遅ればせながらiQOS始めました

小生喫煙歴20年、38歳の健康優良不良少年です(色々と計算が合わないのはお察しください)。
「タバコを辞めるか?会社を辞めるか?」という選択を迫られたら相当悩んで選択しきれず自決する覚悟があるほどの愛煙家だと自負しています。
しかしこのご時世大手を振ってタバコを吸うのも大変です。
タバコを吸っている分際で今更健康に気をつけたいとは毛ほども思いませんが、せめて周りに迷惑をかけないように。
いや、それも建前で、ガジェット感がたまらず話題のiQOSを始めてみました。





iQOSとは

iQOS とはフィリップモリスが長年開発を続けてきた害の少ないタバコです。
開発費に2500億円かかったといわれています。
昨年の9月に主要都市にて先行販売が開始され、今年4月より全国で販売開始されました。

新時代、始まる。
まったく新しいたばこの誕生です。

スイスで開発されたiQOSは、革新的なたばこ加熱システムです。
火を使わない、灰が出ない、ニオイが少ない、本物のたばこ葉を加熱。
iQOSは、たばこの豊かな風味と満足感ある味わいをご提供します。

iQOSの技術は、ヒートスティック内の高品質かつ特別ブレンドのたばこ葉部分を、燃やすことなく、正確に制御された温度の範囲で加熱し、味わい豊かな体験を生み出します
紙巻たばこの喫煙から得られる味わいを再現できると同時に、燃やさず加熱することにより、煙が出ず、灰が出ず、紙巻たばこの煙に比べてにおいも少なくなっています。

iQOS HPより引用


俗に言う電子タバコにカテゴライズされるんでしょうが、電子タバコのような液体は使っておらずタバコ葉を使っているので、財務省からはパイプタバコとして分類されているそうです。
僕の身の回りでも昨年末くらいから愛用する人が増え始めました。
当初は普通のタバコで充分だと思っていたんですが、ガジェット好きの心を掴むそのフォルムがたまらず、入手困難の中なんとかゲットすることが出来ました!

iQOSガジェット好きの心をくすぐるシルエット


全然大丈夫!ちゃんとタバコです!

まずはそもそも吸ってみてどうなのか?
本当にタバコを愛する僕が、火を使わないiQOSに納得できるのか?
普通のタバコからいわゆる電子タバコに切り替えらえるのか?
ここが一番気になるところです。
結論は、全然大丈夫!
ちゃんとタバコです!
具体的に言うと、たばこを吸ってる感がちゃんとあるんです。
さすがに最初の1本目は「不味い」と思ったんですが、慣れてくるともはやタバコ以外の何物でもありません。

逆にiQOSに慣れてから普通のタバコを吸ってみると、今までうまいと思っていたタバコが不味くて不味くて仕方なく感じてしまうから不思議なものです。
これは後述しますが、火を使わないことと、タールが含まれていないことが関係しているんじゃないかなと思います。
タバコであることに変わりはないんですが、今までこんな身体に悪そうな味のものを吸っていたのかと思うとゾッとする次第です。


煙がほとんど出ない

普通のタバコに火が付いてる時に出る煙(副流煙)は、iQOSでは出ません。
iQOSの場合、喫煙者が吸い込む煙(主流煙)と、喫煙者が吐き出した煙(呼出煙)は、水蒸気とニコチンが混ざったものだそうです。

iQOSは「タール」が含まれていません。
タバコの害の95%って、実はタールに含まれる有害物質なんだそうです。
iQOSではニコチンを摂取しますが、タールは含まれていませんので健康面でもありがたい商品です。
当然吸う人の周りへの健康にも影響しますよね(まあそれでもタバコには変わりないんですけどね)。

さらにフィリップモリス社では、iQOSの人体への被害についてなどの研究を続けているそうです。
これがちゃんと世界に広まれば、もっとiQOSユーザーが居心地のいい時代になる日がくるかもしれません。
頑張ってほしいです。

そしてタールが入っていないので(というか燃やさないからタールが出ない)部屋の壁紙が黄色く変色するヤニ汚れも起こりません。
今までは壁紙を汚さないように、家族に迷惑がかからないように、暑い日も寒い日も、アメニモマケズカゼニモマケズ(宮沢賢治風に)庭で喫煙していましたが、これで心置きなくリビングで大河ドラマを見ながらソファで吸えます!(嘘です、家の中では吸いません)


匂いが少ない

さすがに匂いがゼロではありません。
でも、タバコを吸わない人の前でiQOSを吸ってみて、皆一様に「タバコの匂いがしない」といい反応です。
家内曰く、1〜2mくらいまで近づくと焼き芋の様な匂いがするとは言いますが、普通のタバコとは比べものにならない程その匂いは軽微な様です。

これ、実は僕の様な営業マンにもってこいなのではないかな?と思います。
いろんな局面でしばらくタバコが吸えないからと、お客様に会う直前についついタバコを吸っちゃいます。
僕本人はあまり気づいてないのですが、おそらく非喫煙者の方だと、口臭やスーツ、服に浸み込んだ匂いですぐにタバコ臭いって分かっちゃいます。
おそらく今まで、お客様に不快な思いをさせてきたことでしょう。
でももう大丈夫。
僕はiQOSで無味無臭な男になりました。


灰が出ない

今まではタバコを吸っていると、注意していても灰皿の周りなどに灰がこぼれて汚れてしまうことがよくありました。
しかしiQOSは火を使いませんから当然灰が出ませんそして汚れません。
車の運転中にタバコをシートに落としてあたふたすることも、気が付いたらTシャツやスーツに火種で穴が開くという心配もありません。
火を使わないので火事になる心配も皆無です。

ただ、喫煙者は火を使うことにこだわりを持つ方も多く、火を使わないことに抵抗感を示す方もいらっしゃるかもしれません。
御多分に洩れず僕も、タバコに火をつけるライターにはいろいろとこだわりを持って選んできました。
お気に入りのライターでシュポっと火を付ける、その一連の行為が大人の嗜み的な感じで好きだったので、「火を付けてこそタバコ」と思う気持ちも理解できます。
しかし、iQOSの体験はそれらを上回ってしまいました。
そもそも火を使わないというのは、いろんな意味で安心です。
我が家には7歳の娘と3歳の息子がいて、突然抱きついてきたりするのですが、やけどやケガ、火事の心配がありません。

cigarette lighter最高に気に入っているライターですが今後出番は限局されるでしょう


まとめ

いいことばかり書きましたが、デメリットもあります。
例を挙げると

  • 導入コストがかかる
  • 1本吸うごとに充電が必要
  • 味や強さの種類が少ない
  • メンテナンス、お掃除が必要
  • 荷物がひとつ増える


こんなところでしょうか。
ただ、僕にはデメリットを凌駕するほどのメリットしか感じられませんでした。
嫌煙家の皆様にはそれでも受け入れてもらえないのでしょうが、どうせ嫌煙家の方々は何を言っても非国民扱いでこちらを叩いてきますので、ほっとく事にします。
そもそも嫌煙家の人にに好かれようとも思ってiQOS始めたわけではないのでね。
現在iQOSの専用タバコは普通にコンビニでも入手できますが、肝心のiQOSキットが入手困難状態が続いています。
この状態が続いて下火になっちゃうのも困るので、欲しい人にすぐ供給されるようになって欲しいと願っております。
世の愛煙家よ、iQOS吸って立ち上がれ!w