我が人生のベスト10曲を選ぶ(2016.01.30追記 #私ヲ構成スル9枚)
“No Music No Life”
こんな言葉は気恥ずかしくて声高には言えませんが、それでもやっぱり音楽が好きです。
私のこれまでの人生の節目節目で聞いていた音楽は、まさに血となり肉となり、私の人格形成にまで影響を及ぼしたと言っても過言ではないでしょう(いや過言です) 。
大袈裟な表現でしたが、誰だって自分の好きな曲というのはある訳で、ひょんな事から「自分史上の名曲トップ10」を選曲する事に。
いやー、選ぶのホントに難しいわー。
事の発端
今年度私は、娘の通う小学校のPTA評議員(平たく言えばPTAの役員的なアレ) に選出されてしまいまして…
PTAとか面倒だなあと思っていたんですが、娘が幼稚園の頃から時折顔を合わせていたお父さん方も選出されており、仲良くなるに連れてこれはこれで楽しいかも?(かも?だからな!)と思ってきたところです(だからと言って来年以降も評議員引き受けるとは一言も言ってねえ) 。
そして同じ学年の評議員に選出された、天童市内に某有名旅館を営むYさんと、とある行事の打ち上げで意気投合。
側から見てると「おホモだちですか?」と疑われるレベルで、周りそっちのけでイチャラブチュッチュしていた時の事。
お互いにすこぶる音楽好きだという事が判明し、お互いのiPhone内のミュージックライブラリを見せ合いっこしてポッとしていると、Yさんが「今度遊ぶときに、お互いの『ベスト10曲』聴かせ合おーよ」と提案して選曲する事となった訳です。
なるほど、それは面白い。
音楽って、生活やファッション、さらに大げさに言えばその人の生き様にまで密接に関係すると思っているので、選ばれたベスト10曲はその人の嗜好や生き様を如実に語るはずですし、もちろん私のベスト10曲も自分自身の人生を語るものとなるでしょう。
Yさんとは時計までオソロ(はぁと)
10曲選ぶってなかなか大変
冒頭でも書きましたが、誰にだって思い入れの強い曲が必ずあるはずなんです。
アマチュアとは言え私もバンドマンですから、それはもう結構な数の曲を聴いてきました。
曲を聴けばその時の情景が思い浮かぶなんてことも多々あります。
人生の転機となった曲もあります。
ただ、2015年9月現在、私のiTunesライブラリには10228曲の音楽たち…
この中から10曲を選ぶのって結構難しいんですよ。
7~8曲くらいまでは割とサクサクチョイス出来るんですが、その後が大変。
「あー、この曲もいいよなあ」
「あのときこの曲聴いて頑張ってたなあ」
そんな事を考え始めると、絞り切れなくなる訳です。
そして既に選曲済みの曲も再考対象になってしまうという魔のスパイラルにハマってしまいます。
選曲するにあたっては洋楽・邦楽問わない事はもちろん、マニアぶってメジャーな曲やアーティストを避ける等、変にかっこつけずに自分に素直に選んでみました。
いや、選んでみましたとは言うものの、実際はまだ選びきれておりません…
でも、この作業結構楽しい。
自分の人生を振り返ってるようですし、他の人に公開すること前提なのが恥ずかしい様な気もしますが、それがまた楽しい。
案外大変…
3曲だけ掲載してみます
散々迷った挙句に未だに選びきれていないベスト10曲。
もちろん今後この10曲以外でランクインする音楽と出会うかもしれません。
しかし、この先どんな音楽と出会っても絶対に私のベスト10曲に入り続けるであろう3曲をここに載せてみます。
結局メジャーアーティストになってしまいましたが、嘘偽りなく自分に多大な影響を与えた3曲です。
Rez / Cowgirl – Underworld
まずはUnderworld。
今の自分のバンド形態の理想形であるエレクトロニックミュージックユニットです。
それまでいわゆる”打ち込み”の音楽をまともに聞いていなかった、というか軽視さえしていたのですが、彼らの音楽を聴いてそのクールさに衝撃を受けたのを覚えています。
Underworldの音楽は、全く土っぽさを感じさせない都会的な音楽なんですよね。
彼らはデザイン会社TOMATOに所属しており、音楽もそうですが映像作品もとてもカッコいい。
1999年と2003年のFuji Rock Festivalで彼らのライブパフォーマンスを実際に体感したときは、陳腐な表現しか出来ませんが鳥肌が立ちました。
そして彼らの曲の中でもライブ盤「EVERYTHING,EVERYTHING」に収録されている「Rez / Cowgirl」が最強です。
実はこの曲、「Rez」と「Cowgirl」の2曲をミックスして1曲に仕上げているんですが、単曲よりもライブ盤のこの曲の方が好みです。
Underworldの全てが凝縮している曲だと思っています。
