【スケートボード】記録と教訓と〜ヘルメットはマスト〜

子供たちがスケートボードを始めてから、いつかはやってしまうだろうと思ってはいましたが、恐れていたことが現実になってしまいました。
これまでで一番大きなケガをしてしまい、いつも何気なく身につけているヘルメットの有り難みを身に染みて感じました。
思い出したくないんですが、記録として残しておくために書き起こすことにします。



あかり左側頭部強打

昨日午前、長女あかりがスケボー最中に高さ1.5mのセクションより頭から落下転倒、左側頭部強打してしまいました。
具体的にはロールインしようとしてコーピングにテール側のトラックがロック、そのまま身体だけ先行して落下した、と書けばやっている人には状況を分かって頂けるかと思います。

3年以上子供たちのスケートボードを近くで見ていて、何度も何度も転んだところを近くで目撃して、「これは大丈夫」とか、「これはちょっと痛いかもね」とか、その転倒の程度みたいなものを見極めることが出来てきていましたが、今回のあかりの転倒は目撃した瞬間に「今のは本当にまずい」と青ざめてしまうほどにかなり危なかったというのが正直なところです。
ヘルメットを被った頭がコンクリートに叩きつけられリバウンドするのを目撃した時は、息が出来なくなるほどの衝撃が走りました。


頭部強打からの経過

頭部強打したのが9時30分前後。
当然すぐにあかりの様子を伺いました。

  • 1分程度の意識消失、懸命に呼びかけるものの反応せず(ウー、ウーと呻きはするものの呼びかけに反応無し)
  • 顔面蒼白
  • 必死に呼びかけを続けると一瞬目を開けるもののすぐに閉じてしまう
  • 意識が戻り僕からの問いかけ、自分の名前や年齢、生年月日、通っている中学校名、数字の逆唱、僕が出している指の本数などは答えられ、ここはどこか?の問いにも答えられる
  • あかりより「なんでこうなったの?」という質問が3〜4回繰り返され「その瞬間と前後」の記憶消失、俗に言う近時記憶の健忘症状
  • 僕の指を目いっぱい握らせる、四肢の痺れや痛み無し
  • 自車で帰宅途中、帰宅後の吐き気と嘔吐
  • 10時頃、帰宅後横にさせるもチアノーゼ傾向で震えているような仕草を確認


一旦帰宅して様子を見ようと判断しましたが、帰宅後嘔吐を繰り返したため10時55分(スマホの発着信履歴より)救命救急センターに問い合わせ、救急外来受診。
13時30分頃CT撮像で出血などは認められず脳震盪との診断。
硬膜下出血や硬膜外血腫、脳挫傷ではなく、帰宅して安静にとのことでひとまずは安堵。

ただ、14時位に病院から帰宅した時こそ顔色は少し戻っていましたが頭痛は継続的にあるようで、夜にはまた強い吐き気を感じ(頭痛より吐き気が不快だった様子)、何度かえづいて苦しんで、ようやく吐き出すことが出来てからはすっきりした顔で就寝しました。
頭部を強く打った時にはその後24時間くらいは数時間おきに呼びかけて反応を見るのが大事とのことで、夜中も妻が呼びかけましたが異常反応は無し、朝も頭痛はあるものの吐き気や四肢の痺れなどなく、食欲も戻り回復傾向です(念のため学校は休ませましたが)。


ヘルメットはマスト

今回感じたのはヘルメットを装着していたのが不幸中の幸いだったということです。
診察頂いたお医者さん曰く、脳震盪とはいえ短期間で同じことが発生すると今度は命に係わることがあるため、最低一週間、心配ならば一カ月はスケートボードはお休みさせてくださいとのことです。
ヘルメットを装着していてもこのダメージですから、もしヘルメットを装着していなかったらと考えただけでゾッとしてしまいます。
変な言い方ですが、ヘルメットに命を救ってもらったと言っても過言ではありません。

あかりも太郎もスケートボードを始めてからは必ずヘルメット装着を習慣化していました。
子供たちが日常的にヘルメット装着しているのと、見た目がカッコいいヘルメットを所有していたため、最近ストリートデッキを購入した僕も昔ほど「ヘルメットダサい」なんていう抵抗感もあまり無く装着するように意識していたんですが、分かってはいたつもりですがやっぱり頭を守るという行為は絶対必要だなと痛感しました。
肘・膝・手首のプロテクターもあればベストですが、それよりもなによりもヘルメット。
極論かもしれませんが、腕とか足は骨折しても治りますけど、頭だけはシャレになりません。
上手な人だったらそもそも転倒しないし大丈夫なんだと思いますが、僕みたいなヘタッピーにはヘルメットはマスト。
そして日に日に上手くなっている子供たちはどんどん難易度の高いトリックにチャレンジしますから、やっぱりヘルメットはマスト。

ようやく落ち着いて眠っているあかりさん、これが原因でスケボー辞める気は毛頭ないようです。
一晩明けた本日は、起き上がることは出来ますが、まだ少しフラついて横になってた方が楽だとのこと。
ただ食欲は戻り、少しずつ食べても吐き気は無いようです。
今週中頃までには学校に復帰してほしいけど、せめて一週間くらいは激しい運動は避けて安静に過ごしてください。
巨大なタンコブ早く治るといいね。

現場に居合わせた皆様、御心配をおかけして申し訳ございませんでした。
また、当エントリーの原文となった投稿をInstagramにアップしたところ、非常に沢山の方々からのコメントやDM、LINEで温かいメッセージを頂きました。
皆様のご温情誠にありがとうございました。
皆様に気にかけて頂けて、愛されて頂けて、あかりは本当に幸せ者です。
復帰したらまたあかりと遊んで頂ければ本人も僕もとても嬉しいです。

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