2012年雑感

早いもので2012年も年の瀬と相成りました。
まずは今年もこの様に一年を振り返れるという、至極当たり前と思われる事に感謝したいところです。
35歳、人生の折り返し地点が見え始めた2012年、来年へ繋げる意味でもじっくりと振り返ってみる事にします。





周りあっての僕だから

うーん、じっくりと振り返れば振り返る程、今年はこの一言に尽きますね。
今年程このように感じた事は無かったかもしれません。
親・兄弟・妻・子供達。
バンドメンバーに友達に同僚、取引先の方々や会った事も無いWeb上の方々。
その全ての方々がいらっしゃって、支えてもらっているからこそ、自分が生きていられるという事を痛感しています。
誰にでもあるとは思いますが、私にも若い頃「自分一人で生きている」なんて調子こいて、肩で風を切ってる時期がありました(中二病的な感じね)。
でも本当はそうじゃない。
自分一人では何も出来ない。
「周りあっての僕だから」
そう感じるようになったのは、自分がいい意味で成長したからかもしれません(単に歳取っただけかもしれませんが)。


来年以降の自分の生き方

では来年はどんな年にしたいか?
未だ頭の中でまとまっておらず具体的な言葉で言い表す事は出来ないのですが、身の回りの余分な”モノ”を削ぎ落としたいかなーと漠然と考えています。
見渡せば私の身の周りには”モノ”に溢れています。
(ここでいう”モノ”とは物理的な”モノ”だけではありませんので察して下さい)
皆さんもそうだと思いたいのですが、今までの私は”モノ”に囲まれる事により、何となーく根拠のない安心感を得ていた様な気がしてならないのです。
でも最近、それはちょっと違うんじゃないかと感じる様になりました。
身分不相応な、過剰な”モノ”は雑多以外の何物でもない。
雑多なだけの”モノ”に囲まれるのは幸せな事ではない。
この様に考える様になったきっかけがあります。
昨年自邸を新築した際に、自分の心地良い空間を考える際、担当の設計士の方にこんな事を言われました。

自分に心地良い空間は、実は1畳の広さがあれば出来るんです。
まずお気に入りのパーソナルチェアを1脚手に入れる。
金額は予算の3倍から5倍、10倍でもいい。
できれば作家ものの名作を分割払いにしてでも、苦労して、良く吟味して買う。
次に足元に敷く小さなカーペットを選ぶ。
カーペットによって場所を占有できます。
あとはコーヒーテーブル。
自分のお気に入りのモノが置ける。
この3つが基本で、加えるなら照明。
コーヒーテーブルの上に置いてもいいし、フロアライトでもいい。
光によって自分専用の場所が完成します。
それと、コージーな空間にしたいならパソコンは持ち込まない事。
これも大事なポイントです。

この言葉を聞いた時、自分の頭を殴られた様な気がしたのを覚えています。
空間作りだけじゃなく、自分のライフスタイルをコーディネートする際もこの考え方は真理だと感じました。
モノや情報に溢れている昨今、それらに振り回され、無駄に気持ちが消耗し、自分の本質すら見失ってしまう事があり得るのです。
まあこれは、流行りに乗っかっとかなきゃいけないんじゃないか?とか、○○の製品は無条件に買っとかなきゃいけないんじゃないか?などと思いがちな私の心の弱さに起因するのですが…
本当に自分に必要な”モノ”だけを求め、シンプルに、スマートに生きる事こそが、真の人間らしい生き方なのかもしれません。
そしてそれこそが、至高の幸せなのかもしれません。
ネット上では「断捨離」という言葉が流行りました。
「断捨離」、しなければと思ってはいますが、正直出来てないなあ…

冒頭にも書いた通り、私は来年で36歳。
人生の折り返し地点が見え始める歳になります。
元来の体たらくが招いた事とはいえ、体型にも身の回りにも、無駄な贅肉が付き過ぎました。
来年以降は、体型と共にダブついた身の回りの余分な贅肉を削ぎ落とし、よりシンプルに、よりスマートに、よりスタイリッシュに生きていきたいと思っております。
自称オシャレ番長を名乗る私。
外面だけでなく、内面もスタイリッシュになりたいものです。
なーんてカッコいい事をツラツラ書きましたが、年始早々にiMac買うんですけどねw
本当に必要なモノだから仕方ありませんと開き直ってみたり。
あー、iMacクソクソ楽しみだぜー!
(全然削ぎ落とす気ねーじゃねーかというツッコミは無しで)
来年も湧き上がる煩悩と闘っていきますよw


何はともあれ…

本年も若輩者の私とお付き合い頂いた全ての皆様へ、厚く恩礼申し上げます。
来年も仕事に遊びに音楽活動に全力でぶつかっていく所存です。
皆様とも変わらないお付き合いをして頂きたいと願いつつ、本年最後のエントリーを結びます。
それでは皆様よいお年を!

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