本日天氣晴朗ナレドモ雪深シ
他県にお住まいの方々にとって山形は、『雪国』というイメージを抱かれる方も少なくないのではないでしょうか?
事実私もそう思っておりますし、例年降る雪も慣れ親しんだモノです。
でもそれは昨年までの話。
おかしい、、、
今年は何かが狂ってる、、、
記録的な大雪
東北は冬型の気圧配置と、強い寒気が流れ込んだ影響で、日本海側を中心に記録的な大雪に見舞われた。
大雪に見舞われた2日、県内各地で被害が相次いだ。
山形市では31年ぶりに積雪が90cm超え、交通機関も大きく乱れた。
JRは午後から全面運休となった山形新幹線の上下線23本を含む上下線計301本が運休、上下線27本が遅れて大幅に乱れ、2万6730人に影響した。
道路は東北中央道が全面、山形道や国道348号などが部分的に通行止めに。
山交バスによると、山形市内の路線バスは朝から大半が運行を取りやめ、山形―仙台間の高速バスも3分の1が運休した。
山形市の高校では、この日の入試に受験生約140人が間に合わなかった。同校は急きょ3日にも試験を行うと決めた。
県教育庁などによると、庄内町などで小中学校3校が休校し、村山地区を中心に高校14校が休校。午前中で打ち切るなど授業時間を短縮した学校も相次いだ。山形新聞ホームページより引用
例年雪に慣れている我々でも、先週から続くこの豪雪にはホトホト参っているところです。
特に印象深い2012年2月2日の私の1日を時系列で書き起してみましょう(すべてノンフィクション、全く誇張しておりません)。
早朝5時に起床、窓の外を眺めありえない光景に思わず「なんじゃ、ごりゃぁ???」と松田優作的奇声を上げる。
急いで雪掻きしようと玄関を開けようとするも、玄関先に積もった雪でドアがなかなか開かない(うっすら涙目)。
なんとか家を脱出し雪掻き開始、お隣の旦那さんと「降りましたねー」などと薄っぺらい会話をした後黙々と2時間雪掻き。
ヘトヘトになって出先機関へ向かうものの、道路のそちらこちらで車がスタックして立ち往生、田んぼにも車が転がっている。
普段なら20分もあれば到着するところへ1時間もかかり、挙げ句の果てにはその施設の駐車場で私の車もスタック、、、(本気で涙目)
心優しい3人の方に車を押して頂きなんとか事なきを得、降り続く雪の中人のありがたみを実感、「この人達になら抱かれてもいい」とちょっとだけ思う。
無事に立会いが終了し、時間があったためにふと家の事が心配になり一次帰宅、たった数時間の外出の間にもさらに積雪、妻と黙々と雪掻き(軽く涙目)。
ヘトヘトになって事務所に戻り数時間、さらに激しくなる降雪で上司や同僚の帰社が遅くなり、我が身可愛さに同僚の帰社を待たずに帰る。
帰宅、早朝と日中雪掻きしたにも関わらず、その痕跡すら見当たらない程の積雪、、、黙々と雪掻き(ちょっと涙目)。
ヘトヘトになってお風呂に入り窓の外を眺め、延々降り続く雪に絶望感しか感じない、、、就寝、、、
都会の皆様申し訳御座いませんでした
ちょうどこの一週間前、関東圏でも雪に見舞われたとのニュースを鼻で笑ってた自分がいました。
下の写真は1月29日、「東京の連中なんてまだまだ甘えよ!こっちはこれくらい積もっててもまだまだ余裕だぜっ!キリッ!」と、まだ調子ブっこいて余裕ブっこいてた時点でのアタクシ、、、
まさか5日後にそれ以上のしっぺ返しがくるなんて、、、
東京都民各位、調子こいてて、余裕こいてて、内心小馬鹿にしててすいませんでした、、、
今の私にこんな笑顔はありません、、、
こんなの始めて
雪国山形に産まれ育って34年。
31年振りの大雪との事ですが、その頃まだ幼児だった私にはその記憶がありません。
よって私の記憶では未だかつてこのような大雪を経験したのは初めてと言う事になります。
いやー、ここまでくると最早災害です。
2月2日は外部からの交通も遮断され、山形は陸の孤島と化しました。
山形県内でも交通網は完全に麻痺。
我々営業を生業にしている人間にとっても非常に辛い事態です。
そして本日災害という名にふさわしい事態が私の身にも降り掛かりました。
自宅屋根に積もった雪の一部が落雪、私の愛車に積んであるルーフボックス(スキーとかスノーボードを入れるアレ)にクリーンヒット、、、
ルーフボックスはものの見事に粉砕されてしまいました、、、
まあ実際使用頻度としては多くなかったですし、購入から7〜8年経過しており経年劣化も著しかったため、精神的ショックは少ないです。
むしろ「Blogネタできちゃってラッキー!明るくなったら写真撮ってBlogに追記しよー!」とか思っちゃっているのですが(明日追記しますのでお楽しみに!キリッ!)、でももしもそこに人がいたらと思うとゾッとしてしまいます。
2012.02.05 写真追記しました、キリッ!
この度の雪害では人的被害も数多く発生しているようです。
山形県内の各自治体は雪害の対策本部を立ち上げています。
自治体には大変感謝しておりますが、どうやら寒波は来週も猛威を振るいそうとの事、、、
昨年の大震災といいこの度の雪害といい、自然の脅威にかくも人間は無力なのか?と挫けそうになりますが、それでも我々は生活しなければならないのです。
都会の皆さん、小馬鹿にして頂いても構いません。
我々は豪雪の中逞しく生きてやるぜー!
ちなみにこの大雪で娘は大喜びで毎日はしゃいでます。
子供は強いねえ。