富士山周りで遊んで来ました

霊峰富士。
日本最高峰の独立峰で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られています。
数多くの芸術作品の題材とされ、芸術面でも大きな影響を与えました。
不老不死や死者甦生といった伝説もたくさん残り、今も昔も多くの人々に崇拝されています。
日本人なら誰もが憧れる富士山。
先日富士山麓に遊びに行って来ました。





石橋うなぎ店

新幹線を乗り継ぎ静岡駅に降り立って、まず向かったのが「石橋うなぎ店」。
静岡のうなぎ店では超有名店の様です。
店内は古民家を改装した様な趣きで大変落ち着きます。
基本的にメニューは「蒲焼定食」1本で、テーブル上のメニュー表にはサイドメニューしか記載されておりません。
この蒲焼定食、今まで食べてきたうなぎの中でも特筆すべき美味しさでした。
さばき方は背からと関東風、焼き方は蒸さずに焼くと関西風で、外はパリパリと焼き魚の様な食感、身は柔らかで脂が乗っています。
頭も頬周りに身がついており、小骨が多いもののほろ苦い美味しさでオトナの味でした。
さばき方は関東風なのに焼き方は関西風で不思議に思い調べたら、うなぎの関東風と関西風のボーダーラインはちょうど静岡県あたりらしく、この辺ではどちらのうなぎも食べられるそうです。

ファイル 2016-07-19 9 06 44歴史を感じさせる佇まい

ファイル 2016-07-19 9 07 04見つめられても動じずに頂きました


三保の松原

2013年世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」に登録された三保の松原。
静岡県静岡市の三保半島にある景勝地。
歌川広重の浮世絵でも描かれるなど、古くから親しまれている名勝です。
松林が広がる海浜と、駿河湾を挟んで望む富士山が絶景のはずなのですが、この日は天候がイマイチで、全く富士山が見えませんでした…
これも普段の行いか…とガッカリしましたが、こちらは「羽衣伝説」の舞台でもあり、浜には天女が舞い降りて羽衣をかけたとされる「羽衣の松」がありました。
付近の御穂神社には羽衣の切れ端といわれるものが保存されているそうです。
富士山が見れなかったガッカリ感を、御穂神社の御朱印で払拭しました。
(どうでもいいですが、羽衣伝説って結構エグい話だと思うのは僕だけですか?だって、いくら天女に惚れたからって、天女が水浴びしてる最中に羽衣隠して天に帰れなくして結婚しちゃって子供まで授かる訳ですよね?今の世なら犯罪ですよね?でも天女の水浴びは見たいです、あっ、本当にどうでもいいですね)

ファイル 2016-07-19 9 07 26正直者には富士山見えたそうです

ファイル 2016-07-19 9 07 39御穂神社の御朱印ゲット!


白糸の滝

静岡県富士宮市に移動してやってきたのは白糸の滝。
山形でも戸沢村に白糸の滝という景勝地がありますが、夏の暑い日などは水が枯れかかってる時もあり(ディスっている訳ではございません念のため)、富士宮市の白糸の滝も「 ちゃんと水あるんだろうな?ガッカリさせんなよ俺様を」とか思っておりました。
すいません、完全に舐めてました。
舐めていた自分にガッカリしました。
山形の白糸の滝とは趣きが全く異なり、上流の川から流れる滝と、断面からの湧き水による無数の滝が並んでおり、先の「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されているとのことです。
なんて形容すればいいんでしょう、優しく、女性的な美しさとでも言いましょうか、滝壺近くに立つと三方が水のアーチとなって幻想的な世界を見せてくれます。
ひんやりとして、とても気持ちの良い空間でした。
すいません、舐めてました。
そしてなんとなく山形の白糸の滝関係者にもすいませんと言っておきます。

ファイル 2016-07-19 9 07 55美しい。ただ美しい。


ちなみに写真撮るのを失念しましたが、富士宮市と言えばB級グルメの雄、富士宮やきそば。
白糸の滝を見た後に食べた富士宮やきそばはモチモチで非常に美味しかったです。
この日は山梨県に移動して旅館に一泊しましたが、終日曇りで富士山は見えず。
普段の自分の行いを恨みながら、翌日の天候が晴れることを祈りつつ、地元名物に舌鼓を打ち、地元名物のカップ麺をお夜食にして就寝しました(この日だけで1Kg太りました)。

ファイル 2016-07-19 9 08 11山梨名物カップ麺


富士山見えたで!!!

