スレンダーなお医者さんはクレイジーだった 〜吉町文暢先生〜
この業界に入職してから十数年。
辛い事も多々あれど、仕事続けてて良かったなぁ。
こんな私でも、医療の最先端を突っ走っているその道ではご高名なお医者さんと一緒にお仕事させて頂く事が出来ました。
とてもいい経験になった。
青臭い様ですが自分の中で節目となった出来事を噛み締めながらエントリーします。
細いカテーテルを自在に操る先生
その先生とは、青森県立中央病院 循環器科部長、吉町文暢先生。
吉町先生は、患者さんに優しい治療をするためのデバイスの啓蒙活動と、日々の日記を更新しています。
心臓を養う血管を治療する際に使用する、カテーテルと呼ばれる細い管。
吉町先生はより細いカテーテルを使って実績をあげています。
身体の中に挿入するモノですから、太いよりは細い方が患者さんへの負担が少ないのは想像に難くありません。
しかし、細くなる分力技が使えない訳ですから、テクニックが必要になります。
吉町先生はこの細いカテーテルを駆使し、啓蒙し、全国のお医者さんの有志でSlenderClubJapanという組織を結成、会長として日本は元より世界を股にかけて精力的に活動中です。
細いカテはいかがでしょう? Would you like” Slender Catheter” ?
吉町先生とアタクシ
実はその昔、こんなエントリーをした事がありました。
林檎とロックと細い子好きなお医者さん | entrance / exit
読んで頂ければお分かりの通り、非常に薄ーくではありますが私も繋がっていたのです。
「いつの日か、一緒にお仕事してみたいなあ」
「間近で手技を見てみたいなあ」(ライブデモンストレーションなどではなく)
私も仕事に対する知識向上の欲は一端に持ち合わせておりますので、立場も分別もわきまえずそんな事を思う日々。
しかし相手は先述の通り世界を股にかけるお医者さん。
一方私は田舎のしがないディーラー。
活躍度合いも立場も全く違いますので、そんな日が来るなんて夢のまた夢と思っておりました。
でも神様っているモンなんですねー。
チャンス到来!
なんとなんと日頃大変御世話になっている病院さんで、吉町先生をゲストに迎え細いカテーテルを使用した治療のデモンストレーションとレクチャーを実施すると言うじゃあーりませんか!?
この機会を逃してなるもんですかーキリッ!
絶対に立会いして色んな事を学んでやるーキリッ!
斯くして私と上司の2名、お手伝いをさせて頂く事に相成りましたキリッ!
写真で今日を振り返る
Slender PCI Seminar@Yamagata univ Hospital
症例開始前、Mac談義する吉町先生とアタクシ
1例目のレクチャーをする吉町先生
手技終了後記念撮影する吉町先生と山形大学の先生方
いやー、凄かった!
実際頭では分かってる事でも、手技のスピード感やロジカルな治療戦略は大変勉強になりました。
何をするにも論理的な裏付けの元で手技をされ的確な処理をされる様は圧巻でした。
また、御自身の施設ではない、言わばアウェイの場所での手技、大変なのは想像に難くないのにも関わらずむしろそれすらも楽しんでいる様に見えたのは私だけでは無いはずです。
世界を股にかけてお仕事をしている経験がその様な余裕を産むのでしょう。
反対に我々は必死で吉町先生の御手技に食らいついておりましたが、足手まといにならなかったかと終わってから不安になりました…
吉町先生、本日は本当にありがとうございました!
我々の様なディーラーにもお気遣い頂き感無量です。
また、山形の先生方にはいつも大変御世話になり足を向けて寝れませんが、本日この様な機会を与えて頂いてとても感謝しております。
今後も(お医者さんではありませんが)精進を重ねて、微力ながら山形の医療向上に役立つ事が出来ればと思えた一日となりました。
あー、本当に面白かったなー!
おまけ
手技終了後、吉町先生から
「一緒に写真を撮りましょう!」
とお声掛け頂きました。
とても嬉しかったのですが、案の定悪ノリしてしまったアタクシ…
結局まともに撮った写真が無いという大失態を犯してしまいました…
まあこれも私らしいっちゃ私らしいので反省はしていますが後悔はしていませんキリッ!
ホンモノはどちらでしょう?吉町先生バージョン
ご高名な先生にこんな事させてこの先この業界で生きていけるのか一抹の不安が頭をよぎる…