねw
2020.05.30追記 DOGTOWN のソフトウィールも購入・装着しました
前述の通り、せっかく素晴らしいデッキを手に入れてトラックもベアリングもブッシュも新調したんですから、ウィールも新調したい、どうせなら純正のウィールを履かせたい、その願望を早速実現させました。
AARON MURRAY で装着以来ビビッドで鮮やかで、「なんかこいつヤバそう」と思われそうな毒々しいイエローのウィールがとても気に入っており、今回入手したのもイエローです。
コロナ禍で他国からの供給が限られるらしく、実店舗での購入はもちろん、このモデルのこの色はすでに本家ホームページにはすでに掲載されていないためなかなかに入手が困難でしたがなんとか購入できて嬉しい限りです。
AARON MURRAY で使っていたイエローのウィールを仮で履かせていたので、載せ替えてもパッと見は変化がわかりづらいんですがこういうのは自己満足なので相当満足しています。
ようやく自分の理想のコンセプト通りのデッキが完成しました!
屋外パークオープンになんとかギリギリ間に合いました。
あとは気持ちよくクルージングするだけです!