翌日早朝、矢も盾もたまらず旅館の屋上に上がってみると…
そこに雄大な富士山が見えるではありませんか!!!
ここ一番での勝負に強い、現役時代の清原容疑者並みの僕(小物)の本領発揮しました。
それにしてもデカい。
なんなんでしょう、この圧倒的な存在感。
お恥ずかしながら東北住まいの僕は、今まで富士山を見たのは出張に向かう飛行機や新幹線の車窓からのみで、ここまでじっくり富士山を眺めたことがありませんでした。
美しい稜線を描きながら天高くそびえるその姿は、日本の美の究極の形なのではないかとさえ思いました(寝癖直しながら)。
せっかく晴れましたが、山の天気は変わりやすいと言いますし、速攻で富士山五合目に向かうことにしました。

ファイル 2016-07-19 9 08 29グッドモーニング、フジ!!!

ファイル 2016-07-19 9 08 41浴衣と寝癖と富士山と。そこはかとなく漂う小物感。


富士山五合目

富士山の五合目までは車で行くことが出来ます。
電波とコンビニの無いところには極力行きたくありませんし、「 趣味は登山です」と皇太子殿下の様な事は言えませんので、僕の富士山体験はここが頂上。
これから頂上目指して頑張るであろう人々でごった返しておりました。
五合目とはいえ、さすが日本一の山。
そこから見る景観は普通に生活していては決して眺める事が出来ないであろう光景が眼前に広がっています。
旅館の屋上から見た富士山の稜線に、今自分がいるというのがすごく不思議な感覚でした。
間近で見る富士山は少し荒々しくも神々しい、まさに霊峰という姿を呈しておりました。
日本一の富士山の五合目という非常に微妙な場所で「よし、俺は日本一になる」(何の日本一かは聞くな、本人も分からん)と、固く決意した次第です。
今回は五合目まででしたが、次回は頂上に登ってみたい!!!
とは毛ほども思いませんでした。
登山される方、頑張って下さい。
もし行かれる方は頂上の浅間浅間神社で僕に御朱印買ってきて下さい。
あと、いろんな意味で有名な樹海も見れました。
なるほど、これはいろんな意味でうってつけの場所だなぁ。
今後僕が「探さないで下さい」という書き置き残して失踪したら、樹海を探してみて下さい(探して欲しくねーんじゃねーかよ?というツッコミ不可。当方一人好きの寂しがり屋)。

ファイル 2016-07-19 9 09 13五合目から見る富士山は荒々しい。

ファイル 2016-07-19 9 09 00雲海。ほーら雲の上にいるよおおおお(究極の小物感)

ファイル 2016-07-19 9 09 36いろんな意味での名所樹海。死にたくなったらまたここに来ようと思いました。

ファイル 2016-07-19 9 09 24ほーら富士山超えちゃったよおおおおお(小物界の大物気取り)


忍野八海

忍野八海は富士山の雪解け水が地下の溶岩の間で、約20年の歳月をかけてろ過され、湧水となって8か所の泉をつくる湧泉群だそうで、英名はSprings of Mt. Fujiと言うそうです。
こちらも、前述した「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。
僕が行ったのは五番霊場 湧池(ワクイケ)。
とにかく池の水の透明度が凄くて、中で泳いでいる魚たちがまるで空中浮遊している様な神秘的な美しさでした。
茅葺屋根と富士山を背景とした田園風景、そしてとても綺麗で透き通った湧泉。
のどかで美しく、自分が純日本人である事を実感させられる素晴らしい場所でした。

