新庄ライブ最高だったぜ!!!

予告していた新庄での初ライブ、盛況のうちに終焉しました。
スッゲー疲れた。
でもスッゲー楽しかった!
同じ県内でもあまり縁のなかった新庄。
でも物凄くいいイベントでした!





新庄のみんなはあったかい

告知エントリーでも記載していましたが、新庄はハードコアバンドが多いとのこと。
正直ハードコアっておっかないじゃないですか?(以前も書きました)
行きの車の中でも戦々恐々、半分涙目で会場に到着しました。
リハも終えて続々集まる新庄の皆様。
見るからにおっかねー人達がチラホラいらっしゃってガクブルだったのですが、皆様とても気持ちがあったかい。
見た目と違って気さくで優しくてあったかくて、春とはいえ寒風の吹く新庄の街の喫煙所が一大交流所的様相を呈して、一般の方々の邪魔になっていたような気がします。
なんだ、ハードコアっていいじゃねーか!?
ウチのバンドもハードコアバンドに鞍替えしようかな?と一瞬だけ思いました。


大アクシデントでも盛り上がった!

僕らは普段、ライブハウスという環境で、オールスタンディングが当たり前の環境でライブをやっています。
今回の会場は駅に隣接したホールのため、大きなスクリーンが使えるメリットがあるものの、据付の椅子が取り外せないという不安材料がありました。
いつものノリのライブをお客様に座りながら冷静に見られるのって、まるで僕らという珍しい昆虫を鑑賞されるかのような、羞恥心の極みです。
まあそれでもいいんですが、僕らの前にライブを演った対バンの皆様がとてもいい感じで会場を盛り上げてくれました(特に青森のお友達 blue colorS お前らサイコーだったぜ)。
よっしゃ、それでも座ってる人がいるのなら、こっちから煽って立たせてしまえばいい。
いつも通りの強引な煽りで、フロアのお客様が全員立ってくれて僕の愚息もビン勃ちしました(どうでもいいですね)。

やっぱりデカいスクリーンに映像投影して、デカい音出して、みんなを煽って、一緒に踊るライブはとても気持ちがいい。
ライブ終盤、僕のポカによってドエライアクシデントが発生してしまいました。
昔の僕のメンタルだったらきっとそこでライブを辞めていたでしょう。
でも演りきった。
メンバーには迷惑かけたけどやりきった。
多分それは自分自身すごく楽しかったからだし、お客様にも最後まで楽しんで欲しかったから。
クオリティがどうだったかは、まだ客観視できませんが、とても楽しくライブできました。
大トラブルの原因のタオル、今後ステージには持ち込みませんはい。

ファイル 2016-05-01 12 07 53シルエットだと絵になるリーダー
ファイル 2016-05-01 12 29 08シルエットだと絵になるリーダーとALEX
ファイル 2016-05-01 12 08 10シルエットじゃなくても絵になる小生
ファイル 2016-05-01 12 32 32我らeverything-different


音楽で世界は変わらないけれど

終演後、僕がライブ中話したことが一部のお客様の心に響いたとのことを主催者の Pinhead screamer のタクミくんに教えてもらったので改めてここに話したことを記しておきます。
今回のライブは「復興支援チャリティーライブ」と銘打って企画・開催されました。
企画時点からお誘い頂いており、大変光栄なことだとの思いもありましたが、タクミくんには申し訳無いなぁと思ったこともあります。
僕は普段「チャリティー」とか「ボランティア」とか、耳障りのいいコトに関して、正直無関心、いや、嫌悪感さえ感じていました。
そんな僕がこういう主旨のライブに出演してもいいのか?
散々悩みました。
そんな折、熊本での大地震が発生、当地の方々の惨状がメディア越しに伝えられる度に胸を締め付けられるような気持ちになりました。
薄情なようですが、数々の映像でその惨状を認識はしているものの実際にその揺れを体感していないため「大変なことが起きている」という事実は分かっているつもりですが、どこか他人事であることは否定できません(当地の方々には大変心苦しいのですが)。
そんな僕に何ができるのか?
そうだ、ライブに出よう。
それで幾らかでも協力できるのなら。
モヤモヤしていたものがスッと晴れるようにライブ出演を決めました。
大げさかもしれませんが、僕ら三人は日本にために昨日新庄に集まってライブを演ったんです。

でも僕らは所詮無名のアマチュアバンド。
そんなバンドが「窮状を救う」とか「世界を変える」とか仰々しいことを成し遂げられるとも思っていません。
いや、そもそも「音楽で世界は変わらない」とさえ思っています。
被災地の方々にとって最も優先順位の低いモノが音楽かもしれない。
僕らの曲はメッセージ性があるとは言えません。
しかし、昨日僕らのライブを見てくれたヤツが、何かを感じてくれて、ソイツが行動してくれたら「世界は変わる」と思う。
僕らのライブで世界は変えられないけれど、僕らのライブで誰かのケツをひっぱたくくらいはできるかもしれない。
そうありたいと思っています。

最後に、昨日足を運んで頂いたお客様、対バンの皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!
この場をお借りしてお礼申し上げます。
次回ライブは7月野外、待ってろよ、ピース!

ファイル 2016-05-01 12 03 47イベントのフライヤーと実際のライブ風景。なにこのデジャブ感!?