NHK大河ドラマ『真田丸』を存分に楽しみました

毎週日曜のお楽しみNHK大河ドラマ。
幸か不幸か、昨年の悪夢があったおかげか、今年の「真田丸」は非常に楽しませてもらいました。
昨日最終回を迎えた「真田丸」。
今年念頭に楽しみにしている旨の記事をエントリーしておりましたので、結びの意味で感想などをつらつらと書き綴ってみたいと思います。
あくまでも僕の主観なので、意見が異なっても「黙れ小童っ!」と言わないで下さい(言われたら「黙れ小童っ!」って言い返すけどな)。





やっぱり戦国モノはいい

ここ最近の大河ドラマ、正直ヌルくねーか?と思っている方は昔からの大河フリークの方だと存じます。
僕も小学生の頃からずっと視聴している訳ですが、本当にここ最近は観ていて辛い作品が多々存在しました。
具体的な作品名は控えますが、女性に「戦は嫌だ」と言わせてみたり、過度に史実を捻じ曲げたり、過度に主人公を美化・英雄視したりね。
また、当時は家を守るために側室を娶るのが当たり前の時代だったのに、女性視聴者層に媚びているのか正室しか登場させなかったりと、あまりにも現代の史観やリテラシーでドラマを作りすぎている節があったように思います。
おかげで話の内容が破綻してしまうことも多々見受けられました。
大河ドラマはエンターテイメントですから、多少の脚色があるのは理解できますが、あまりにも都合のいい史実の湾曲などに「ついに大河ドラマは終わってしまうのか?」と哀しくなっていたものです。

しかし「真田丸」は違いました。
昔のいわゆる古典的な大河ドラマと比べれば作風は軽くコメディタッチなところもありましたが、それは脚本家三谷幸喜氏の手腕ですし、ここ数年の大河ドラマではベストな作品でした。
史実と異なる点もありましたが全然許せる範疇のもので、主人公や真田家が置かれた状況などが分かりやすく表現されていたように思います。
逆に戦国モノでは必ず描写される本能寺の変や関ヶ原の戦いなどは、真田家が直接絡んでいない事象のためあっという間に終わってしまったのも新鮮でした(賛否ありますが、真田家に関わりのない事象を描くと話がとっちらかってしまいますから、これはこれで正解だったのではと感じています)。
史実の真田信繁(幸村)が歴史の表舞台に躍り出たのは最晩年の一年ほどです。
そこを変に美化せずに、次々に主人公が変わっていくかの如く主人公は最後の最後ギリギリまで歴史の目撃者として表現され、歴史の渦に巻き込まれていく様を丁寧に描いていました。
配役もドンピシャにハマっていた人物が多く挙げれば枚挙に厭わないのですが、「黙れ小童っ!」で一躍脚光を浴びた室賀正武など、この題材でなければ歴史の陰に埋もれていた人物などを知ることが出来たのも大河ドラマの醍醐味です。
久々にムック本も全部購入しましたし、サントラも購入しました。
すでに発売中の前半部のDVDはiTunesにry…(おっと誰か来た様だ)。
本当に久しぶりにガッツリ楽しめた大河ドラマでした。

それにしてもやっぱり戦国モノはいい。
切り取り次第の陣取り合戦、一見単純に思えますがその中で生き残るために智略の限りを張り巡らせる様はシビれるものがあります。
選択を間違えれば明日をも知れぬと言う緊迫感は、現代では絶対に味わうことができません。
こんなヌルい時代に生きているからこそ、そんな緊張感を疑似体験できる戦国モノは滾るものがあるのかもしれません。
まあ、幕末・維新の時代と比較すると、国取り合戦、陣地取りは観ていて分かりやすいよね。

あと、単純に鎧兜ってメチャメチャかっこいい。
真田の赤備えとか最強レベルのかっこよさ。
僕も信繁の甲冑装着してみたいぞ。
そして多分似合うと思うよ(黙れ小童っ!と言ってください)。
あの甲冑を身にまとい、大坂冬の陣の際、完成した出城の名前を信繁が命名するシーンは鳥肌が立ちました。
「決まっているであろう、真田丸よっ!」
大河史に残る名シーンだと思います。
戦国カタルシスここに極まれり。

yukimura
俺もこんなん身につけて敵に突撃したいわ(敵って誰よ?)


女性主役の大河ドラマはもうやめませんか?

さて今年目一杯楽しんだ分、来年が恐くて仕方ありません。
来年はまた女性が主人公です。
しかもごく最近、来年の主人公のこの人物は男性だった可能性が示唆される資料が発見されてしまった様です…
無理して女性主役の大河ドラマを作ろうとマイナーな人物をわざわざ探してくるからこんなことになるんじゃないのー?
出足からズッコケ感満載で、これ一年間どうファンタジーすんのよと思わざるを得ません。

男尊女卑と言われても仕方ありませんが、もう女性主役の大河ドラマは極力やめて欲しいのです。
だってさ、日本の歴史の中で直接歴史を動かした女性って数えるほどしかいないんですよ。
パッと思い出せるところで北条政子や日野富子。
卑弥呼や推古天皇、持統天皇でもいいんですが、彼女達を描くには一次資料があまりにも足りません。
仮に北条政子を主役にしても、彼女のヒャッハーな部分ってそれこそ同性にウケが悪いとかで多分描かないでしょ?
「篤姫」の成功体験が忘れられないのかもしれませんが、女性主人公に「戦は嫌にござります」とかなんとか言わせて周りの男を振り回す大河ドラマはもうまっぴらです。
なんだったら「真田丸」のスピンオフ作品を放送しても僕は全く構いません。
主役が男→女→男→女って流れ、ホントなんとかなりませんかねぇ?
案外こう思っている方って多いんじゃないですかねぇ?

今年一年は「真田丸」に存分に楽しませて頂きました。
来年は大河ドラマ好きの意地だけで視聴しますが、心折れそうになったら今作を見返して傷を癒そうかなと思っております。
黙れ小童っ!