私が現在デジタルミュージックと映像という形態でバンド活動をしているのは間違いなく彼らのこの曲が影響しています。
ちなみに私のiPhoneの着信音はこの曲です。
Smells Like Teen Spirit – Nirvana
そしてド定番のようですがNirvana。
そしてこれもあまりにもド定番の「Smells Like Teen Spirit」。
おそらくこの曲に影響を受けた人は沢山いらっしゃるでしょう。
当時中学生だった私は、余りあるリピドーを抑え切れず、それをぶつけるモノもなく、悶々とベッド上でナニかをしていたんですが、ラジオから流れてきたこの曲にハッとしてナニかをしていた手が止まってしまいました(たぎるリピドーはその後昇天ry…もういいですか?) 。
単純なコード進行で演奏も乱暴なのに、これほどまでにカッコいい曲って他に類を見ないと思います。
ギターでコピーすれば分かりますが、本当にこの曲は簡単なんですよ。
それでもカッコいい曲が出来るんだと、私に音楽を演ることのキッカケを作ってくれた曲でもあります。
初期衝動の勢いとカッコよさ。
それがこの曲の本質ではないかと思っています。
ビートルズとニルバーナはそれまでの音楽を変えたと言われていますが、私自身も変えてくれたという意味で、自分の中の記念碑的な楽曲です。
今でもこの曲を聴くと、余りあるリピドーを抑えきれずナニがry(もういいですか?アゲイン) 。
Hyperballad – Björk
最後にBjörk。
私がビョークを知ったのは、とあるアーティストが彼女の曲をカバーしていた事に始まります。
原曲を聴いてみようと思い、初めてビョークに触れたのが「Hyperballad」。
この独特の世界観にどっぷりハマってしまいました。
彼女の魅力は、うーん、なんなんでしょうねぇ?
実態のない浮遊感と申しますか、あまりにも独特な世界観。
決して歌が特別上手い訳ではないのですが、唯一無二、唯我独尊とでも言いましょうか、上手く形容出来ない音楽です。
でもそれが彼女の彼女たる所以のような気がします。
2003年と2013年のFuji Rock Festivalでも、その余りにも不思議で、余りにも心地良い世界観に浸ることが出来ました。
YouTubeの動画を貼りましたが、これはRoyal Opera Houseでのライブ映像です。
これはDVDとして発売されています。
フルオーケストラとデジタルミュージックが融合した圧倒的な作品です。
ちょっとでも興味のある方は、絶対に観た方がいいと思います。
実際、ビョークの世界観って完全に好き嫌いがハッキリ分かれます。
でも誰が何と言おうが、私はビョーク大好きです。
自分の音楽史を振り返るのは自分の人生を振り返る行為だキリッ
こうやって改めて自分のミュージックライブラリを掘り起こしてみると、改めていろんな音楽を聴いてきたんだなと感慨深いものがありますね。
ライブラリの中の音楽たちは、一曲一曲に自分の思い出が紐付けされており、その曲を聴いていた当時の情景が一瞬にして脳裏に浮かんできます。
甘酸っぱかったり、苦しかったり、楽しかったり、悲しかったり。
また、音楽ってファッションシーンにも密接に紐付いています。
パンクやモッズ、ヒップホップなど、好きなミュージシャンのスタイルを自分の身に着けるモノに反映させるなんて事は誰だってやってきたはずです。
私も未だに自分のファッションの参考にするのは、俳優でもモデルでもなく、ミュージシャンのスタイルが多かったりします。
一度、Macのハードディスクがクラッシュしたことがありました。
手持ちの音源は全てiTunesで管理していますから、ハードディスクが壊れる即ち自分の管理している音楽が無くなる事を意味します。
あのときの気持ちの堕ちようったら、言葉では言い尽くせない程のものでした。
幸いにしてバックアップをしっかり取っていたので、その後私の音楽たちは無事に戻って来たのですが、音楽と写真を消失するのって、自分の人生が無くなるのと同じだと思った事を覚えています。
そうなってみて改めて、音楽というのは人の生活や人生に密接にリンクするんだなと感じました。
「自分の人生のベスト10曲」
とてもオススメです。
是非皆さんも自分の手持ちの音楽からチョイスしてみて下さい。
その10曲は、皆さんの人生を如実に表してくれることでしょう。
2016.01.30追記 #私ヲ構成スル9枚
TwitterやFacebook周辺で ” #私ヲ構成スル9枚 “なるハッシュタグにて、自分に影響を与えたアルバムジャケット9枚を曝け出すのが流行っていますので、遅ればせながら乗っかってみました。
当然ながら上記の3曲が収録してあるアルバムも入っています。