【Music】Hi-STANDARDの18年ぶりのフルアルバムをフライングゲット
昨年10月に16年半振りにシングルを発売したHi-STANDARD(以下ハイスタ)。
満を持してフルアルバムとしては18年振りとなる新作「The Gift」が本日発売されました。
店頭には前日から置き始めるのが常のため、昨日無事にフライングゲット!
18年振りのフルアルバム
昨年のゲリラリリースの記事は こちら に書きました。
あの時は驚きと感慨深さで、しばらく足が遠のいていたCD屋さんに足を運び、手を震わせながらパッケージを購入したのを昨日の事のように覚えています。
ここ最近は音楽をオンラインで購入したり、ストリーミング配信で楽しんでいるのは僕だけではないはずです。
オンライン販売やストリーミング配信が現在の音楽販売の主流となり、実店舗は苦戦を強いられています。
そういう状況だからかは分かりませんが、残念ながら昨年ハイスタの作品を購入したお店もその後潰れてしまいました。
でもそういう流れに逆らうかのような店頭先行のゲリラリリースを強行し、僕のような輩に実店舗に足を運ばせた力を持つハイスタというバンドの魅力とパンク精神を再確認したものです。
今回の新作「THE Gift」は前回と異なり事前告知はあったものの、やっぱり発売日近くなると心がざわつき始めます。
オンラインで購入してもよかったんですが、なぜかハイスタはパッケージを手にしないとダメなような気がして、案の定今回もCD屋さんに足を運んで発売日前日に購入できました。
新作手にしてレジ待ちの僕はうっすら笑みを浮かべ、おそらくその場の誰よりもキモくて可愛かったでしょう。
でもいいんです、キモくて。
やっぱり良いよね、好きなバンドの音源を実店舗で買う瞬間って。
まあ買うよね
ファスト・ラウド・ショート・メロディアス
昨日の夜からずっと聴きかじっている今作。
まだ何十回も聴いている訳ではありませんからこの後感想は変化するかもしれませんが、「ハイスタはハイスタだった」というのが今の感想です。
彼らの楽曲の根底となっている「速い・煩い・短い = ファスト・ラウド・ショート」という要素に、ハイスタの真骨頂とも言える時に甘く時に切なく同時に豪快に弾けまくる黄金のメロディーは変わらず。
時間が過ぎるのを忘れるくらい、あっという間にフルアルバムを聴くことができます。
また、ハイスタはカバーソングの良さにも昔から定評があったのですが、今回もバッチリ収められてます、カバーソング。
今回はサイモン&ガーファンクルの名曲「Bridge Over Troubled Water(邦題 : 明日に架ける橋)」。
原曲も素晴らしいんですが、ハイスタがカバーするととっても良いんですよ。
原曲の和訳通り、甘く切なく、聴く人の背中をそっと優しく押してくれる曲に仕上がっています。
しばらく聴き込むことになりそうなフルアルバムです。
タイトル同様、季節外れのギフトをもらったような気分になりました。
何気にゲリラもやってた
ちなみに昨日店頭に足を運んだ時、目的の今作の横に見慣れないパッケージのDVDも並んで鎮座されてました。
なんと、ハイスタ活動休止前の最後のライブになったイベント、「Air Jam 2000」時のライブDVDじゃないですか!?
これは事前告知無かったよね???
またゲリラやりやがった!!!
頭がパニックになりながらその場でTwitterで検索すると、多くの人が同じようにパニックになりながらも購入しているようです。
もはやゲリラするのが当たり前のように感じられなくもないですが、でもこういうサプライズにファンが喜ぶということをハイスタはよく分かってますね。
また今回もそのパンク精神にしてやられました。
こういうパンク精神、僕も見習いたいものです。