BMX改造記 KASHIMAXのサドルとOAKLEYのグリップ(色違い)を装着

一時期どハマりしていたBMXの改造。
最近はちょいと落ち着いていましたが、以前からずーっと欲しかったアイテムを入手出来たため、久々にパーツ交換を施しました。





KASHIMAXのサドルに交換

僕は基本的に街乗りでBMXを使用していますので、純正品の硬めのサドルは過去に交換しています。

このままでも充分いい感じの仕上がりだったんですが、目立つパーツのホイールを白いプラホイールに換装しているため、黒いサドルがどうしても浮いて見えちゃうなーと、喉に引っかかった小骨のようにずっと気になってたんです。

サドルを交換してしばらく経った昨年夏、国産有名ブランド KASHIMAX の僕好みな柔らかサドルを発見しました。
カラーバリエーションも豊富なので、僕の車体に合いそうなホワイトをチョイス。
サドルの交換はいとも容易く、出勤前のわずかな時間でガチャガチャと交換。
脳内シュミレーション通り、ホワイトのプラホイールとの相性は抜群。
適度なクッション性もあり、お尻が痛くなるということもなく、快適の一言です。

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OAKLEY B-1Bグリップの別色に交換

そしてこの度グリップを交換することになりました。
以前僕は、OAKLEY の B-1Bグリップを装着して現在まで使用していました。

今ではアイウェアブランドとして名を馳せる OAKLEY ですが、その昔 BMX 用のグリップを製造していた時期がありました。
残念ながら1985年に製造中止となってしまい、純粋な意味での新品は入手出来ません。
よってどうしても欲しければ中古品かデッドストック品を探すことになるのですが、ごく稀に BMX ショップに入荷しても秒速で Sold Out…
メルカリやヤフオク、eBay を血まなこで検索して当時何とか Blue/Blue を入手したのです。

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これで満足、これで充分だったはずでした。
コレクターアイテムですから所有していることだけでも良かったはずでした。
でも僕が初めてこのグリップの存在を知ったときのカラーは Blue/White 。
スリーブの部分が白いカラーでした。
このときの印象が強すぎたのと、自分の車体に白が増えてくると、
「やっぱり同じ B-1B グリップでも Blue/White 欲しいなぁ」
と思うように。
と言うか正直に言います。
Blue/Blue は超妥協の末に買いました。
本音では Blue/Whiteが欲しかったんです。
でもね、 Blue/White は人気があって滅多に市場に出回らないんです。
超妥協の末に Blue/Blue を装着したはいいけれど、喉に引っかかった小骨のように(もういいですか?)いまいち不完全燃焼感を感じていました。

それにしても Blue/White、これが本当に市場に出回らない…
他のカラーはちょこちょこ検索に引っかかってくれるんですが、このカラバリだけはどうやっても引っかからない…
何をどうやっても探し出せない逸品で、憧れだけで終わらせておこう、いっそその存在を忘れてしまおうと、しばらくはグリップのことを考えないように自分の気持ちを押し殺して過ごしていました。

昨年末、妻がインフルエンザ、子供たちも寝静まって何もすることがない僕は、定期的に読んでいる東京の BMX ショップ BONS BROS. さんのブログに何気なく目を通すと…

なにっ!?
B-1B グリップ!?
しかもよく目を通すと…
Blue/Wite …だ…と…?
落ち着け、落ち着け、この記事は早朝5時代にエントリーされている、今は深夜だ、どうせ残っている訳がない、でも一応問い合わせしてみよう、どうせ売り切れと返信が来るだろう、そうだとしたらこれは夢だったと思うことにしよう(←この間0.5秒)。
あきらめ半分で問い合わせのメールをすると、なんと年末の慌ただしい中30分後くらいには返信を頂きました。

渡邊様

こんばんは。
ご連絡ありがとうございます。

OAKLEY B1-B は残りが Blue/White と Red/Yellow のみになってしまいました。
リプロではない、当時ものの箱入り新品で価格は◯◯◯◯◯円になります。

BONZ BROS.さんとのメールより引用


即買い。
もはやこれは運命。
期せずして念願・悲願の OAKLEY B-1Bグリップ Blue/White を入手することが出来ました!
この後 BONZ BROS. ご担当者様とメールのやり取りをさせて頂いたのですが、以前こちら様から HUTCH 製のラットトラップペダルを購入したときのことを覚えていてくださって、日付変わって大晦日にも関わらず盛り上がることが出来ました。
とても感じの良いショップです。

交換作業は あかりと太郎のスケートボードの先生である @jocksboardshopskt 先生と @ocycle 先生、そしてお互いの子供がスケートボードを楽しんでいるので最近富に会う機会が増えた @mae1980 先生とわちゃわちゃと行いました。
今までグリップの交換する際は、すでに装着しているグリップをカッターでザクザクカットして外してたんですが、@ocycle 先生と @mae1980 先生が
「価値のあるグリップを無理矢理ぶっ壊すのはおやめなさいそれはもう絶対に!」
と強く仰るので、装着済みの Blue/Blue のわずかな隙間に水を垂らし入れ(潤滑油だと新たに装着するグリップがすっぽ抜ける可能性あるためオススメしません)、ジワジワと壊すことなく取り外すことに成功!
矢継ぎ早に Blue/White をねじ込んで装着完了です!

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これですよこれ!
長年追い求めたパーツをようやく装着出来て感無量です。
白いパーツが増えた愛車にぴったり。
とても満足のいくカスタムでした。
ちなみに取り外した Blue/Blue は、使わないのに持っておくよりは使ってもらった方がいいという僕のポリシーにより、@mae1980 先生に無償で提供することになりました(タバコ2箱くらい奢ってほしいよねw)。
このカスタムで何気に一番得したのは彼かもしれません。


一箇所手を入れると他も手を入れたくなる

この日は僕と先述の御三方が全員所有している T19 x HOW I ROLL Two Four の1st モデルに興味を持った美容師さんの BMX を組み上げるのがメインでした。
そのマシンにも僕らの手持ちのパーツを持ち寄りましたが、まずはデフォルトのパーツをメインに @ocycle 先生が組み上げておりました。
新たにオーナーになった美容師さんも、各部のパーツに興味津々なご様子で、購入された BMX が半年後、一年後にどのような変貌を遂げるのかがすごく楽しみです。

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BMXのカスタムがとても面白く感じるところは、どこかひとつのパーツを変えると全体のバランスが一変して、他のパーツも変えたくなるという、いい意味でのスパイラルに陥るところ。
どこで妥協というか線引きするかはオーナー次第ですが、こだわるとどこまでもこだわれるというのがとても楽しい。
バキバキのレーシング仕様にしたり、ブランドにこだわったり、僕のように見た目至上主義になったり、オーナーごとにこだわりがあって、みんな話を聞きながらカスタムするのは非常に良い時間です。
一人でコツコツとカスタムするのも楽しいし、みんなでやいやいやりながらカスタムするのも異常に楽しい。
側から見たら異常な光景だと思いますよ。
真冬の、積雪の、自転車に乗れない環境なのに自転車イジって楽しんでるんですから。
そんな視線が全く気にならないくらいに楽しい遊びです。
さてさて僕の愛機はもうそろそろイジるところも少なくなってきました(と言いつつ、@mae1980 先生が勝手に準備してくれてたコグの交換や唯一残った黒いパーツのブレーキホースを白に換装などまだイジる要素はあるんですが)。
一抹の寂しさも感じるのですが、春になったら同じ車体のオーナーの皆様とグループライドしてインスタ映えする写真を撮るのが密かな夢です。