【追記あり】骨折しました

シュール。
あまりにもシュールなタイトル。
でも僕の身に起きてしまった事実。
タイトル通り、僕は骨折しました。
こんな経験、したくてもなかなか出来ませんから、近年のユーチューバー並みに身体を張ったBlog書いてみたいと思います。




凍結した路面で

2017年1月10日早朝。
業務に出かけようと慌ただしく自宅玄関を出て営業車に乗り込もうと歩き出したところまでは覚えています。
次の瞬間目に入って来たのは冬の灰色の空。
気付いたら天を仰いでいました。
前夜からの冷え込みで路面が凍結、絵に描いたように滑って転倒。
受け身を取ろうとしたんでしょうね、膝から折り曲げた左足首が、身体とアスファルトにサンドイッチ。
経験したことのない激痛が左足首を襲いました。

当初感じたのは激痛というより痺れといった方が正確かもしれません。
立とうとしても力が全く入らず、その場に再び崩れ落ちる始末。
無理矢理仕事に行こうにも当然車の運転など出来ず、両足で自宅内に入ることも出来ず。
仕方なく玄関先のドアまで片足ケンケンで移動、ドアをガンガン叩いて妻を呼び出し、肩を借りて自宅内へ。
痛くて痛くて辛抱堪らず、今考えれば明らかに救急車案件なのですが、「ご近所を早朝から騒然とさせてはいけない」という無駄な正義感が働き、妻の運転で近医を緊急受診。
お医者さんより
「あー、典型的な脱臼骨折と靭帯断裂だねー入院だねー明日オペだねー」
と早朝から極めて冷静に、満面の笑顔で診断が降り、翌11日にオペの運びと相成りました。
毎年凍結路面で滑って転んで骨折とかいうニュースを見聞きするにつけ、「都会人軟弱、バロスバロス」とか思ってましたすいませんでした。
僕の足もあっさりパッカリ折れました。
せめてスノーボードで転んでーとかカッコいい感じが良かったなー…

ちなみに本当にどうでもいい話ですが、1月10日(現地時間1月9日)は、「Macworld 2007」の基調講演でiPhoneが発表されてから、ちょうど10年となったそうです。
はいどうでもいいですね。

IMG_8351転倒した際のイメージ図


オペまでが辛い

急に入院・オペと言われても当然その日も業務が入っていた訳で、上長・同僚、取引先のお客様方に報告と引き継ぎしなければなりません。
そのやりとりまでは気を張っていたためか痛みをあまり感じていませんでしたが、一通りの引き継ぎを終えた後からが辛かった…
イタイ イタイ アンド イタイ…
今まで経験したどんな痛みとも違う、形容し難い異常な痛み。
結局翌日のオペまでに痛み止めとして筋肉注射を5回、座薬を4回、経口薬4回と、大量の鎮痛剤をぶっ込まれました。
座薬はいろんな意味でちょっとだけ気持ち良かったですはい。

そしてもうひとつショッキングな出来事。
オペ時の全身麻酔で邪魔になるからと、「そのご立派なヒゲを剃りなさい」との無慈悲な命令。
止むに止まれず仕方なく、自身の結婚式ですら剃ることのなかったヒゲを剃毛し、ほぼ15年ぶりくらいに自分の素顔を見ることになりました。
あまりの貧相さにゲンナリしました…

そのヒゲを剃る遠因ともなった麻酔、全身麻酔と局所(脊椎)麻酔の選択が任意で出来ます。
キングオブビビリの僕は迷うことなく全身麻酔をチョイス。
僕だって医療業界の隅っこに身を置き働いていますから、全身麻酔のリスクは分かってます。
それでも迷わず全身麻酔。
だって嫌じゃん、オペ中に周りの声が聞こえてくるの。
目が覚めたらオペ終わっていたいじゃん。
それに脊椎麻酔って導入時の穿刺が鬼の如く痛いって言うし…
しかし、1年のうちの四半期を風邪気味で過ごす僕が、その時風邪をひいていない訳がありません。
その旨看護師さんに伝えたら、
「あら、風邪気味だったら全身麻酔は危険だからオススメしませんよー」
という無慈悲な反応…
いや、それでも全麻がいいんじゃ僕は!
完全に駄々っ子と化し、オペ室に運び込まれた僕に、最後は麻酔科の先生がつぶらな瞳で
「全麻危ないよ、局麻にしといて軽く眠らせる感じじゃダメ?」
と仰って僕陥落。
「はいー、背中にぶっ刺すよー!!!」
と背中を剥き出しにされて穿刺されました。
あれ?
足の患部の痛みに比べたら痛くない。
なんだよおい、これだったらヒゲ剃らなくてもよかったんじゃないのか?zzz…
という訳で、気付いたら無事にオペが終わっておりましたとさ。

