【キャンプ】天童高原キャンプ場でキャンプデビューしました
以前の投稿でキャンプ用品を買い揃えたことを書きました。
あれからしばらく経ってしまい、「やっぱり買っただけで満足しちゃったのか?」と思った方もいらっしゃると思いますし、実際満足しかかってましたが、ようやく先日近場のキャンプ場にてキャンプデビューを果たしました!
キャンプデビューの地、天童高原キャンプ場
キャンプデビューの地に選んだのは、超近場の “天童高原ファミリーランドキャンプ場” です。
キャンプ初心者の我が家。
せっかくのキャンプデビューで大雨降られたりケガしちゃってハードモードになってしまったらと考えると、自宅から近い所の方が都合がよろしいのは想像がつきます。
天童高原は娘のスノーボードの主戦場で、自宅から車で20分で行けてしまう立地にあり、ある意味勝手知ったるところです。
初キャンプで全く知らない土地よりはだいたいの雰囲気が想像つくところというのは安心感が違います。
また事前のリサーチで友人より天童高原キャンプ場は穴場と聞いていましたし、ウェブで調べると利用料金が格安なんですよね。
迷うことなくサイトを予約し、無事にチェックインしました。
天童高原キャンプ場の第一印象は炊事場やトイレがすごく清潔感があるということです。
これだけ綺麗であれば女性でも利用しやすいと思います。
炊事場には今ピザ窯も作っているとのことで、今後ピザを持ち込んで焼くなんて楽しみ方も出来そうです。
また、シャワーも完備しており、汚れがちなキャンプ中でもスッキリ爽やか、清潔を保つことができます。
夏のソリを楽しむエリアがあったり、現在建設中で秋口に完成予定という大きな遊具群があったりと、子供たちが楽しめるエリアも充実していますのでファミリーキャンプにピッタリです。
テントサイトは大・中・小の三種類の大きさが各々何ヶ所かあります。
大サイトの大きさは4.5m x 4.5mなんですが、我が家で購入したテントのサイズは4.6m x 4.6mのため、大サイトが4区画連続しているところの2区間をレンタルしました。
何ヶ所か常設のテントも建ってますし、バンガローも二棟あるようです。
受付では必要書類に記入が必要ですが、雰囲気がゆるくてとてもいい感じ。
売店も兼ねているようで、軽食も取ることが可能です。
もちろん炭や薪をその場で買うことも出来ます。
また、BBQグリルのレンタルも出来ますし、(3日前までの予約が必要な様ですが)3〜4人分のお肉セットや野菜セットなんかも受け付けています。
ひとつだけ注意点は、こちらの受付は午前中であればその場でチェックイン可能なんですが、午後の比較的早い時間で閉まってしまうようで、その場合はちょっと下ったところにある交流センターに行かなければならないようです。
それではソリを楽しんだ我が子たちの様子をどうぞ。
天童高原キャンプ場は車をキャンプサイトギリギリまで乗り入れることが不可能です。
受付手前の駐車場に車を置き、荷物を自分たちが予約したサイトまで運び入れる必要があります。
キャンプって荷物が多くて、これをシコシコ手持ちで何度も行き来していたら体力も奪われますし、テンションガタ落ちになるのが目に見えています。
受付にも搬入・搬出用にキャリアが二つほど置いてありますが、「可愛いから」という理由だけで購入したキャリーワゴンが予想以上に大活躍しました。
ボコボコ荷物をぶっこんで引っ張っていくだけ。
テントサイトでもキャリーワゴンに様々モノをぶっこんどけば「アレが見つからない」とかいう事態が避けられます。
これがあるだけでキャンプ始める前からテンション下がらず、キャリーを押すのを手伝ってくれた子供達のテンションが上がってくれるなど、買っておいて良かったと思えるアイテムでした。