ファイル 2016-07-19 9 09 51我、日本人に生まれけり


城ヶ崎海岸

しばらく車を走らせて再び静岡県に入り、やってきたのは城ヶ崎海岸。
小さな岬と入り江が連続し、その多くは荒々しい断崖絶壁となっており、その特異な風景を目当てに僕を含めた観光客がたくさんいました。
幾重にもふところ深く入り組んだ岩礁、岬から岬へと続く眺めはまさに壮観です。
断崖絶壁の間に架けられた門脇吊り橋は、高いところが大嫌いな僕の気持ちを充分に萎えさせてくれました。
また、幕末の頃、この地を管理していた沼津藩水野氏が黒船の来襲に備えて四門の大砲を備えつけた砲台跡があったりして、歴史を感じさせてくれる場所です。
ところでこの場所、どこかで見た事があると思っていたら、サスペンスドラマなどのロケでよく使われるそうです。
この場所では観光地であるがために、観光客の転落事故が起きるそうです。
なるほど、これはいろんな意味でうってつけの場所だなぁ。
今後僕が「探さないで下さい」という書き置き残して失踪したら、城ヶ崎海岸を探してみて下さい(本日二度目)。

ファイル 2016-07-19 9 10 07火曜サスペンス劇場名物城ヶ崎海岸。死にたくなったらまたここに来ようと思いました(2度目)。


下田…は素通り

幕末の黒船は浦賀にやってきました。
「泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も眠れず」
この狂歌が表す様に、たった四隻の黒船出現によって幕末の動乱が巻き起こりました。
そして、日米和親条約で開港したのが下田でハリスが領事としていた場所。
艦隊を着けた港から、ペリーは日米和親条約付録下田条約を締結する会議の会場である了仙寺まで、楽隊を引き連れて歩いたそうです。
その時歩いた約500mの道筋をペリーロードとして、今に残しています。
誠に残念ながら、今回の旅では下田は素通り。
ペリー提督上陸の地碑とか見てみたかったなあー。
とりあえず通過する際のお土産屋さんでペリー喰ってやりました。
アイ アム ソンノージョーイ。

ファイル 2016-07-19 9 10 37ペルリ喰って尊皇攘夷


堂ヶ島

堂ヶ島はその美しさから「伊豆の松島」とも称えられる景勝地です。
近くには「加山雄三ミュージアム」があったりします。
大変申し訳ないのですが若大将には全く興味が無いため、今回は遊覧船に乗ってゆったりクルージングで景観を楽しみました。
やっぱり船に乗って眺める海は最高ですね。
自然と「うーみよー、おーれーのーうーみよー」と若大将の歌を口ずさんでしまいます(あっ)。
堂ヶ島の中には、洞窟の天井が崩れて穴(天窓)が空いた天窓洞があります。
天窓の周囲には遊歩道があり上から穴を眺めることも出来ますし、遊覧船で海から洞窟内に入ることもできます。
洞窟内を遊覧船が進んでいくと、天窓から光が差し込み海を照らし、何とも形容しがたい不思議な空間が展開しています。
なにこのパワースポット感!?
光の美しさを目の当たりにした後に食べた、鯵のぶっかけ丼もとても美味しかったです。

ファイル 2016-07-19 9 11 01若大将が海を愛する気持ちが少しだけわかりました。

ファイル 2016-07-19 9 11 15なにこれすごい!インディージョーンズ感。

ファイル 2016-07-19 9 11 31鯵をご飯にのせてだし汁ぶっかけます(エロい)


富士山麓は魅力満載

初めて富士山とその周辺に遊びに行きました。
本文中にも書きましたが、富士山は荘厳で雄大で、自分の存在など本当にちっぽけなものだと実感しました。
それと同時に、自分の悩みなんかもさらにちっぽけなものなのだと感じました。
スピリチュアルな事はあまり興味もないですし信じてもいませんが、古来よりの富士山信仰が理解できた気がします。
富士山周辺も自然の素晴らしさをひしひしと感じましたし、何より地元の人々が富士山とその自然をとても愛していらっしゃることが感じられて、とても良い旅が出来たと満足しています。
頂上まで登ろうとは思いませんが、今度は冠雪の富士山なんかも見てみたいなあと感じた次第です。
よし、俺は富士山のように日本一になる!(何度も言いますが何の日本一かは聞くな、本人も分からん)
ところで富士山は静岡県のものなんですか?
それとも富士山は山梨県のものなんですか?
誰か教えてください。