あまりにも当たり前過ぎるのですが、俗に痛いと言われる脊椎への穿刺や筋肉注射、骨折した患部の痛みと比較したら、全く痛くありません。
いや、全くというのは大袈裟で、痛いのは痛いんですが、骨折って相当痛いってこと、39年生きてて初めて身を以て理解しました。

IMG_8342
仮病じゃないよ診断書だよ


日常は一瞬で非日常になる

オペが終わって本日で2日目。
段々と痛みが引いてきています。
痛みがないってのは素晴らしいです。
ですがあの痛みはしっかりトラウマになっている様で、足の指先を動かすのがとても恐い。
意識して動かさないと浮腫がひかないのは理解しているんですが…
また、しばらくは車椅子や松葉杖生活で、当たり前に出来ていたことが出来なくなるっていうのは精神的に堪えますね…

業務に関わる沢山の方々に多大な御迷惑と御心配をおかけしてしまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
こんな状態になっても出来ることはやろうと、病室にはMacBook Air, iPad, iPhoneなど持ち込んで、出来る範囲で仕事してます。
これくらいならこいつに振っても良さそうだと思える仕事あれば、是非ご連絡下さい。

ひとつだけものすごく悔しいのは、せっかくお揃いでシーズン券買って、いっぱい一緒に楽しもうとしていた、娘との今シーズンのスノーボードが少なくとも僕は絶望的になってしまったことです…
リフト乗るときに娘のボードを持っててくれさえすれば、あとは勝手に着脱して勝手に滑り降りてきますから、どなたかウチの娘をスキー場連れてってくれませんかねぇ?
でもスノーボードで骨折するって可能性もあるよね?
万が一こんな辛い思いをしてしまうのなら、娘のスノーボード辞めさせてしまおうかなど、実に身勝手なことを考えてみたり。

骨折ですから、基本患部以外の箇所に問題無い訳で、リハビリ生活が始まった今、時間の流れが強烈に穏やかに感じています。
今までと同じ様に仕事してたらこんな時間の感じ方しなかったんでしょう。
今までの日常が、骨折してしまうことによって一瞬で非日常になりました。
ネガティブな意味ではなく、こうなってしまったからこそ今まで見えてなかったことが見えたのも事実。
普段体験出来ないことを体験出来て、何よりこうしてこれ以上ないブログネタゲット出来ました。
冗談はさておき、あの状況だと頭部挫傷なんてこともあり得たかもしれませんから、左足首の骨折だけで済んで良かったというのが本音です。
正直まだ夢の中の様な不思議な感覚で、時間の使い方がなかなかに難しい。
要はヒマです。
リハビリ頑張って早く社会復帰したいと思っております。

あー、タバコ吸いてー。

IMG_8353サンクチュアリ化された病室


2017.01.23追記 ギブス外れました

入院からほぼ2週間、本日ギブスカットしました(でも足関節のサポーターはしてなきゃいけませんが)。
今までリハビリは主に指先のマッサージのみでしたが、本日から本格的に左足を地面につけて歩行訓練が始まりました。
来週くらいまでは、松葉杖を両側に持って体重の4分の1しか左足にかけちゃダメなんですが、それでも大きな一歩です。
左足の甲の外側が突っ張る感じがして痛いのですが、ひたすらリハビリ頑張りたいところです。


2017.02.04追記 一時帰宅しました

両側に松葉杖持ったままですが、左足の荷重を体重の三分の一までかけていいくらいまで回復しました。
本日一時帰宅し、自宅に一泊です!
お昼ご飯はお気に入りの定食屋でラーメンとチャーハン、夕ご飯は焼肉パーティ。
とにかくジャンクフードがうまい!!!
何より家族と過ごす時間がこんなに素晴らしいものだと再確認したところです。
これで生活に支障なければ来週のどこかで退院させてくれと主治医の先生にお願いしました。
ようやくシャバの生活がめど立ちそうです!