今後は雨が降った時用に専用のレインカバーが必要かなーと思っているところです。
ビッグワンポールテントは組み立て簡単、内部は広大で快適だった
テントサイトに移動したら、まずはテントの設営です。
購入してたドッペルギャンガーのビッグワンポールテント、結局一度も試し設営せずぶっつけ本番で臨むことになりました。
テント設営に手間取ってイライラして夫婦喧嘩なんていうのが、キャンプあるあるネタとしてウェブに掲載されていましたので、父の威厳を保つためにも脳内シュミレーションだけはしっかりやって臨んだのですが、そんなの必要ないくらい設営がものすごく簡単でした。
その簡単さたるや、初心者が胸張って簡単だって言うんだから間違いありません。
なにせ8箇所にペグダウンしたら、あとはポールでインナーとフライシートを押し上げながら立てるだけなんですからね。
こんな単純構造で強度とか大丈夫なのか?と思ってたんですが、結構風も強かったのにも関わらずテント自体は全くビクともせず。
今後子供達が付き合ってくれなくなってソロキャンプなんていう時がきたとしても、このワンポール(ティピー)タイプの小さめのモノを買おうとすでに心に決めたくらいにお手軽に設営出来ました。
また、ドッペルギャンガーのワンポールテントの中でも一番巨大なモノを買ったのですが、これが大正解。
テント内はすごく広々として全く圧迫感を感じることもなく、快適に過ごせました。
まだ子供たちは小さいですが、ある程度大きくなってもこの広さであれば充分すぎる居住空間が確保できます。
さらにフライシートのパープル色がとっても可愛いです。
実はこのモデルには昨年ナチュラルシリーズとしてベージュ色のモノが発売されていたんです。
それも落ち着いた風合いで当初そちらを購入したかったんですが、今現在どこを探しても売り切れである意味仕方なくパープル色の通常品を購入したというのが正直なところです。
ですが、他のグループのテントを見るとやはりアースカラーのモノがほとんどで、遠目で見るとどのテントがどこのご家族のものなのかが分かりません。
もっと込み入ったキャンプサイトだとテントが乱立するでしょうから、このパープル色のド派手なワンポールテント、差別化というか、外遊びから帰ってこようとした子供たちが自分たちのテントの所在が分からなくなるなんてこともないんじゃないかと思います。
今回は入り口をタープポール立てて簡易タープとして使用しました。
これでもいい感じだったんですが、真夏の直射日光や雨を防ぐ意味でも、今後別途タープも購入して一緒に設営した方がいいかなと思っています。
巨大テントに大喜び
唯一のアクシデント、カセットコンロが点火しない
テント立てて一通り遊んだあとは夕ご飯です。
前日妻より「キャンプでカレー作りたい」と突然のメールが来ました。
正直言うと、夕ご飯は先に購入していたユニフレームの焚火台に付属しているBBQ用の網で肉でも焼くかと漠然と思っていたんです。
でも妻は、いやキャンプはやっぱカレーだろと。
ご飯はどうすんの?と問うと、米持ってって炊くと。
交際2年、結婚して8年、もう10年の付き合いにあるのに僕は今の今まで妻のことをアウトドアとか全く興味無い人だと思っていましたが、一番気合いがみなぎっていたのが彼女でした。
妻曰く、昔使っていたカセットコンロを持っていってカレーを作り保温は焚火台、その後ガスコンロで米を炊くと。
その時点でなんとなく嫌な予感はしたんですが、急ぎ飯盒を購入。
そしてコンロ用のガスボンベも購入。
あとは焚火台付属の網では鍋など重さのあるものを載せると歪んでしまうので、そのうちダッヂオーブンなんかも欲しいなーと思っていましたし、この際にと専用の骨太ロストルを別途購入しました。
結果この行動が窮地を救うことになります。
いざ晩御飯を作りましょう!
