渡邊、キャスターボードにハマったってよ!

僕のルーツは映画「Back To The Future」かもしれません。
この作品を観てギターを始めたりスケートボードを始めました。
それ以降スノーボードやBMXなど俗にいうエクストリームスポーツに傾倒していきました。
時を経て子供達にもスノーボードをさせたりと相変わらず楽しんでいますが、新たに娘が始めたキャスターボードに僕がどハマりしちゃいました。





キャスターボードとは?

casterboard


キャスターボード(Casterboard)とは、連結した二枚の板それぞれに自在車輪(キャスター)を一つずつ備える、スケートボードの亜種。
2000年代に韓国で考案・製品化して日本にも輸入された。
日本ではRipStik(リップスティック)として販売された。
日本のRipStik輸入業者の一つは、製品を「BRAVEBOARD」(ブレーブボード)の商標で販売している。

Wikipediaより引用


路上を板状のモノで滑走するという点ではスケートボードに似てますが、見た目や構造は全く違います。
足を置くデッキが前後に分かれており、各デッキの底面にはインラインスケート用のウィールを備えたキャスターが後方に傾けて取り付けられています。
前後のデッキはトーションバーで連結されており、トーションバーを軸にしてデッキをひねる事ができます。
これによって足を地面と平行にしたまま体を左右に振るだけでスケートボードでいうところの「チクタク」と同様の前進ができ、左右の足を別個に傾ける事で前輪と後輪を独立して操舵する事ができます。
その一方で、通常のスケートボードの様に片足で地面を蹴って進む事(プッシュ)は難しく、また特殊な機種を除いて後退(フェイキー)も不可能です。


スケートボード買う予定だったが

本当は子供達にスケートボード買う予定だったんです。
特に息子には今年からスノーボード始めさせる予定ですし、いつもお姉ちゃんのおさがりギアしか与えておらず、ちょっと不憫感(と言いつつスノーボードはお姉ちゃんのおさがり予定ですが)。

そんな事を考えていた折、我々家族共々お世話になっている御家族のお宅に娘が遊びに行きました。
そこで娘が目にしたのがキャスターボード。
先方のお子様が所有しており、滑らせてもらったら案外滑れてかなり楽しかったと。
自分も欲しいと。
とどのつまりは買ってくれと。

うーん、お父さん悩んじゃいますよねー。
横乗りスポーツギアを買ってあげるのは全然いいんです。
もともと息子にはスケートボード買う予定だったしね。
でもキャスターボードって選択肢はそれまで無かったんだよなー。
あくまでも僕の主観ですが、スケートボードと比べるとキャスターボードってビジュアルがカッコ悪いんすよねー。
キャスターボード特有の、ライディング時のあのクネクネした姿がどうも好きになれません。
さらにスケートボードは、デッキやトラック、さらにはウィールといったパーツを自分好みのモノをチョイスして「自分の板」を作り込んでいく楽しみもありますが、キャスターボードはデッキの種類もあまり多くなく、先述のチョイスする楽しみがあまりありません。
しかもスケートボードはウィール(車輪)が4つ付いてるけどキャスターボードは2つのみ。
これスケートボードより難しいんじゃなくて?

まあでも自分じゃなくて子供達が遊ぶギアですからね。
自分のエゴを子供達に押し付けるのはよろしくないかと(今までも散々押し付けてますが)、翌日には娘にキャスターボードを購入しました。

ちなみに肝心の息子ですが、試しに僕のスケートボードに乗せてみたところ、
「怖い」
「怖いよ」
「怖いよぉぉぉぉぉ」
と誰に似たのかビビりすぎて、ションベンライダー(こんなタイトルの映画ありましたよね?)と化してしまい、一旦様子見することにしました…
根性ねーなー小僧。


僕がどハマりしました

購入してすぐに練習し始める娘。
直後はうまくライディング出来る訳もなく、「お父さんやって見せて」とかるーくおっしゃった。
父の威厳が問われるこの局面、うまくライディング出来なかったら骨折した足のせいにすればいいかとチャレンジしてみるとあら不思議。
2ライド目で簡単にライディングすることが出来ました!

構造の複雑さやチャレンジする前のイメージに比べると、かなり簡単に乗りこなすことが出来ます。
実際娘もこの後10分程の練習で補助なく滑ることが出来るようになりました。
これ、カービングでの動きがスノーボードのそれとほぼ同じなんですねー。
今の時期のスノーボードのオフトレにはスケートボードよりもむしろキャスターボードの方が向いている気がします。
また、ご覧になれば一目瞭然ですが、かなり腹回り・腰回りをツイストするので、継続すれば夢のクビレ女王も夢ではなさそうです。

ちなみに妻は、試しにキャスターボードに乗せてみたところ、
「怖い」
「怖いよ」
「怖いよぉぉぉぉぉ」
と息子のビビりはこの人の遺伝だと思わざるを得ない程ビビりすぎて、ションベンライダーと化してしまい(正確に言うとライダーにすらなれてないのでただのションベンなのですが)、クビレ女王への道は頓挫しました…
根性ねーなーバキッ(←僕が殴られる擬音)。

キャスターボード正直舐めてました。
とっても面白いです。
おそらくほんのちょっと横乗りスポーツやったことある人なら一瞬で乗りこなせると思います。
滑り出しが安定しないので、そこだけある程度勢いをつけてプッシュが必要ですが、一旦滑り出してしまえば、むしろスケートボードより簡単にカービングが出来ます。
スケートボードの亜群ではありますが、スケートボードの感覚とは全く違う乗り心地と楽しさと言っていいでしょう。
うまく表現するのは難しいんですが、スケートボードはライディングした後のトリックを楽しむモノ、一方でキャスターボードはライディングやカービング自体を楽しむモノという違いを感じています。
申し訳ありませんが見た目は圧倒的にスケートボードの方がカッコいいんですが、それでも路面を足元のグリップでしっかり捉える感覚はどちらも同じ。

そしてスノーボードのオフトレとしてスケートボードは役に立つのか?と聞かれれば正直疑問ですが、キャスターボードは間違いなくオフトレとして役に立つと思います。
僕も娘もスノーボードを嗜みますし、追々息子にも始めさせる予定です。
今回は娘のだけを購入しましたが、なんとか息子のビビりまくる性格に根性焼き食らわせてキャスターボードも一緒に楽しみたいなぁと思っています。
家内にも素敵なクビレを手に入れてもらうためにもバキッ(←もはや家庭内DV)