LIVE BOX 2018に出演しました

告知していた毎年恒例のLIVE BOX、無事に終演しました。
お客様にはめちゃめちゃ盛り上がって頂いて本当に感謝しております。
今回も楽しくライブできました!





今回のメンツは熱かった!

今回はラインナップが発表された時からちょっとビビりました。
出演バンドが凄すぎてスリリングなイベントになること必須。
皆様人気バンドなので、イベントスタート前からたくさんのお客様に足を運んで頂き、あれよあれよと言う間にフロアは身動きするのが大変なくらいに埋まっていき、外の暑さとフロア内の熱気でステージ上の機材は結露一歩手前みたいな状態に。
結果延べ70名オーバーという集客になりました。
さすが皆さん人気バンドだし、15年続いている人気イベントだなと改めて感じるとともに、これはダラけたパフォーマンスは出来ないぞと変なプレッシャーを感じたのが正直なところです。


テトラルキア

元カッパマロのギタリスト、山K軍曹いや、ケースケさんが新たに結成したハードロックバンドがテトラルキア。
あの当時のことを知っている身としては、彼らが同じステージで対バンとか考えられなかったんで、感慨深いものがありました(最近のカッパマロのライブでケースケさんがステージ上がってギターを弾くなんていう茶番があり対バンの可能性の発芽はあったのですが)。
テトラルキアのデモ音源、うっかり未聴のままこの度のイベントに望むことになり、前情報が全く無いまま彼らのライブを目の当たりにしたんですが、ハードロックとは言うものの結構キャッチーな曲も多く、ケースケさんはこういうのがやりたかったんだなーというのがステージから伝わってきました。
楽しそうにプレイするケースケさんを見ていると、カッパマロ脱退は結構衝撃だったんですけど、実は彼にはそれが正解だったというか袂を別ってやりたいことをやれてるんだなーと感じます。
ありがとうございました!
また一緒に演りましょう!

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カッパマロ

LIVE BOX主催のバンド、カッパマロ
もう本当に腐れ縁レベルでご一緒の機会が多く、もしかしたら僕らとカッパマロは抱き合わせ、いや、僕らがカッパマロに吊り下がってると思われても仕方ないくらいの仲です。
僕らのバンドの結成当時からイベントに誘ってくれて、迷走期というか暗黒期もイベントに誘い続けてくれて、お前らこれじゃダメだと叱咤激励してくれて、カッパマロとLIVE BOXが僕らを成長させてくれたと感謝しています(本人らに直接は絶対言わないけどなw)。
今回もカッパ節は相変わらず、フロア巻き込み型ライブは彼らの真骨頂で、お客さんと一緒に楽しむ姿勢は悔しいですが今後も見習いたいところです。
もはや彼らはジジイになるまでカッパマロであり続けるんでしょう。
そういう姿勢も大いに見習いたいですね。
ありがとうございました!
また一緒に演りましょう!

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she turns me on

ぶっちゃけて言うと個人的に今回のイベントで一番対バンが楽しみだったのが she turns me on だったんです。
ギターボーカルのタカヒロくんは前身バンドの頃からガンガンライブやってて、当時から有名な存在でした。
もちろん僕も彼のライブ見たことありますし(打ち上げで知ったことですが)彼も僕らのライブ見たことあったようです(あと僕の自邸が地元のローカルな住宅情報番組で紹介された時も見ていたとぶっちゃけられ腰砕けそうになりました)。
そんなお互いに存在は知っているんだけど絡みが無かった彼らとの初対バン、いやーやっぱり凄かった!!!
今年最初のライブとのことですが、そんなことは微塵も感じさせないタイトなプレイ。
楽曲もバリエーションに富んでいて飽きさせません。
バンドとお客さんが一緒にめちゃくちゃ楽しんでいて、逆にそれが彼らの後にライブを控えている僕のプレッシャーになりました。
僕ハイスタ世代なんで、こういうメロディックなパンクロックって大好物です。
若いプレイヤーだととんがりすぎる可能性もあるメロディックパンクロックを、円熟味のあるサウンドに昇華しているのは今までの継続が成せる技なんだと思います。
初対バン、スゲー楽しかったです!
ありがとうございました!
また一緒に演りましょう!