材料を妻と子供たちが洗ったり切ったりしているのを眺めながら、僕は焚火台に初点火してました。
材料に火をかけようと妻がカセットコンロを着火しようとスイッチをカチャッ。
「…」
うんともすんともいわず点火せず。
もう一度スイッチカチャッ。
「…」
やはり全く点火せず。
思わず顔を見合わせる僕と妻。
このあと何度か点火を試みますがやっぱりダメ…
ガスボンベには充分な残量があります。
要は経年劣化でカセットコンロが壊れてたんですね。
涙目で妻がどうしようと訴えかけ、僕は超笑顔で焚火台を指さしました。
いかにも余裕ぶって焚火台で作ればいいじゃんと振る舞いましたが、内心「ギリギリでヘビーロストル買っといてよかった」とホッと胸を撫で下ろしました。
カレー用の鍋と飯盒を乗っけたら、とてもじゃ無いけどBBQ用の網は重さに耐えられません。
自分で「俺ナイス」と思わざるを得ませんでした。
ただ、直火でなおかつ火力コントロールの難しい薪を使って米を炊くなんてのは中学生時代の学年行事以来です。
やっぱ素人に最初から飯盒で米を炊くなんて、妻を止めとけばよかったと思いました。
いや、正確に言うと、最初だしご飯はスーパーでパックに入って売ってるやつ持ってけば?と提案したんですが妻が譲らなかったんです。
でもここにきてしまったら仕方ないよね、
「始めチョロチョロ中パッパ、ジュウジュウ吹いたら火を引いて、赤子泣くとも蓋とるな、最後にワラを一握りパッと燃え立ちゃ出来上がり」
と言う米を炊く火加減を習ったのを思い出しながら見よう見まねでやってみました。
妻が米を炊く前に30分以上水に浸しておいてくれましたので、まずは中火で炊き始め、湯気が出始めたら強火に、吹きこぼれが始まったら蓋に重しを乗せて、吹きこぼれが落ち着いて「チリチリ」という音が聞こえたら中火〜弱火に。
そして火から下ろして飯盒を逆さまにして新聞紙でくるみ、15〜30分ほど蒸らす。
確かこんな感じで習ったのを必死で思い出しながら実践しました。
飯盒の蓋を取る瞬間は家族全員固唾を飲んで見守りました。
もし焦げ付いてしまったら晩御飯はカレールーのみ(いや実際は朝食用のパンやソーセージなんかもあったんですが)。
ドキドキして蓋を開けると、そこには宝石のような輝きを放つふっくらとした白米が綺麗に炊きあがってました!
もうそれを見た瞬間家族全員が歓声を上げ、周りのサイトの皆様から訝しげな目で見られましたが気にしません。
やっぱ自分で炊いたご飯は美味いよね。
そしてロケーションもアウトドアですから、いつものカレーの数倍も美味しく感じました。
子供たちも同じだったようで、ガツガツ貪るようにカレーを食べて大満足でした。
この白米の美味さたるや
ベタだけどカレーはキャンプの鉄板メニューですよね
でもやっぱり感じたのは、ガスバーナーはあった方がいいということです。
今回はそこまで気が回りませんでしたが、深夜焚火をボーッと眺めながらとか起きがけとか、気軽にお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり出来ますし、それこそ食事を簡素にしてカップラーメンなんか食べるときなんかも便利です。
幸か不幸かウチのガスコンロは壊れていました。
もともとアウトドア用じゃありませんし、今は使っていませんでしたので壊れてもまあ仕方ないという感じなんですが、せっかくなんでこの機会にと、帰宅後速攻でコンパクトバーナーを注文しました。
カセットコンロに使うガスボンベを使うことができて便利そうです。
そしてアウトドアでコーヒーを手軽に味わえるクッカーとパーコレーター、コーヒーミルのセットもいずれ購入予定です。
キャンプ、どハマりしそうです
こうしてちょっとしたアクシデントもありましたが、無事に初キャンプを大成功で終わることができました。
自宅でのBBQと違って自然の中に身を置くって気持ちがいいです。
Bluetoothスピーカーを持参しましたが、今回は全く使用しませんでした。
それは子供たちの遊ぶ声や鳥のさえずりが充分なBGM代わりとなり、リラックスできたからです。
特に風が木々を揺らす音がとても気持ち良かった。
例えるなら、映画「となりのトトロ」でネコバスが通っていくときに聴こえる音というか、風の通り道がわかるようなそんな感覚でした。
普段感じることのできない自然を充分に体感でき、子供たちにも、もちろん僕たち夫婦にもいい時間が過ごせました。
また、帰宅後今回の反省点を妻と話しましたが、おしゃれなキャンプ用品に興味津々の様子です。
今まで共通の趣味って音楽くらいで、その音楽に関しても嗜好が微妙に違っていた僕らですが、胸張って共通の趣味と言えるものができたような気がします。
今後少しずつお気に入りのアイテムを増やしていきながらキャンプを楽しんで、子供たちの成長を見守っていきたいと思っています。
それにしても想像以上に楽しかった!
キャンプ、どハマりしそうです。
次は仲良し家族とワイワイいくのもいいなー。