oasisのFUJI ROCK FESTIVAL ’09でのライブを映画館で観ました

もう観れないと思えば思うほど観たくなるのが人間の性かもしれません。
それが自分が好きなバンドのライブだったらなおさらです。
解散してしまったバンドの伝説のライブ映像、まるっと映画館で期間限定上映とのことで、矢も盾もたまらず試聴してきました。
泣いたよ。





oasis(オアシス)とは

オアシス(oasis)は、イギリスのロックバンド。
1991年結成。
2009年解散。
ビートルズ、ローリング・ストーンズなどから続く正統派ブリティッシュ・ロックを踏襲した、ブリットポップ・ムーブメントの代表格であり、近年のイギリスの国民的ロックバンド。
世界的にも人気があり、全世界でのCDトータルセールスは7000万枚を超える(2009年時点)。

Wikipediaより引用


好き嫌いはまた別として、oasis知らない人っているんでしょうかね?っていうくらいメジャーなバンドですね。
典型的なブリティッシュロックで、僕の中でイギリスのバンドと言えばビートルズと並び立つくらいのバンドです。
リアムとノエルのギャラガー兄弟がバンドの核となり、その楽曲とは正反対の過激な発言も魅力でした。

僕自身もoasis好きなのですが、それに輪をかけて家内がoasis大好きで、僕らの結婚式で使う曲に「oasis絶対使うマン」と化し、” Don’t Look Back In Anger ” を使った記憶があります。
あの頃は良かったなぁ〜(えっ!?

一説には兄弟の仲違いで解散してしまったとのことですが、あの時はショックでもう二度とoasisのライブを観ることができないのかと悲観に暮れたものです。


oasis FUJI ROCK FESTIVAL ’09

ある日帰宅すると、家内がいつも以上に鼻の穴を大きくしながら、一枚のビラを見せて来るのです。
「oasis FUJI ROCK FESTIVAL ’09」と書かれたビラ。
よく見ると2017年3月4日から”期間限定”で映画館で上映されるとのこと!

おいマジか!?
FUJI ROCK FESTIVAL ’09でのoasisのライブは直後に彼らが解散してしまったということもあり、文字通り日本で最後のライブとなった伝説的なライブです(実はこの時のライブ、僕は生で観ているんですが)。
それを丸ごと、しかも映画館のデカいスクリーンで観ることが出来るとか至高の幸せじゃないですか!?
しかもさらに調べてみると、大都市では2週間の上映期間なのに、ここ山形では2017年3月4日19時から一回こっきりの上映というすげー田舎感、いや、すげープレミアム感!

この日の午前中は同じく同日から上映開始のドラえもんの新作映画を子供達と視聴予定です。
うーん、一日二本映画視聴かぁ…
でも解散しちゃったバンドの伝説のライブを丸ごと観れる、しかも上映はこの日だけっていうチャンスをみすみす逃すわけにはいきません。
妻にケツを叩かれ「この映画絶対視聴するマン」と化した僕は、すぐにチケットを予約するに至ったのでした。

てか何故この時期にあの時のライブを上映なんですかね?
もしや再結成の布石なのか?
ギャラガー兄弟お金無くなっちゃってここらで一稼ぎなのか?
なんとなくゲスな勘繰りしたくなっちゃうんですが、実際のところどうなんでしょうね?
いや、観れて嬉しいんだよホントに。
でも何故こry…(ゲスい)

oasis-movie
ガン上がり(主に家内が)


観た歌った泣いた

山形で唯一の上映となった会場は、僕の自宅から程近いイオンモール天童内の映画館でした。
会場に着くと、いかにもライブハウスやフェスに行きそうな雰囲気の人たちに溢れ、映画館の雰囲気じゃなくてライブを観に行くような感覚になりました。
普段この映画館は結構利用するのですが、シアター内がこれだけ人に溢れているのを見たのは初めてです。
比較的小さいシアターでの上映でしたが、それでも満員御礼。
oasisがいかにすごいバンドだったかを再実感しましたし、こんだけたくさんの人達と同じ映画(ライブ)を共有できるというのはいい時間の過ごし方だなーと感じました。

映画が始まると、実際に生で観たこのライブの時のことを鮮明に思い出しました。
2009年7月24日、FUJI ROCK FESTIVAL ’09の初日。
朝から降り続いていた雨は、夜になると体力を確実に奪っていきました。
そこに登場したイギリスの雄、oasis。
カメラは登場の瞬間から丁寧にバンドを追い続けます。
例えば3曲目 ” Lyla ” で故意かどうかは不明ですが間違った歌詞を歌い続けるボーカルのリアムに対し、コーラスを入れる兄のノエルが「勘弁してくれよ」と言わんばかりに睨みつける様子さえもはっきりと映し出しています。
傍若無人なロックスターと思われがちなリアムが、実は細かくマイク音響の指示なども出しながら全力で真摯に歌い続けている姿。
Half The World Away ” や ” Don’t Look Back In Anger ” などで見せたノエルの優しい表情。
そういった微細なところまで、しっかりとこの作品のカメラは捉えています。
大雨の中でのライブだったため、あの場を過ごすのに必死で細かい部分まで覚えていなかったのが正直なところですが、失われた記憶は間違いなくこの映像で補完されました。

それにしてもoasisは、本当に絵になるバンドでした。
体を少し斜めに傾け、ガニ股で膝をわずかに曲げ、両手を後ろに組み、そしてマイクに上唇をつけて歌うリアム。
彼を左側から撮影すると、その先には伏し目がちに職人然としながらギターを紡ぎ続けるノエルも同時に映ります。
この二人が視界に同時に収まった映像を観たとき、胸の中に不思議な高揚感が湧き上がりました。
これぞoasis。
映画が終わってしばらくは妻も僕も感動のあまり座席から立てず、ようやく立ち上がって歩き出してもフワフワと1センチくらい浮遊しているような、何をしたらいいのか分からない状態になりました。
自宅に帰ってからも同じ状態で、先ほどまで「あの曲のあそこの部分が〜」とか「あのアルバムに収録されてたあの曲とあの曲の順番がライブでは〜」とか、話題が全く尽きません。
現在妻は子供達を寝かしつけていますが、おそらくこの後起き出して来てまた感想を語り合うでしょう。
映画も音楽もどちらも好きですが、その両方を同時に楽しめたいい1日を過ごすことが出来ました(あっ、今日の午前中に観たドラえもんも面白かったよ)。
今日はoasis聴いて寝ます。

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本日2回も映画館来たで!

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映画館デートとか甘酸っぱいぜ

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映画館デートとか甘酸っぱいぜパート2

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甘酸っぱいのか?