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dinner

そしてこちらも超ベテランの dinner
僕が山形でバンドを始めた頃にはすでに有名なバンドでいろんなシーンで活動しており、僕の中では雲の上というか、僕らなんか下の下過ぎて交わることすら許されない位に思っておりました。
それがなんのご縁か対バン叶い、ようやく交わることが出来ました。
残念ながら僕らの出番が彼らの直後だったため、最初の1〜2曲くらいしか観ることが出来ず、あとは楽屋に流れてくる音を聴くしかなかったんですが、スッゲー大人の音を出すポストロックバンドだなと。
ほぼ全編インストゥルメンタルなんで、一音一音をすごく大事にしているのが分かるといいますか、音と音の紡ぎ合いが凄かった。
テクニック無いとインストとか成立しないっすよね。
すごく前衛的で実験的な要素もあって、玄人好みのライブでした。
これも一朝一夕では出来ないライブ運びですね。
こういう音楽、お酒飲みながら聴くともっと気持ちいいんだろうなー。
ありがとうございました!
また一緒に演りましょう!

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everything-different

まずね、そもそも出番がおかしい。
she turns me on とか dinner とかトリに相応しいバンドが目白押しなのに僕らがトリなのがおかしい。
この件に関してはスケジュール発表された時から主催者に異議申立てしたんですが全く受け付けてもらえず。
そして当日も皆さん素晴らしいライブかましてくれるんで、普段あんまり緊張しない性分の僕は、今回結構緊張してステージを迎えました。
でもね、主催者が僕らにトリの任務を与えたのも色々と意図があるんだろうと前向きに受け止めて(多分僕らの機材やセッティングが面倒なんでトップかトリという扱いなのはうっすら気付いてます)、いつも通りに目一杯演らせて頂きました。
自分らのプレイの出来がとかそんなことは書きません。
僕は目一杯楽しみました。
そして観て頂いたお客さんも楽しんでくれている様に見えました。
バンドとお客さんが一緒に楽しむことが出来た、僕はそれだけで充分です。
心残りは「打ち上げこそライブ本番」という信条を持つ僕が、当日の早起きと午前中のスケートボードで疲労困憊、打ち上げ途中でリタイアしたことです…
今までこんなこと無かったんで軽く自分でショックです…
ライブ当日は打ち上げを考えたスケジューリングをしなきゃなあと感じました(だが反省してないのでまた同じことやらかす自信あり)。

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継続は大事

今回の出演バンドは昔から活動しているバンドマンの皆さんがたくさん出演しました。
バンド名が変わっても、メンバーが変わっても、音楽を続けて定期的に(←ここすごく大事)ライブを演ってきた人たちです。
実感したのが、(何事もそうかもしれませんが)継続することってとても大事なことだということです。
若さ故の勢いで突っ走るっていうのも素晴らしいんですが、経験豊富なプレイヤーから放たれる音っていうのは説得力が全く違うなと。
演ってるジャンルとか全く関係なく音に力があるなと。
何故その音なのか?
何故そのアンサンブルなのか?
しっかりとそのプレイヤーの経験や理論や自分の軸に基づいて出してくる音は、力強く鮮やかで観る者に感動を与えてくれるんですね。
僕らも結成から10年以上経過しました。
僕が彼らに感じるように、僕らを観る皆さんにも似たようなことを感じてもらえているのだろうか?と考えると甚だ疑問なんですが、継続してきたからこそ自分らにしか出せないものがようやく出せるようになってきたかなという実感だけはあります。
多分今回のイベントに出演したバンドマンのほとんどは今後ずっと音楽演り続けるんでしょう。
僕もそのつもりですし、そうありたいです。

また、LIVE BOXというイベントも然り。
2003年にキックオフして今年で15年目という長寿イベントになりました。
最盛期には月一ペースでイベントやって、この場でバカやって、この場で出逢えた人たちもたくさんいます(お恥ずかしながら僕と妻の出逢いもこのイベントなんだな)。
長年続けてると出演者も若干年齢層高めになってしまうのは致し方ないのかもしれません。
主催者に僕は「年寄りの冷や水イベント」とたまに冷やかします。
でも前述のように説得力あるバンドが出るイベントですから、腹の底から楽しいイベントです。
改めて言えば、LIVE BOXってホントに良いイベントで、集客力もあるし、来てくれたお客さんがみんな笑顔で帰っていくのがすごく印象的なんですよ。
単発のイベントでも同じような感じになるかもしれませんが、少なくともここ5〜6年くらいのLIVE BOXは本当にすごい。
まさに継続は力なりを地で行くイベントだと思ってますし、そんなイベントに拾ってもらって心底感謝しています。
主催者の頭には白髪が目立ち始めましたが、まだまだ一緒に突っ走るよね!?

最後になりますが、今回のイベントに足を運んで頂いた全てのお客様、対バンの皆様、ライブハウススタッフの早坂さんとゆみこさんにはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
若輩者ではございますが、こんな僕らを今後ともよろしくお願いします!
ピース!