思いつきで日帰りFUJI ROCK

行くつもりはなかったんだ…
当日までそんな事全く考えてなかったんだ…
でも我慢出来なかったんだ…
気がついたら車に乗ってたんだ…
苗場に向かってたんだ…
この世の天国に向かってたんだ…
FUJI ROCKに向かってたんだ…






久々のFUJI ROCK FESTIVAL

という事で、車を走らせる事約5時間。
どうしても観たいアーティストが出演するために、行って来ましたFUJI ROCK FESTIVAL 2013

FUJI ROCK FESTIVAL ’13|フジロックフェスティバル ’13

結婚する前は毎年必ず参加していましたし、彼女(現妻)と遊びに行ったりもして、とても素晴らしい思い出だけが残る夏フェスですが、結婚後ここ数年は育児もあり、業務も慌ただしく、行く事が叶わず悶々としておりました。
妻からは
「行って来ていいんだよー」
とは言われていたものの引け目の様なモノを感じており、子供達が大きくなったら皆で行こうと毎年自分に言い聞かせていたのです。
しかし、今年のラインナップが発表になり観たいアーティストが同日に並んでいるの知り、とりあえず誰にも言わずひたすら隠し通してチケットと駐車券ポチ。
「多分行かないから、行きたい人に安価で譲ればいいしな。」
と我慢ガマンがまん…
…(前々日)
……(前日)
………(当日)
我慢出来ねーしーっ!!!!!
チケットあるし、今日見逃したらあと何年先に観れるかわかんねーしーっ!!!!!
とりあえず2組のアーティストさえ観れれば悔いはねーしーっ!!!!!
無理すれば日帰りできるしーっ!!!!!
という事で突発的に日帰りFUJI ROCK(お一人様)敢行!!!!!
現地はここ最近の山形と同じく雨が酷く、ゴアテックス着込んでも中に染み込む様な酷い時間帯もありまして、iPhoneをバッグから出すのも億劫になる位だったため、 写真は殆ど撮れませんでしたが、記憶は心とBlog残すモノwww
ふぅ、行って良かったわー。
これ見逃したらずっと後悔しちゃうトコだった。
って事で観て来た2組のアーティストのレビュー!


KARL HYDE

KARL HYDE

1987年にリック・スミスとアンダーワールドを結成。
また90年代以降、世界中のクリエイターからアート、音楽、ファッション業界に多大な影響を与え続けているクリエイティブ集団tomato の創立メンバーでもある。
アンダーワールドとして映画監督のダニー・ボイルやアンソニー・ミンゲラの映画作品のサウンドトラックや、王立国立劇場やスコットランド国立劇場の舞台音楽なども手がけている。
また2010 年にラフォーレ・ミュージアム原宿で個展を開くなど画家としての顔を持ち、写真家や文筆家など幅広く活動。
2012 年には、ロンドンオリンピック開会式の音楽監督を務めたことも記憶に新しい。
そしてブライアン・イーノ主導で進められた即興ライヴ・プロジェクト『Pure Scenius』に参加し、そのプロジェクトを通じて仕事を共にしたレオ・アブラハムスとコラボレートして完成されたソロアルバム『エッジランド』を2013年4月にリリースした。

私が現在のバンド形態にするのに多大な影響を受けたのがUnderWorld。
楽曲と映像のコラボレーションは他の追随を許さない世界最高峰のユニットです。
そのメンバーのカールハイド(通称カールおじさん)がソロ作品を引っ提げてFUJIに登場!
UnderWorldとは一線を画するチルアウト系の曲の数々ですが、なるほど、やはりUnderWorldっぽさも感じさせます。
それにしてもカールハイドはカッコいいおっちゃんだなー。
将来はこんなおっちゃんになりたいなーと観る度に思わせてくれる、センス抜群のライブパフォーマンスでした。


Bjork

Bjork

11歳でアルバム『ビョーク』をリリース、17歳でUKデビュー。
その後、シュガー・キューブスで世界デビューを果たし、U2 と世界ツアーを実施するなどし、大きな話題を博す。
バンド解散後、ソロ活動を開始。
唯一無二のヴォーカリゼーション、常に時代の先を見つめる独自のスタイルで称賛を浴びる。
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に主演女優とし、音楽ファンの枠を超え、絶大なる支持を獲得。
2011年には音楽+自然+テクノロジーを融合させたマルチ・メディア・プロジェクト『バイオフィリア』を始動。
新作『バイオフィリア』を携えて遂にFuji Rock Festivalに降臨!!

この人のライブが観たかったんですよっ!!!
以前のFUJI ROCKでのライブも圧巻だったビョーク。
カールハイドのセンスを都会的と形容するならば、ビョークのセンスはとてもヒューマニズムなモノと言う事が出来るでしょう。
彼女の歌声、存在感、パフォーマンス、そして使用機材やライブでの大掛かりなステージのセットなど、正に唯一無二の存在で、「音源を聞いただけでは魅力は伝わり切らない」という言葉が1番マッチするアーティストだと思ってます。
いやー、凄かったわ!!!!!
思いつきでも観に来た甲斐があったっ!!!!!
やはりビョークは神でした。
何なんですかね、苗場の山々に突き刺さる彼女の歌声は?
何なんですかね、観る者を引き込んで離さないあの映像は?
何なんですかね、曲が終わるごとに彼女が放つ「ドウモ アリガトッ」の可愛さは?(これはFUJIでのビョークのお約束なんですが)
とにかく世界観がハンパなかったっ!!!
正直私の稚拙なボキャブラリティでは上手く表現出来ないのが悔しいですが、本当に本当に素晴らしかったっ!!!


贅沢な楽しみ方

結局この2アクトを楽しんで、速攻帰宅の途に就いたのです。
行きに5時間。
帰りに5時間。
苗場の滞在時間正味4時間程度。
3日通し券代と駐車券代を考えると非常にもったいない、しかし言い方を変えればとても贅沢な楽しみ方が出来た様に思います。
今までは、せっかく行くんだから3日間フルで楽しまないとーと、肩を張った楽しみ方で、それが故に充実感も勿論ですが疲労度もかなり大きかった。
たった数時間ですが、FUJI ROCKのあの雰囲気も久々に味わえましたし、観たいアクトは充分に味わえましたし、充実感しか残らないオトナな楽しみ方が出来たと感じます。
でもでも本音は、早く家族と一緒に行きたいなー。

FRF13Bjork
ビョーク姉さん「ドウモ アリガトッ!」