Snow Leopard顛末記
これまで、Appleにはいろんなトラブルを与えられてきました。
でも愛機の可愛さゆえ、どんな仕打ちをされようが乗り越えてきたんです。
私もそれなりにMac歴は長くなってきたため、最近ではちょっとしたトラブルだったら自分で解決出来る技術的スキルと、あまり気にしないようにする図太さが身に付いてきたような気がします。
しかしこの度、私のMac歴の中で間違いなくベスト3に入ってしまうとんでもないトラブルに巻き込まれてしまい、実にAppleらしいやり方で解決になった出来事がありましたので備忘録を兼ねてご紹介です。
前回のエントリーでご紹介したように、Macの新しいOS、Mac OS X 10.6 Snow Leopardが8/28に発売開始され、同日私のところにもファミリーパック(5台までインストール可)が届きました。
OSのメジャーアップデートなので、バックアップはしっかり取って喜び勇んで、まずはiMacにインストールを開始っ!!!
すると、開始2〜3分も経たないうちに、このような表示と共にインストールが終了してしまいます、、、
インストールする内容を変えたり、メディアから立ち上げてインストールを何度も試みましたが、同じ表示ばかり、、、
iMacのDVDスロットがおかしいのかもしれないと思い、iMacにMacBook Proを接続、MacBook Proをターゲットディスクモードにして、こちらのDVDスロットからiMacにインストールしようと思っても全くダメ、、、
おい、コラッ!!
新品のハズだろーがっ!!!
清掃しろってどういうことよっ!?
これはもう、DVDメディア自体がおかしいに決まってる!!!
その後すぐにAppleコールセンターに電話問合せしてみたところ、20〜30分待たせられ、様々な部署をたらい回しにされ、ようやくオペレーターの方に繋がりました。
状況を説明すると、間髪入れずにオペレーター様はこのような旨の話をしておりました。
- 同じ問合せが本日朝から殺到している。
- どうやらファミリーパックに多いトラブルのようだ。
- 近日中に代替品を発送。今回送られて来たモノはユーザーが廃棄。
Twitterや某巨大掲示板でも、私と同じ様な内容のトラブルが様々な方に発生している模様。
それと同時に、普通にインストール出来た方の楽しそうなレビューもたくさんあり、完全に波に乗り遅れてしまいました、、、
いままで、OSのインストールは散々やってきましたが、インストール後のトラブルは若干あったものの、インストール自体が全く出来ないというトラブルは全くありませんでした。
おそらくは中国かどこかの安価なDVDメディアにデータを焼いたのでしょう、、、
Apple様、ホント勘弁してくださいよ、、、
アンタ達、MacやiPodやiPhoneで散々儲かってるハズでしょーっ!?
本当に楽しみにしていた分、私のヘコミ加減といったら、、、
なんとかならないかと、ずーっとMacをいじってたせいで、妻とも大喧嘩してしまうハメに、、、(てか、こっちが一方的に悪いんだけどね)
そんなブルーな出来事から二日後、そのApple様からこのようなmailを頂きました。
お客様各位
ご注文番号:×××××××Mac OS X 10.6 Snow Leopard ファミリーパックの早速のご注文をいただきありがとうございます。
この度はせっかくのご注文に際し、お客様に多大なご迷惑をおかけしておりますことに深くお詫び申し上げます。先のご案内のとおり、Mac OS X 10.6 Snow Leopard ファミリーパックの代替品のご用意を進めさせていただいておりましたが、大変申し訳ないことにMac OS X 10.6 Snow Leopard ファミリーパックのご注文の急増に伴い、一時的な製品の供給不足が発生しております。
ファミリーパックでは最大5台のApple商標が付されたコンピュータへのインストールが可能となるものですので、誠に勝手ながらMac OS X 10.6 Snow Leopard(シングルユーザー)を5パックご用意させていただき、代替品に代えさせていただきたく存じます。
ご迷惑をおかけしており誠に申し訳ございません。今後ともアップル製品をご愛顧いただきたく何卒お願い申し上げます。
今後ともApple Storeをよろしくお願い申し上げます。
Apple Store
なぬっ!?
シングルユーザー版を5枚!?
太っ腹と言ってあげたいが、シングルユーザー版は3300円でしょ?
それが5枚という事は3300円 × 5枚 = 16500円
ファミリーパック版は5600円なので、、、
16500円 – 5600円 = 10900円の、Apple側の損失。
私だけでなくたくさんのユーザーが同じ対応のハズですから、Appleの損失はいくらになるんですかねぇ?
まぁ、安いメディアを使用していると思われますから、これでも粗利は出ているのかもしれませんが。
こんなことしたら、余ったDVDをヤフオクかどこかに転売してお小遣い稼ぎしようとするバカが出現するかもしれませんね。
しかも『ファミリーパックのご注文の急増』ですって!?
それは、不良品が多量に紛れ込んでいるため、製品出荷を一時ストップさせたんではないの?
いわゆる、『もみ消し』ってヤツですか???
しかし、こんな豪快な解決法を行うのは、いい意味でも悪い意味でも『さすがApple』としかいいようがありません。
その対応に、うっすらと笑う事しか出来ませんでした。
そのmailからさら二日後、大き過ぎる段ボールに入って、本当にシングルユーザー版が5枚届いたのでございました。
一つのOSをこんなに買う事はないでしょうから、最初に購入したファミリーパックを含めた6枚を並べて記念にパシャリ。
こんだけ沢山並ぶとちょっと贅沢。
このまま並べて飾っておこうかとも一瞬思いましたが、辛抱たまらずiMacにインストールしてみました。
かなりドキドキしながら、インストール中のモニターを見ておりましたが、今度は上手くいってるようです。
数十分後、無事にMac OS 10.6にアップグレード完了しました!!!
散々な目に遭いましたが、ようやくSnow Leopardにお目に掛かる事ができました。
ファーストインプレッションとしては、『非常に早い!!!』
ぱっと見は前のOS、Leopardと変わりないんですが、かなりブラッシュアップされているような感覚です。
64bit対応(正確には64bitに対応しているアプリでないと無理)のためか、挙動が相当キビキビしています。
今までも悪くはなかったんですが、今回のアップグレードはかなり快適です。
OSアップグレード時特有の様々なバグをいろんな方が報告されてますが、私のiMacでは現在、起動できないアプリや、挙動がおかしいアプリはありません。
この勢いでMacBook Proもアップグレード、といきたいのですが、MacBook Proは主にライブなどで使用しており、他社性ソフトやプラグインが多数インストールされています。
それらの会社の対応を待たないと、とんでもない目にあうとよろしくないので、インストールは年末位を考えています。
それにしても今回のトラブルはホントにびっくりしたなぁ!
まぁ、そんな酷い目にあっても、私はAppleが大好きなのですが。
今、私の手元には、我々everything-differentが曲を作成するのに使用しているLogic StudioのアップグレードDVDが二日前に届いたばかり。
Snow Leopardとほぼ時を同じくしてメジャーアップデートされる、AppleのDTMソフトです。
速攻でインストールして新しいLogicを使ってみたいんですが、今回のような出来事を経験すると二の足を踏んでしまい、未だインストールしておりません、、、
いろんなレビューを見て、ゆっくりインストールしてみようと考えています(それでも今週末にはインストールしてしまいそうですが)。
大丈夫だよねっ!?Appleさん!!!!!
もしこれがダメなら、また代替送ってくれんのかなー?
クレーマー化しそうな自分が恐い、、、